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2013年5月 9日 (木)

たこちゃんズの、電撃!能登半島一周旅行(その3)

 あー、本日は連休が終わってまだ三日目だったワケですが、ワタシもいきなり”根詰めて”たらアッと云う間にカラダの各部がバラバラになっております(笑泣)。トシあるね関係者の皆様は、カラダを労ってあげてくださいね。

2013050901201305090220130509032013050904 ・・・今日は昨日の続きで、いまだ4月28日(日)の午後のおハナシ。

 「おーい!たこちゃんヨメやーい!!」っと、海にハマらぬ様に時折足元を確認しながら、石台の上をピョンピョンと小走りに進みます。

 長い年月の間に、波が穿って少しずつ複雑な造形に形造られてきたのであろう岩肌の洞穴。岸壁に沿ってしばらくの間はこの洞穴内を進んでまいります。

 昼もなお薄暗い空間ですが、ところどころ漏れ差す陽光により、一種幻想的な雰囲気を醸し出しております。歩行者用の通路をはずしてしまえば、足元は本来すべて日本海の水面なのでありましょう。

2013050905201305090620130509072013050908 このあたり、満潮時の水位はどのあたりになるのかと思いますが、ところどころに池の様な水溜り(と云っても、めちゃくちゃキレイで透明度の高い海水なんですが)が形成され、「フジツボ」とか「アメフラシ」系の生物観察にはもってこいのスポットです。

 コケなのか、岩海苔の類なのか、そのスジの知識に疎いワタシには皆目分かりかねますが、キレイな海水のせいで、どれもドレッシングかけて今すぐに食べられそうに見えるルックスの海草がそこらへんに群生しています。

 たこちゃんヨメは「コレ、どー見ても海草サラダに入ってるヤツよねー」とか云いつつ喜んでおりましたので「拾うんぢゃねーぞ!」と一応クギを刺しておきましたが・・・ホント、実際喰えそう(笑)。

2013050909201305091020130509112013050912 一方、ひたすら喰い意地の張った夫婦とは対照的に、子供さんを連れてきていたお父さん方は、この場所で海洋生物の生きた勉強をさせていらっしゃいました。

 夏休みなどは、さぞや観光客が多いのだろうと思われますが、宿題の自由研究などにはもってこいのネタがそこいら中にあります(生物・植物・地層・地形などなど、その切り口は多彩)し、「クジラの形をした遊覧船」も別途料金で航行しておりますので、御家族皆さんで行っても楽しめる好スポットと云えるでしょう。

 但し、足元はあくまでも海(踏み石の表面にもコケ生してたりいたしますし)ですから、お子さんの行動には目を光らせてないとイケないかも知れませんね。あまりにも凪いでますので、つい油断を生ぜぬ様、老婆心ながら。

20130509132013050914201305091520130509162013050917201305091820130509192013050920 次に目指したのは「恋路海岸」とその名もロマンチックなデート用スポット。

 写真はわざと他の人々を避けて撮影してきましたが、結構多くの観光客で賑わっておりました。

 夫婦岩に擬した天然の岩、日時計なのかな、不思議な青いオブジェ。

 そして、海岸を歩いてまいりますと、「えんむすびーち」と書かれた鐘。

 ・・・うーん、ちょっとベタな観光地だな、ここは。

 ところがさらに砂浜を進みますと、波打ち際のすぐ近くに屹立する小さく背の高い島(と云うか、大岩)が我々の目を奪いました。

 遠くに見えていた時には、アタマに髪の毛を生やした大岩にしか見えてなかったのですが、正面まで到達してみると、切っ先の鋭さがわかり、なかなかオツな天然オブジェであります。

 本名は看板にある様に「見附島」と云うらしいのですが、ガイドブックによると、やはり一般には「軍艦島」なのだそうです。

 干潮時であれば、島に触りに行けそうな通路(「見附島」看板の裏手)が水面上にすべて顔を出しているモノと思われますが、ワタシたちの来訪時には、とぎれとぎれになってる様だったので、ヤメておきました。水位がさがれば、ひょっとすると島の基部には岩の浜が出現するのかもしれません。

20130509212013050922 続いては、ガイドブックを見ながら「須須神社」にまいります。

 この奥能登の最先端部分は、現在「珠洲市」と云う名前になっております。読みは「すず」です。このネーミングの起源になっているのが、そもそもはこの神社の名前である様です。・・・関係無いけど、向かう道すがらに往年のモペット「リトルホンダ(自転車の様にペダルを漕ぐコトも出来る)」を発見して思わずパチリ。そんなコトしながらすぐに着いちゃいました。参道入り口脇では可愛い花々が出迎えてくれます。

201305092320130509242013050925201305092620130509272013050928 さっそく参道を歩いてまいりましょう。

 きっと、ここに掲げた写真では、とっとと本殿まで行けてしまう様に見えているコトでありましょうけれども、どーしてどーして(笑)、まー、登りの急勾配は果てしなく続きます。

 そうして、ようやく本殿前に到着。何事も苦労をしないと功徳は無いモノかも知れません。

 歴史の旧い由緒正しき神社です。やはり、幾度も再建されてきたのでしょうけれど、周囲の古木が醸し出す雰囲気は荘厳なものです。皆さんの安寧を御祈念申し上げてまいりました。

 ・・・そして、よせばイイのに(笑)、このたこちゃんズ旅ではスッカリ恒例となりました「たこちゃんヨメのおみくじ引き」。

 まずは中から可愛いお守りが出てきてちょっとウレシイ気分。肝心のおみくじの方は・・・「末吉」で、思わず「ザ・ハンダース」を思い出してしまったワタシはスッカリおやぢ。「商売→損にもならず利無し」「相場→損をする、あせるな」・・・どこをどう読んでも、またまたやっぱり「匍匐」の様です(「Wさま」さんからツッコマれないように予防線:笑泣)。 

2013050929201305093020130509312013050932 はい!ようやく「崖らしい崖」に到着いたしましたヨ。

 別枠料金を支払えば、特別展望台と称する「断崖宙ぶらりん」の味わえるコーナーに入れたのですが、上から覗き込むダケでも充分に堪能出来ます。

 絶壁ギリギリに建つ「四連小屋」は予約制の座敷であるらしいです。ここでプラモを作れば「ダメ男・能登篇」となるワケですが、コンプレッサー用の電源車が必要です(なにもここまで来てプラモ作らんでも:笑)。

 断崖の底を見ますれば、黒屋根の集落があります。ここは「ランプの宿」と云う旅館なのだそうです。ホンの15年程前までは電化が進んでおらず、テレビも見るコトが出来る様になった現在でも、ランプを灯して夜を過ごすのだそうです。オーシャンビューの部屋はきっと高いんだろうけれど、潮騒を耳にしながら、酒を嘗めつつ夜の海を眺められたなら、至福のひと時ではありましょう。

201305093320130509342013050935201305093620130509372013050938 そして、本日の「白眉」とも云うべきスポット、能登半島さいはての地に建つ「禄剛崎灯台」のふもと(?)までやってまいりました。

 まずは、灯台の登り口の対面にある「狼煙(のろし)道の駅」にクルマを停めておきます。

 「400m 8分」と入り口表示にありましたので、ナメて掛かっておりましたところ、途中でたこちゃんズ撃沈寸前まで追い込まれました(笑泣)。

 「看板に、この先の”斜度”を書いておけ、斜度を!」・・・ココロの準備はかくも重要であります。

 ともあれ、ハヒハヒしつつも、どうにか登山は成功(8分は80分に感じる:笑)し、目の前に突然広がる広場の奥には、彼の灯台が鎮座しておりました。通常の灯台の頭部のみをチョップして置いてある感じ・・・「うーん、ビミョー(笑泣)」。ともあれ、ここは紛れも無く断崖絶壁の上、心ゆくまで(と云うか、カラダに叩き込まれる様に:笑泣)崖から眺める日本海を堪能させて頂きましたヨ。

 これで、能登半島の「内浦」をとりあえず海岸線に沿って走破したコトになり、ちょっと安心(実はこの時、コレで”ブログねた三日分”にはなるな、と内心思ってましたら、本日ホントにそうなった:笑)。 

201305093920130509402013050941201305094220130509432013050944 ・・・さぁ、そろそろ日も暮れてまいりました。さいはての地「狼煙」をあとにして、本日の宿泊地「輪島」の市街地を目指します。

 本当は、この「狼煙」と「輪島」の間の海岸線が「いよいよ崖スポット(笑)」なのですが、予約しているペンションでの夕食タイムに間に合わないと大変ですので(とは云っても、狼煙を出る段階で到着遅延は確実であったので、既に詫びの電話をイレてあったのですが)、とりあえずは先を急いで、中間はぜーんぶトバし・・・トバ、トバ・・・「わー!!千枚田を発見!!」で、緊急停車(笑)。

 ちょうど夕日が降りていくタイミング、田植えを前に水を湛えた水面は妖しい光を放ち、これまた幻想的な美しさ。コレは「大吉」だろ、やっぱり(笑)。

 しばらくクルマを離れて千枚田に見とれているうち、いよいよホントに時間が押してまいりましたので、今度こそ真面目に輪島を目指します。といったところで、本日の御報告はこれまで。・・・あー、ツカれた(けど、楽しかったなぁー)。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

いやいや、このブログは本当に教養に溢れております。
古くからの日本の良き文化に触れる良い機会です。
恥ずかしながら珠洲市を知りませんでした。
何気ない地方の風景ではありますが、そこには人々の暮らしがあり、独特の文化があり。それらに触れるのは新鮮です。
都会暮らしは何かと便利です。
でも、人混みとコンクリートに囲まれた生活は何かと窮屈です。
ですから、都会の生活に疲れた人々は安らぎを求めてランプの宿を訪れるのでしょうか。
そして幻想的な千枚田の風景。
私自身と茶畑とミカン畑に囲まれた田舎育ちで千枚田にはご縁無く育ちましたが、それでも千枚田を見てノスタルジックな気分に浸れるのは何故?
日本人だから?
いやいや、ただ単に千枚田の自然風景が美しいからだと思います。

なんか面白そうなスポットがいっぱいですね、こう見ると太平洋側は無粋な建物やらゴミやらが多い印象です。

↑↑&↑「Ryo」さん、「一松」さん、いつも有難うございます。確かに能登半島の海岸線沿いには、都市部でひっきりなしに目にする「コンビニ」「ファミレス」「各種ベンダー」などが街道にほとんどありません。久しぶりに「サー○ルK」をひとつ見つけた時には、思わずホッとしたくらいですし(笑)。輪島宿泊時もタバコひとつ買うのに往生したものでした。便利さと無粋さは、もはや表裏一体なのですね。昨今、粋を極めるには修行が必要だよなぁー。

水平線と棚田が一緒に写ってる風景って、スゴくないですか?
荷物背負ったコペン、いいなあ。青空が懐かしい…

おみくじ、ツッコマれないように予防線←や・ら・れ・た(笑)。

なるほど、たしかにいい崖だ。
「断崖宙ぶらりん」コーナーは、高所恐怖症の方は足がすくみそうです。
上から見下ろす「ランプの宿」、ダメ男軍団総力戦でやる気出せばジオラマ化できそうですね。

 弾丸ツアーは、結構綿密に練られているんですね。勿論現地で面白そうなら予定変更とフレキシブルに対応して、まさに旅の醍醐味をしゃぶりつくしています。
 日本海上飛び石散歩、恋路海岸、見附島、須須神社、ランプの宿、禄剛崎灯台で、最後に夕日の千枚田って、旅番組にみたいな構成になっとります。またコペンのトランク上の荷物が旅情を誘います。。。
 やはり、崖といえば、日本海!崖といえば、サスペンスの犯人逮捕現場です。この後何かサスペンスがないな。。。まだまだ続く日本海崖紀行。。。
 これみていると、日本全国海岸線一周の旅にいってみたくなりますね。。。

思い出しました。のと鉄道になる前の七尾線とか能登線に乗りに真冬にこのあたり出かけた記憶があります。
途中で分岐する両線を全線乗るために輪島からバスでぐるっと海岸線をまわりました。狼煙とかの地名や千枚田もかすかに記憶があります。
どちらの路線も今は殆ど廃線になってしまいましたが…。

でもって、珠洲というとなんだか字面も響きもよいですが、ここにあった能登線の終点は確か「蛸」島駅だったような…。
廃駅に呼ばれたのですね。って…ちがうか。

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