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2014年1月30日 (木)

人生下り坂、最高!

 はい、こんばんは!

 まぁ、楽しかったお正月もとっくの”大昔”になってしまいまして、1月も明日でシメであります。ところがアッと云う間の様な、ものすごく長かった様な不思議な感じがいたしますのは、なんなんでしょうね。

 トシとってくると、カラダ自体が云うコトきかなくなってまいりますが、体力の低下に伴って、気力の低下や精神の不安定などを来たしますと、いよいよ老化も本格的になってまいりますんで、ワタシも日々自らを鼓舞しつつ、また自戒しつつ過ごしております。

 そんなワタシにも、猛暑の真夏や極寒の真冬には、「あー、もう、今日はツラそーだなぁ」と出勤するのが憚られるような日も当然の様にあります。傍から見ますと「アンタは好きなコトやって喰ってけるんだから」と云うコトにもなりますが、なかなかどうして、なんぼ好きなコトやってても、暑い時ゃアツいし、寒い時ゃやっぱサムい。

 昨年の夏頃は、朝から一番ハヤい時間(BSプレミアム)の「あまちゃん」見て少し笑って元気になり、そのまま見てると続いて始まる「にっぽん縦断 こころ旅」と云う番組を、なんとなく、見るともなく惰性で視てました。このブログ読者の方々にも同じような経緯でこの番組にハマったヒト、きっといらっしゃると思います。

 旅の主は、かつて女性関係のネタで幾度もワイドショーを騒がせ、芸能界のプレイボーイで鳴らした俳優の”火野正平”さん。ワタシなどは、彼が出演するようなドラマや映画、そして芝居にも、ほとんど縁無く過ごしてまいりましたので、25年振りくらいにお姿を拝見した感じです。

 久しぶりにテレビの画面で見た往年のプレイボーイは今や御年65才となり、スッキリ丸めたスキンヘッドをオシャレなバンダナで覆って、フルカンパ(ニョーロ)+コロンバスチューブのクロモリ”メッキラグ付”イタリアンロードレーサー:Tommasini→番組内での呼び名は”チャリオ君”)に打跨るのです。服装も決して”やる気まんまん”の格好では無く、結構ズルンズルンの普段着と云った感じなのが、むしろ狙いなのでしょうけど肩の力が抜けててヒジョーに良い雰囲気です。

 まずは、番組の冒頭で「おはよーごさいまーす」と些か眠たげな挨拶があります。このいっけんヤル気のかけらも感じられないところが、押しつけがましくないんでコレまたいいんです。続いて番組に寄せられた手紙を朗読します。老眼なのでしょうか、彼は眼鏡の鼻に掛かる部分”ブリッジ”がパックリと割れたりくっついたりする奇妙なモノ(フロントホックブラの様に後ろから前へ:笑)を装備します。演技なのか地なのか、朗読は訥々とした感じで、決して感情を過度にふくらまさずにあくまで淡々と披露されます。その内容が、特に感動を誘う”お涙ちょうだい系”のハナシである場合には、「コレは、(この手紙にある目的地に)イカねばなるまい!」と力強く宣言します。「あなたのココロに残る、思い出の風景」というのが毎日のお題です。そうして日々、その”ダレかの大切な場所”を目指して自転車と電車・バスでの輪行を組みあわせて行動します。

 そんな一日の始めに毎日必ずBGMとして流れるのが番組テーマソングの「こころたび(歌:池田綾子さん)→音出ます、注意!サビの部分で、のっけから透明感のある清楚なハミング、番組の趣旨にハッキリと沿った歌詞で、日々「どよよよ~ん」と、朝から少しヨドんだムードの旅行クルー達を爽やかに送り出します。延々と続く河川敷や田んぼのアゼ道をロードレーサー群はヒタ走る、そんな風景にトンデモなくマッチしている名曲です。きっと二日酔いのムカムカもこの歌と映像でスカっとするコト請け合い。

 走行中、極度な高所恐怖症の正平さんは、高い橋や長い橋に差し掛かると自転車を降りて”マジ怖がり”しながら、ソロソロと押して渡ります。大抵、御本人を含めて走行クルーは5名一組なんですが、そういった場合には、たとえ数キロに亘っても全員押して歩くハメになります。はっきり云って演出上のヤラセっぽい部分はテレビ番組の宿命として多少はあるのでしょうが、こうした虚実とり混ぜた様なある種の”いかがわしさ”すら魅力なんです。

 新幹線が通過すると、必ず独特のイントネーションで「しんかんせ~~~ん!」と叫びます。昼メシ時になると「もうこのへんでなんとかしとかないと、先が無いよぉー」と昼メシ難民になるのだけは万難を排して避けます。好物はオムライスであるらしく、コレを食べるコトが出来た場合には御機嫌です。番組を知る、道行く通りすがりの一般ピープルからは、時に「頑張ってね!」などの声が掛かりますが、相手がオバサン若しくはオバーサンの場合、基本的にほぼ無視か、憮然とした表情のままオザナリな対応で済ませます。一方、同年代かそれ以上のオジーサンからの声援には、愛想良く笑顔で挨拶を返したりします。駅のキップ売り場のオネーサンや食堂のウェートレスが少しキレイだと、必ず「あとでお茶しません?」とか云って、とりあえずはムカシとった杵柄よろしく”軟派モード(笑)”に入ります。お茶目で、しょーがないジジイ(笑)です。そうかと思うと、旧いお寺の境内を訪ねた様な場合に、そこの住職さんと居並ぶと、見事なスキンヘッドを頂く、ある種の悟りを開いた様にみえるツキもののとれた容貌は、どちらモノホンか見紛うばかりです。

 番組を表象するキャッチフレーズは、本日のブログ表題そのもの「人生下り坂、最高!」です。自転車旅行に於けるダウンヒル走行ならではの爽快さ痛快さと、自らの老いと云う現実を掛けたフレーズで、コレを正平さんは時々叫びます。日本全国のドレほどの中高年が、日々この言葉にハゲまされたコトでありましょうか。

 ”2013年秋の旅”と題された、北海道から愛知県を目指す旅の平日放送バージョンは、明日が最終回だそうで、チョット寂しいです。しかしながら、来たる3月31日からは”2014春の旅”シリーズが始まるそうです。土曜日版、日曜日版と云うのもあって、それぞれ編集内容が違っているのも見どころです。未見の方は録画してでも一度御覧になってみてください。えてして憂鬱な出勤前のひと時が、ガラっと変わるかも知れませんヨ。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

人生下り坂、最高!
そりゃ高いところを十分見てきた人が言う事でしょ。

励まされるか??

体力の衰えや老眼の発現、記憶力の減退、睡眠の質の低下等老いを感じ始めているのは確かです。死ぬまで登っていきたいとも思いますし、でももおう下っちゃってるものはしょうがないじゃんとも思います。

それよりも気になるのは、たこちゃんさんがどこでフロントホックブラの機構に関する知識を得たのか、というところです…、実は。

BSでやってるせいか、この番組は初めて知りました。
なるほど、ガツガツ走破でなく独特のユルさが肝なのでしょうね。
見たいんだけど、BSは映らないのでリンク先チェックで我慢。

 ブログタイトル見て、ビクっと(ちょっとたこチャンの身を心配してしまった)?! でも内容は、火野正平さんの番組の話だったんですね。本文中のリンクサイトが充実し過ぎで笑ってしまいました。この番組は1回だけ偶然に見たことがありました。ポタポタ走ったり、直走ったりと、自転車の楽しさが伝わりました。でもいつも晴れとは限らないし、雨降ると収録は大変でしょう。そういえば連続チャリ旅行の番組ってなかったんじゃないですかね(だいたい電車か、バス)???
 むかーし、B21ス●シャルって3人組芸人が、「ローラースルーゴーゴーで日本横断」というのを番組企画で実行していて、爆笑したことありました。彼らはビーチマットで多摩川も下ってましたっけ。。。(脱線)
 私も、むかーし、チャリ旅行していましたが、やはり、自分の脚力で、位置エネルギー溜め込んで、下りで大放出するのが好きでした。。。コツコツ貯金して、高いもの買うみたいな?まさにストレス発〜散〜!!
 人生の下り坂も楽しんじゃえってことなんですかね、そういう生き方できるといいですが。。先人達をみると、定年したらイロイロやるぞー、楽しむぞーって、定年になってすぐ病気になったり、亡くなったりする方も多いので、現役の時に、やりたいことはやっておいた方が、人生の下り坂も、途中に大穴空いてたり、チョー急勾配だったりするかもしれないから。。。(余計なお世話でした)

わかる。わかる。休日の現実逃避。
陽気で憎めないチョイワルじいちゃんが、たこちゃんに代わって自転車旅行。
仕事を忘れて、自転車で思いっきり遠くまで行ってみたいな~、なんて。

下り坂サイコー。でも路面状態に気をつけねば。
そして下りきった後には再び上り坂が。それが人生なのでは。
目の前に下り坂があるのならば爽快なダウンヒルを思いっきり楽しまねば。
その先の上り坂の事など考えてはいけませぬ。

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