いやはや、夏も真っ盛りの毎日ですが、地域によってはレコード記録の猛暑あり(Rたろう先生のトコ)、そうかと思えば毎日豪雨が降ってたり、その一方で取水制限が出ちゃうくらいに水源が渇水間近であったり、とかく世の中うまくハマらない物事も多いですよね。万事がピタッとウマイコト噛み合えばいいのですが、コレがなかなかに難しい。豪雨はダムに降ってればいいのにね。
ともあれ、本日は比較的涼やかであった東京は練馬からお送りする「マセラティでイッてみよう!Part3」でありますが、またまたブログ表題とはぜーんぜん関係の無い”昨日の続きっぽいネタ”で、どーにか渇水間近の”ネタの枯渇”を潤して(ゴマカシて:笑)まいりたいと目論んでおります。
本当は、昨日の遊園地ネタ、ああなる予定じゃ無かったんです。オチは(どなたも興味の無さそうな)往年の豊島園について、この際だからワタシ自身の老後の楽しみにと、記憶の限りを羅列しておいてやれと思っておりました。で、導入部分を書いてたら気がつけばあんな状態になってしまったので、軌道修正が困難となりまして「全国遊園地巡り」と相成った次第。
それにしても、ワタシが思いつかなかったスポット名がコメント欄にはたくさん出てまいりましたね。二子玉川園 とか、八景島シーパラダイス なんかは、名前を聞けば「あー、行ったコトあるぢゃん」なのですが、”脳内豊島園度数”が高線量を記録しているワタシの記憶媒体からはコボレ落ちてしまっていた様です。ああ、東武ワールドスクウェア は開場当時に一度だけ行ったコトがあるのですが、アレは遊園地と云うよりもテーマパークといった感じのところ(今は違うのかも)であったので、あえてイレませんでした。御殿場ファミリーランド、日本ランド(現ぐりんぱ)、ともにテレビCMをたくさん流していた時代もありましたね。「修善寺サイクルスポーツセンター」は、サイクルスポーツ誌を浴びるように読んでいた中学生の頃にはあこがれのスポットでしたが、ついに今にいたるまで訪問の実現に漕ぎつけてません。タンデム車とか、四輪車(もちろん足で漕ぐ)などの変り種に一度乗ってみたかったんですけどね。実は長じてからクルマで何度かトライ仕掛かったのですが、修善寺、遠いんですヨ・・・日曜日の日帰りではとてもじゃないけど往還は無理(いやもう混んでてねぇー)でした。
・・・あー、またまた導入部分に凝ってると、本題が遠のいてしまいますね(笑泣)。
豊島園(としまえん)は、練馬区のちょうどド真ん中を占める遊園地。今でこそ、都営大江戸線(旧名12号線)が開通し、都心部へ出るのも楽々と出来る様になりましたが、とにかくムカシの練馬は”陸の孤島”地域が多くて、ワタシの住んでた春日町(旧マイクロ・デポ店舗があったところね)なんかはその最たるモノでした。とりあえずは家から歩いて10分程のバス停に行き、いちおう時刻表は貼ってあるものの、ほとんど時間通りには来るコトがマレなバスをじーっと待つか、ちんたら35分くらい早足で歩いて豊島園駅(西武池袋線)を目指すかといった按配でした。結局どちらを選んでもたいして到着時間に差が無かったりするところも悲しいおもひでです。
ですから、練馬区中央部に住む者にとっての豊島園とは、遊園地である前に、まず”駅”だったのであります。これから池袋へお買い物に行こうとする場合もまずは豊島園。飛行機での遠出のために羽田を目指して行こうとする場合にも豊島園。もちろん東京駅や成田を目指す場合もそう。斯様に、練馬中央人はドコに向かおうにも須らく豊島園から始まってしまう生活であったワケです。・・・「世界は豊島園から(笑)」
なんか、練馬区の図書館に蔵書している”ネリマの歴史本”的なものを見ると、この豊島園と云う遊園地は大正年間から稼働しているらしいです。戦前にはすでにウォータースライダーなんかのアトラクションがあったりして、結構時代の最先端を行ってます。
企業向け(運動会など)に、だだっ広いダケが取り柄の運動場(かつてプールゾーンの隣に在った)の一日レンタルと云うのをやってたのも懐かしいです。よく、この運動場ではアイドル系テレビ番組の収録も行われており、ワタシは西城秀樹さんにここで会えました。収録が終わるやいなや、観客用の木製ベンチをぴょ~~~~ん、ぴよ~~~~んとハードルの様に飛び越えながら、まさに逃げるように何処へかに去って行きましたのを、昨日の風景の様に思い出せます(以前にも書いた様な気がいたします)。当日唄っていたのは忘れもしない「ボタンをはずせ」でした。
この運動場では、昭和三十年代から四十年代初めにかけての時期には、スタントカー興業というのも頻繁に行われていたと聞きます。燃え盛る炎の環を潜ったり、ドラムカンの上を走ったりといったアレです。オボロゲな記憶では、70年代中期に我が国でも一世を風靡したオートバイスタントの”イーブル・クニーブル(生涯骨折回数433回でギネスに載ってるらしい:笑)”さんも、その全盛期にココでスタントショーをやったコトがあると思います。
さて豊島園、夏のプールゾーンに行く場合には、”通”の練馬中央人は駅の正面にある”正門”からは決して入場いたしません。また、本園入場券とプール入場券は、あらかじめ近所の酒屋とか菓子屋、小学校に運動着を卸しているような用品(洋品)店において、割引券で入手しておきます。ついでにビールやジュース等々も買い込み、クーラーバッグに忍ばせておきましょう。豊島園はどこぞの○○○○○ランドみたいに、「外部食物(アルコールも)持ち込み厳禁」などのシバりがありませんでした(今もほとんどそうだと思うケド)。ここはひとつ、自作弁当&水筒なんて云うのも、いかにも昭和っぽくていいかも知れません。
豊島園はその全周に亘って、背の高いコンクリート塀で囲われておりますが、原則的には職員用とされている出入り口が数か所あり、その中の通称”第二通用門(春日神社の対面にある)”からも、そっと入場客を受け入れているのです。クルマで来園した場合、コレを知ってると知らないとでは、駐車場にありつく段階から大違いで、正門を目指して来た”一見の”ヒトビトは、たいがい遠く場外にある提携駐車場などに誘導されてしまい、夏休み中の日曜日などではソレだけで午前中をフイにしてしまいます。更に云えば、豊島園外周路の裏側65%くらい(尾○豊が”盗んだバイク”で遊んでいたと云うコトになっている向山公園のあたり)は、軽乗用車同士がすれ違うのも困難な狭小道路で、にも関わらず一方通行ではありませんので、ヘンにナビなんか見つつ知ったかぶりして入ったら、しばらくの間は相当な地獄を見る(笑)コトでありませう。
さぁ、もう一度おさらい(笑)です。入場券はあらかじめ”割引”で入手、ついでに好みの飲食料を調達、必ず第二通用門から入場(待機30分の余裕を見て、AM9:30には駐車場の列に並ぶ)・・・うーん、完璧だ。
・・・昨日、ミョーにひとりだけ盛り上がったワタシ、この夏こそは25年ぶりの豊島園プール入場を達成したいモノ、「ところで幾ら掛かるのかな?」と公式ページをちょと見たら、ソコに”定価”が・・・「うー、コレは高くてとても行く気にならん」 ワタシたち”練馬の子ら”には小中学生の頃に叩き込まれた”豊島園はタダ券で入るモノ”とのスリこみが根強くありますのでねぇー(当時、春日町の町会からは毎年”入場券+プール券+乗り物なんでも乗れる券×3”と云う極めて実用的なタダ券を家族のアタマ数分貰えたのでした)。
時代は変わり果てましたね。割引券の購入方法も、色々と調べてみますと”昭和”をまるっきり感じさせない方法になってしまっている様です。要するにメインストリームは”ヤフ○ク”。「豊島園 プール 割引券」とイレたら、出るわ出るわ、法人向け木馬の会(年間フリーパス契約のコト)用の一日フリーパス券がたっくさん出品されてます。いいのか?コレ法的には。まるで人気歌手のコンサート会場前にいるダ○屋みたいだよね。とりあえずここでは、「定価より安いから、コレでいいのだ(byバカ○ンのパパ)」と云う理解に落ちつけておきましょうね。
さぁ、プールゾーン入場口に最も近い第二通用門から駐車場に入り、クルマを置いたら一目散にプール更衣室を目指しましょう。とっとと着替えを終えたら、”流れるプール”の内側にあるスリ鉢状に掘り下げられたスペースの階段上に、本日の休息場所を確保、ビニールシートか新聞紙で”領土”を主張しておきましょう。目の前には”競泳プール(大プール)”と”小プール”と云う、なんのギミックも持たない地味なヤツしか無い反面、トイレや売店、そして”ハイドロポリス”の入場口は備えているゾーンです。日焼けしたくない方はトイレ近くの木陰を選び、ゴンゴン焼きたい向きは西向き階段のド真ん中にでも陣取りましょうね。
・・・で、遅くともPM15:00までには着替えを済ませてプールを出ます。そして、とりあえずはサイクロンかフリュームライドに並ぶ。どっちも待ちの所要時間は40分程度かな。無事にサイクロれたら(笑)、今度はミステリーゾーンです。洋風な外観に似合わず、中身は純ジャパニーズテイストのおばけ屋敷を、徒歩では無くてヘンな動力車に乗せられて進みます。ほとんど場内は真っ暗けで、何を見たのか覚えてないくらいにスゴイです。真夏の昼下がりには、その冷気が心地よいスポットでした。今でも現存稼働中であるのが驚きです。
あーもう、コドモの頃であれば、大ラスのシメはアドベンチャーゾーンアフリカ(通称アフリカ館)にキマってましたが、今や第一通用門ともども「トイ○らス」になっちゃってる場所にかつては聳え立ってました。それこそ”浦安”が出来る遥か遥か以前から存在した本格的な”ダークライド”施設は、その登場時には、練馬の子らにかなりの衝撃を与えたモンです。実際、その当時の国内にはコレに比肩するライドは無かっただろうと思います。
アフリカ館に熱い想いを持ったかつての”練馬の子ら”はいまやジジイとなり、2ちゃんなどでアツく語り合ってる模様です(こんなスレッドがある事自体が驚き:笑)。そこで見つけた動画があって、コレがまたレアな映像(音でます、注意!)でした。
ここらでちょうどPM17:00くらいかな。かつてはここから花火大会なんぞありましたが、いまやソレは夢になってしまいました。日暮れを待たずに帰るといたしますか・・・。
あー、もうスッカリ豊島園に行った気分になったので、これから無理にイカなくてもいいか(笑)。いえいえ、皆さん機会があれば行ってあげてください。そーいえば、一時期取り沙汰されていた東京都への身売り問題はどうなったんだろな。いつまでも練馬の真ん中で異彩を放ってて欲しいモンです。
それじゃー、また明日!
2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。
このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。