ほーっ、こんばんは!今日は久しぶりにアセをかく気候でしたが、暑いとは申しましても、さすがにホントの盛夏時ほどの勢いはありません。久しぶりに暑さを感じたのか、東京練馬では朝から遅れて来たセミさんたちが散発的に鳴き始めておりました(おせーよ!:泣)。もう、考えてみれば9月も半ば(はえーよ!:笑)ですね。暦の上ではとっくに秋ですが、そろそろ名実ともに残暑もファイナルに近づいているようです。



さぁー、こちらのブログ、夏の旅行記の方もようやく本日がファイナルとなりました。
今回の旅行記は日々のツカれに負けたワタシが、ついつい”小出し”にしてしまい、完結までにほとんどひと月が掛かったモンで、行った本人(書いてる本人:笑)も「コレってナンだっけ?」と今さら写真を見ても忘れちゃってる始末。あー、本日も8月15日(木)のAM9:45くらいのハナシからはじまりますヨ。
・・・で、まだ居るワケだ、福山自動車時計博物館に。一刻もハヤく帰路につこうとは思うものの、せっかくだからと展示車の一台一台をしっかり見ていこうとすると、とてもとても50分程度ではねぇー。博物館の玄関前には「極地用車」群がサビくれた状態で置いてあり、コレが看板代わりになって、異彩(ヘンなビーム:笑)を放っております。こういった日本の近過去史に関わる重要車輌群をダレも引き取って保存しようと云う動きが無かったコト自体がオカシイのですが、ここの館長さんがこうして引き受けてくださいました。



ふぅー、なんとか正味50分ですべてをひと通り回るコトが出来ました。
こうして朝一番から”カオスってる(笑)”と結構ツカれますなぁー。だけど、今日の勝負、本当はこれからであります。あっ、云っときますケドね、このあとはハッキリ云って面白くないですヨ(泣笑)。
AM9:53、オドメーター40,800Kmから本日の最終ミッションを開始いたします。
目指すは千葉の”たこちゃんズ家(ワタシの自宅)”、この段階でアタマの中でのザックリした計算では、東京東名用賀まで750キロ、千葉大網白里まで830キロと目算を立てておりました。「アベレージ時速70キロでも12時間ってとこかぁー。遠ーいなー、やっぱ!」

まぁ、四の五の云ってても、千葉は目の前にはやってまいりませんので、とにかく走り始めました。
「♪しぃあわっせわぁー、ぁあるいてこない、だぁーからあるいていくんだネっ」っと。
とりあえず、前回の夏の旅とは違い、今回の夏旅では「出来るだけ高速自動車道を使って日程のタイトさを補う」といったテーマを掲げておりましたので、この先高速上のイレギュラーな渋滞さえ無ければ、本日中になんとか帰宅できるんだけどなぁーと算段しておりました。いざ、参らん!

・・・まーねぇー、これまでの”たこちゃんズ車旅”に於いて、帰路一日での最長不倒距離は岡山県倉敷市内からのほぼ750キロといったところでした。
今日の場合はプラス80キロの上積みと云う感じになるんですが、この80キロって「なんだ、楽勝ダヨ!」と皆さん思うでしょ?確かにアベレージ80Km/hで走ればたったの一時間なんですが、アベレージが30Km/hを切る様な状態になりますと、相当コタえる距離となります。今のところ中国地方圏では順調さを保っておりますので、ヨカッタヨカッタ。



今日の出発地であった福山は御存知の様に、広島県内では一番東側、岡山県に近いところでした。
今までの感触から考えますと、大概岡山県内は何事も無くスルー出来るのですが、兵庫県(とにかくデカイ:笑泣)に入って”神戸圏”に向かおうとするあたりからは、大概何らかの理由により断続的な渋滞に見舞われたモノです。
ところで今回の復路では、有難いコトにココでは何の問題も無く、気がついたら「あー、甲子園だぁー」で、もチョット走ったら「あー、太陽の塔が見えるぅー」で中国自動車道の始点”中国吹田”まで到達したコトを知るに及びました。大体よくよく考えたら、大阪なんてぜーんぜん千葉からは近くないワケなんですが、ここまで戻ってまいりますと、気分はホームグラウンドと云う感じになりますから不思議なモノです。





さぁさぁ、この勢いを持続して”中京圏”を目指しましょう!・・・しかしながらVICS渋滞情報は無情にもこの先の名神では渋滞が断続的にある旨を知らせてまいりました。
うー、昼飯はちょっと遅くなっても、今の内に距離を稼ぎに稼ぎ、ランチは中京圏を過ぎてからにしようと思っていたのですが、その目論見は(やっぱり)見事にハズれてしまいました。
京都府に入ってからがいつも鬼門なんだよなー。とにかく琵琶湖をどーにかして上からか下からか越えなくてはなりません。いっそのこと「こんなモノ埋めてしまえ(笑)」といつも思うんですが、実際の琵琶湖は結構周辺の風景が好きだったりもするんで、ダレか「なんかまっすぐに橋掛けて(願笑)」頼むから。
ともあれ、その先の渋滞は結構キツそうなんで、とりあえずハラごしらえをするために琵琶湖目前の桂川PAに入るコトといたしました。ホントはその先の大津SAは琵琶湖を眺めながらの食事も出来るんでそっちがヨカッタんですが、絶対混んでるとみた(ソレはその後正解であったコトを知る:笑)。なんで京都桂川で”くまモン”なのかと云う混乱はさておき、表面を炙った”サバずし”は絶品のウマさでした(ああ、ここで酒が呑めないのがツラかった!)。コペ蔵に戻ってナビを見ると相変わらずに渋滞でマッカッカだなぁー。名古屋はまだまだ遠い彼方だわ。







・・・なーんて書いたあとにすぐ前言撤回、「名古屋行くのヤーメた!」
名神もこのあたりになってくるとそろそろ東名(上り)の情報がチラホラと入ってくるのですが、どーもいつもの連休渋滞で御馴染みのお決まりの場所が、すでに数箇所長ーい渋滞となっている模様。ここ名神でもこうしてすでに渋滞喰らってますからね、この先は如何にしても渋滞を回避しつつ帰りたいもの。
そんなコトをボンヤリ考えながら走ってたら・・・「うおー!シティ(初代)カブリオレぢゃん!!」まぁ、キレイだコト。このあたりのクルマでも今やほとんど30年落ちですからね、昭和も我が青春も如何に遠くになってしまったコトか(トホホ)。
で、結局東名方面には行かずに小牧に行って、そこから”中央道”に入るという、奇策(笑)に走りました。コレがうまくいけばいいんだけどなぁー。事前にPAで情報を精査いたしましたところでは、この先にはシリアスな渋滞は無さそうだし。
だけど、中央道がド渋滞になっちゃった場合には、いよいよドコにも逃げ場は無い様なイメージも根強くワタシの中にありましたので、コレは蛮勇を奮い起こしての決断とも云えましょう。

・・・あー、ところが、ところがですね、走り進めるウチにこの先長野県内には散発的な渋滞ポイントがあるコトが判明(結局大泣)。
このあたりで降りちゃうと、ほとんど山ん中の様な気がいたしますが、過日のコメント欄での「おぐ」さんの御意見同様に、如何にしても(たとえ遠回りでも、結局時間が掛かったとしても)渋滞はキライと云う難儀な性質を備えた”たこちゃんズ”はあえてイバラの道を歩まんと欲して勇躍高速を降りるのでありました。

あ、やっぱり。長野のド田舎地帯やんけ。だいたい国道ぢゃないヨ、県道だし。なんかいきなり山の中に目隠しされて放り出された気分。
しばらくナビを眺めていると、中央道は次第に遠くに離れていってしまいました。ちなみにココはいったいドコだったんでしょうか、今となってみれば、ワタシ皆目憶えてないのであります(笑)。・・・「あー、”しめじ”だぁー、ウマそーだなぁー」やっぱキノコ農家のお家だったのかしらね。



まー、お山ん中の、しかも夏の天気ですから、気まぐれ極まるんでコマってしまいます。
まっすぐな道を走っていると、やおら前方に滝が現れ、突如としてドシャ降りと化したりする様な感じです。
ソレがまたある地点を境にしてケロっとハレたりいたします。「まー、夕日がキレイだコト!」って、どーして東へ東へと向かって走ってるつもりのワタシの眼前に夕焼け空が見えているのでしょう。「♪にしからのぼったおひさまがっ、ひぃがしぃーーーにしぃーずぅーむぅー(あっ、たいへーん!)、あコレでいいのだー、コレでいいのだー」・・・ダレか止めて(笑)。うう、時空が歪んで本当のバカボンワールドに紛れ込んでしまったんだろうか。もうじき午後6時になろうかと云うのに、高速道路渋滞をカットしたその先のインターはまだまだ遠いな。



どーも、高速上のイレギュラーな渋滞の原因は、当日予定されていた諏訪湖の花火大会に向かう人々の群れにあった模様(後に皆さんからのコメントで知りました)です。
どうりで高台から湖を望める場所には浴衣を着た様な人々(コーナーリング中ですごくボケてますが、上右の写真のところ)が大勢いらっしゃり、ソレを見た車中のワタシたちも「なんかイベントやってるっぽいね」なんてハナシはしておりましたが。
あ?花火大会?中止だよ、中止!だって諏訪に着いたら、いよいよ大雨降ってるんだモン(泣笑)。ともあれ諏訪インターからようやく中央道に復帰、今度こそトントン拍子に帰れるといいなぁー。



その後も天候はピリっとせずに夏山の気まぐれさん。
何気なく用足し(とおツカれ:泣笑)のためにパーキングエリアに入ったら”八ヶ岳”とあるんでビックリ。コレってあの有名な日本アルプスを望むという八ヶ岳ですよね。天気が良くて今が昼間なら周囲の眺望が絶景だったかも知れませんのに、コレは惜しい!中央道は普段メッタに走らないんでひとつひとつに驚きと感慨があります。
さらに先を急がねばなりませんが、ようやく長野県内を抜けて、山梨県に突入したところで、もうお休みしたい気分に。ここ双葉SAはさっきの八ヶ岳PAの隣であります。「うー、もうツカれたよー。とりあえずデナーいってみよー、でなー。」・・・で、本日のディナーは富士山カレーとなりました。このカレー皿、ドコに売ってるんだろ。

・・・その後は、とにかく何しろ脇目も振らずに走り続けました。
中央道を走りきり、首都高4号新宿線、環状線、7号小松川線、京葉道路、千葉東金道路と一気にたこちゃんズ家へと帰ってまいりました。時刻を見れば、「おおっ、驚きの午後10時ちょっと」思ったよりもハヤかったなぁー(安堵&喜)。コペ蔵もゴクローさん。
まー、こうして辿ってみれば今回のたこちゃんズ旅も文字通りの”ぐらんどつーりんぐ”と相成りました・・・。
38,825Km 練馬区土支田のたこちゃんズアパート
(176Km)
39,001Km 静岡市内
(787Km)
39,788Km 愛媛八幡浜フェリー乗り場(&別府港フェリー乗り場)
(14Km)
39,802Km 大分市内
(239Km)
40,041Km 佐世保市内(往路:1,216Km フェリー乗船区間距離除く)
(133Km)
40,174Km 長崎市内
(52Km)
40,226Km 雲仙小浜市街
(62Km)
40,288Km 島原外港フェリー乗り場(&熊本港フェリー乗り場)
(512Km)
40,800Km 福山市内
(827Km)
41,627Km 千葉の自宅到着(復路:1,586Km フェリー乗船区間距離除く)
(総走行距離:2,802Km)
長かったこのシリーズ全18話もコレで完結です。明日からはまた”ネタ切れ”と闘います(笑)。
それじゃー、また明日!お休みなさーい。
2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。
このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。