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2013年11月27日 (水)

ブロアーモーターとかヒーターケース内部を詳解

 はい、こんばんは。きょぉーは、夕方から急に寒くなりましたねー。なまじ昼間が暖かかったんで、ちょっと油断してたら夕方には”木枯らし”吹き荒れる中での屋外作業となっておりました。皆さんもこれから年末に向けては、何かとお忙しいコトと存じ上げますが、くれぐれも風邪などお召しにならぬよう、お体のほうは御自愛くださいませ。

 そのような中、本日は「仙台のOさん」が予定通りに御試乗のための御来店。ここ数年の間に、今までもたびたび当店まで足を運んで頂いておりましたが、このたびも地元産のお米をウチの頭数分3袋、わざわざお土産に持ってきてくださり、心から感謝するものです(引き続きクルマの御検討の方もヨロシク:笑←ちょっと商売)。

2013112701201311270220131127032013112704 ・・・と、いったところで本日も、ある意味昨日から引っ張るネタとなっております。

 マセラティシャマル(松戸のAさん号)のヒーターケースに新品のブロアーモーターを仕込んで組み立て直す工程の”フィニッシュ部分”をお届け申し上げます。

 ポロポロに劣化したウレタンフォームを剥がしたり、残存する接着剤層を溶剤を用いてネタネタにして取り除いたりする、毎度お馴染みの”グロ系”画像は、当ブログのヘビーウォッチャーさん方の皆さんも飽きている(と云うか、フツー見たくねぇーよなー:笑泣)と思いますので、本日はサワヤカに洗浄と張替えが済んだ部材の特に裏側を御覧に入れながら、ヒーターケースを元のカタチになるまで組み立てていく過程をおハナシしつつ、今まで詳しく御紹介してこなかった(とワタシが思う)部分に注目して御案内してまいろうと考えております。

2013112705201311270620131127072013112708 ヒーターケースの内部にはここに御紹介する四枚のフラップと上の画像にありますリア送風口用の二枚のフラップが配置されております。

 金属板ベースの左側画像のモノは、ダッシュボード中央の二つのエアコン送風口とデフロスター送風をキメるフラップです。新品のウレタンフォームを張り替えた状態では想像も出来ませんが、昨日までは表面”粉(笑)”でした。

 そしてその隣の画像は内気循環と外気導入を切り替えるフラップで、ベースは樹脂ですが、ウレタンフォームを張ったそのまた表面には樹脂シートを張り込んであります。コレも中身のフォームは、やっぱ”粉”でした。一番上にあるリア導入用フラップも、もちろん”粉”でした。ああ、コナコナ(笑)。

 小判型の樹脂製フラップはヒーターケースの左右に配置される、足元への送風とサイドデフロスターへの送風をキメるものです。コレは写真の様に極めてムリなロードの掛かるステー部分がよく折れてます。・・・部品探しにイカなきゃ(泣笑)。

20131127092013112710 コチラは完成時に助手席側のセンターコンソール裏側部分に位置するコトになる三連のエアバルブです。

 バキュームの配管を変化させるコトにより、エアコンの”吹き出しモード”のサジ加減をいかようにも変えるコトが可能なのは、ビトルボマセラティのダッシュボード降ろしで場数を踏んでいる方々であれば、経験則でウラ技的にご存知であるかも知れません。基本的にまったく同じ構造のヒーターケースAssyを使っておりますが、実はデ・トマソ期のヒーターケースとフィアット期のソレでは、このエアバルブ回りの配管が異なるのです。そもそもエアコンコントロールユニットのタッチパネルの絵(人間の体の絵に←とか↓とかが付いてるボタンが二個あるでしょ)がデ・トマソ期、フィアット期で違うのに伴う処置であると考えられます。・・・フィアット期の”仕様”に基づく配管の方が、実際上の使い勝手が優れているので、デ・トマソ期モデルをフィアット期の仕様に改変する場合も多いです。

20131127112013112712 ・・・はい、ゴメンなさい!コレが昨日”訂正”をイレさせて頂いた部分のハナシです。左の画像にありますように、ヒーターケース内に尖端を差し込んで固定される温度検知センサーに繋がるカプラーでありました。・・・気を取り直して本題に戻れば、新品のブロアーモーターAssyを仮組みいたしますと、やはりいつものコトながら(泣)樹脂製シロッコファンの端面がヒーターケースに擦れて干渉いたします。純正の新品をちゃーんと正規ルートで注文して、やってきたばかりのモノを即日開梱しても、結局いつもこうなんですから始末におえませんなぁー、あっはっはははは・・・はぁ・・・。

20131127132013112714 で、アナログで究極的な調整方法はコレしかありません。軸の底にはジクを置き、テキトーにコッツンコッツンと叩きます。電気屋さんとワタシの息もピッタリです。ナニが起こっても驚かなくなりました(笑)。

 それでも、今回は左右のシロッコファンがともにケースへの干渉をしていたワリにはなんとかうまいこと比較的短時間でココを突破出来ました。「すべてうまくいく!」であります。

20131127152013112716 続いて御紹介するのは、内気循環モードにした時に、その”内気”を吸い込む口が上の左右シロッコファン各々外側端面に位置するように取り付けられるのですが、まさにソイツがコレです。

 外気導入時にはなんとなくダラーンと閉まっている二枚のフラップなんですが、内気循環モードにした瞬間からシロッコファンの発する負圧に引っ張られ器用に開きます。普通のクルマにはあんまり付いてるコトの無い(実効性がウスいから:笑)モノですが、ビトルボ時期マセラティ社の真面目な高級車作りの姿勢はちょっとだけ垣間見える部分です。

 ちなみにこのフラップは経年でモロモロに風化する樹脂で出来ておりますので、時期が来ると簡単に千切れ飛んでしまう場合があります。たまたま今回のシャマルでは、フラップのコンディションが最上の部類でしたのであえて生かしておきましたが、意図的に枠ごと撤去してしまう場合もよくあります。千切れ飛んだフラップがヒーターケース内部に入ってややこしいコトになるからです。またDIY系の方に申し添えておきますと、どんなに汚れていてもフラップ部分にはあらゆる溶剤や洗剤などお使いにならないように作業するのをお奨めいたします。一瞬にして”風化”し、粉々にカタチが無くなる場合がありますから(体験的実話:泣笑)。よって本日のワタシはマイクロファイバークロスで水拭きするに留めました。

20131127172013112718 さぁ、ブロアーモーターAssyもシッカリと収まる位置に収まったし、本格的に組み上げてまいりましょう。電気屋さんとワタシのタッグチームでひとつひとつをチェックしながら入念に組立ててまいります。

 バキュームで駆動させる各部のフラップには一工程ごとにダイヤフラムを手動バキュームポンプ吸い上げての動作確認を行いつつの組立作業です。完全に組み上げちゃってから問題が発覚(笑)すると、ものすごエライことになります(コレも体験的実話:泣笑)んで。

20131127192013112720 そして、大体ヒーターケースが組みあがって、ようやく”ドグちゃん化(笑)”してまいりましたら、最後にサーミスタを元の配置に戻します。このサーミスタは製造時期によって装着されているもの(コレにも”抵抗値可変ツマミ”が付いてるのと付いてないのがある)と付いていないものがあり、マイクロ・デポでは未装着時期のビトルボマセラティには追加的に装着する場合も多いモノです。真夏にエアコン全開でゴンゴンに冷やし続けますと、時にヒーターケース内部にあるエバポレーター配管内のエアコン冷媒が凍結してしまい、エアコンシステムそのものの冷却機能を一時的に喪失する場合があります。それをあらかじめ防止する装置と御理解頂ければと思います(さらに突っ込みたい方は”エアコン サーミスタ”でググッてみてください)。

 それじゃー、また明日!

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

仙台からの訪問客も増えましたね。仙台のOさま、凄く生真面目な御方と察します。デポ車の御売約なるかな?

メカニズムに疎いワタクシには今回の内部構造ネタは難解ですが、だからこそ良い。難解だから良い。
この地道な作業がデポ車の信頼性を支えているのですね。
このマイクロデポの地道な作業があってこそ我々デポ顧客はビトルボ系マセラティを始めとするデポ車の素晴らしき内外装を楽しむ事が出来るのです。
・・・今回のコメントにオチが付けられなくてスミマセン・・・オチなど付けるなってか?

軸の底にはジクを置き、テキトーにコッツンコッツンと…、大工さんが鉋の刃をを調整するのにコッツンコッツンやっている様を思い起こさせます。
あとはよしなに、ということで職人さん前提の部品出し、ということなのか単に大雑把ということなのか…。

「すべてうまくいく!」
この一言、ビシッと決まって気持ちいいです。

一つ一つが丁寧できれいな仕上がり、もうコナコナなんて云わせない(笑)。

昨日、今日とエアコン関連のリフレッシュとのことで興味深く拝見していました。
私もアルファ75でエアコンユニットと取り出したことがあって、二度とやりたくない
くらい大変でした。取り外し作業も大変でしたが、それ以上に掃除がメチャメチャ
大変で、エアコンユニットとダッシュボードの隙間を埋めるスポンジみたいなもの
は触るとボロボロ崩れるし、ファンが収められているハウジングにはゴミ、砂ぼこり
、葉っぱ、大きな蛾(どっから入ったんだ?)とあまりに汚くて・・・
たこちゃんさまの仕事はホント尊敬します。
アルファ75ではエアコン関連の部品が欠品になっていることが多いのですが、
シャマルはまだまだ大丈夫なのかな?

 段々、段々完成に近づくのがわかります。やはり、あの当時のマセラティ工場の工員達に見せてあげたいですね。。。うちのも同じようにリビルトされたんですからね。大事にしなくては。。
 今夜は風が強いもののそれほど気温は低くないです。しかしこの気温差がひどくなると人間やられちゃうんだな。
 すべてうまくいく作戦で、とりあえず締め切りにギリギリセーフです。。

皆さん、いつも暖かいコメントを有難うございます。今日の東京は昼間は17度まで上がり、夜になるに従って寒くなるみたいだし、今日の西日本方面は1月下旬並みの真冬気候になると天気予報では云ってます。着衣の増減による温度管理が大切ですね。皆さん御自愛ください。

↑そうそう、近頃は昼暖かいのに夕方になると寒いですね、風の強い日はつらいです、がんばってください。

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