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2014年1月23日 (木)

フィアットバルケッタのススメ

 おこんばんは。昨日に引き続き、日中は暖かい天候で、も~うアタマもカラダもヘンになるほどバリバリ仕事してます。一方”たこヨメ”は先日「戸田市のTさん」から有難くも頂戴したプラチナチケットで、なんと大相撲初場所を友達誘って見にイッてやがりました。今度生まれる時はメスになりたいとぞ思ふ(笑)真冬の夜。

2014012302_22014012301_32014012304_22014012303_2 ・・・本日のお題は、昨日入荷いたしました”(あくまで一般的な尺度でのハナシだけど:笑)ちょっと懐かしい”スポーツカー、フィアットバルケッタの御案内であります。

 とは申しましても、ヨメ入りの先(良家:笑←Nさん、有難うございました!)はすでに決まっているムスメなんですけどね。

 このフィアットバルケッタ、ここ最近は流通量もメッキリ少なくなって、街中でお目に掛かる機会もグッと減った様に思います。あらためて現車を目の前にいたしますと、とってもキュートで小洒落たクルマだなぁーとの感慨を新たに抱きます。写真や画像で見ますと、一見なんだか凡庸なフォルムに見えてしまいますが、各部の曲率の強さはちょっと国産車などではありえないモノで、”面”の力感に溢れた素晴らしい造形です。

2014012306_22014012305_22014012308_32014012307_5 このバルケッタが発売された時には、相前後して発表されたクーペフィアットとともに「フィアットもなかなかヤルぢゃん!」とワタシなどは思ったモノですが、案に相違して日本人の味覚には合わなかったらしく、ついに広く蔓延るコトも無く、日本に於ける新車の販売は、かなり以前に完了してしまいました。しかも、いつの間にか、そ~っとフェードアウトするかの様にね。

 この個体は、”ジョヴァネドゥーエ”と呼ばれた後期型でも無く、”ニューバルケッタ”と呼ばれた最終型でも無い、ごくごくシンプルな初期モデルでシリアル4万番台になった円熟期のモノです。1970年代初頭に流行ったフラワームーヴメント系塗色を、あえて90年代にぶつけてきたところがニクいですね。どこからどう見てもよく熟した柿の色、しかもツヤツヤでシミひとつない特級の。

2014012310_22014012309_2 「バルケッタ=小舟。」まさに云い得て妙でありますけれど、見れば見るホドに”浮きそう”に見えてくるんだよな。

 往年のフェラーリにも似たようなバルケッタがありましたし、我がマセラティにもありましたな、ビトルボエンジン搭載のバルケッタ。だけど、このフィアット製の小舟が最も小舟のイメージに近い。某大英帝国エスピオナージに宛がわれる任務遂行用スペシャルマシンとして起用すれば面白いのに。ベニスあたりを舞台にして、危機一髪のところでステアリング中央のスイッチ(鉄道車輌の非常用ドアコックみたいに大仰な透明樹脂カバーがついてる:笑)を突き破る様に押すとテケテケテケっと4輪がトレて(あえて”エスプリ”の様に収納はしないの:笑)、そのまま水路にザッパーンと飛び込んで、「♪おぉ、そ~れ、みぃぃ~よぉー」とか歌いながら”櫓”で漕いで逃げるの(で、カメラ目線でウインク:笑)。本国政府からの仕送り予算がメチャクチャ抑えられてるって基本設定、だから水上での動力は毛むくじゃらの腕っぷしのみってコトで。・・・そんな楽しい妄想を抱いてしまうホドに漕ぐのが似合いそう。

2014012311_22014012312_22014012315_22014012316_2 で、そんな船頭さんの仕事場はコチラ。内装には皮革こそ奢られていないものの、シンプルで力強い造形のシートはなかなか凝った作りのモノです。

 何と云っても素晴らしいのは、ダッシュボードやドア内側にボディ色をあえて露出させてデザインの中に昇華させているところ。こういうデザイン仕事をやらせたら、イタリア車には敵いません。仮にデザイン画を描けたとしても、トップのGOサインが出ないモノな、普通。

 橙色と黒は、ほぼ補色の関係だから、やもするとクド過ぎる見た目になってしまいそうなモノですが、”寸止め”が効いていて、ひたすらにオシャレ。もう乗り込んだだけで、毎日ウキウキとしてしまいそうです。フィアットと日本の軽自動車メーカーが手を組んで、こんなレベルの内外装を持ったオープンスポーツを作ってくれたら(しかもフィアットブランドで軽登録出来る様にしてくれたら・・・)と、また”妄想モード”に。

20140123132014012314 1750CCの総排気量を持つエンジンは、このライトウエイトスポーツカーをキビキビと走らせるには十二分なパワーを発揮します。

 ラゲッジスペースの方は・・・、まっ、こんなモンでしょ(笑)。見た目よりは容量がありそうですが、手前がスクエアな形状で無いところが実用的にはちょっと難ありと○本和彦さんには云われてしまいそうです。でも、いいの、そんなこたぁ~どーでも。ココを四角く切ったらトータルなデザインバランスを崩すでしょ。イタリア車の存在価値は、まずもって”カッチョいい(若しくはスンゴクへんな:笑)”コトに尽きますから。

20140123172014012318 ・・・こういった仕掛けがウレしいものです。ドアノブをわざわざボタン押させて飛び出させ、おもむろに出てきた繊細極まるノブを引いてドアを開けなさいよと云う面倒さ。コレこそがいい。

 セミ量産車であるにも関わらず、随所に見られる”職人仕事”がいい味出しまくってますが、コーチワークを担当したのは、カロッツェリア・マッジョーラってところらしいです。但しコレも前期型だけの特権。いいシゴトしてますねぇー(旧っ!)。さっ、フィアットバルケッタを”再評価”出来たセンスの良い皆さんはマイクロ・デポに行って「バリもん探してちょ!」と一言イッてみよう!なんとかしてくれると思うヨ(すでに他人事モード:笑)。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

昨日のチャレンジャーよかったなー、でバルケッタは1/2くらいの質量でしょうか?。今になってみればイタリア色濃厚な一台ですね、この時代にアバルトが復活してくれていたらなぁ、と思います。

おおっと、本日のブログは陽気で軽いノリで楽しいですね。
なんか懐かしいと思ったらブログ開始前のデポホームページ本編の「ネオクラシックイタリアンカーの世界」のノリではありませんか。
読んでおられない方、どうか一読を、たこちゃんの絶妙な文章が面白くも楽しい。
10年以上も昔、このたこちゃんの文章が面白くて、いつかマイクロデポのクルマを買いたいと思ったものですが、小市民のワタクシであっても案外実現しちゃうモンですね。

フィアットバルケッタは良いデザインです。
若者はこんなクルマに乗って欲しい。
いいトシになったオジさんのワタクシも、こんなクルマに乗ってみたいと思います。

バルケッタ(小舟)と言う名称はまさに言い当て妙ですね。
心地よく小舟に揺られながら目的も無くただゆらゆらとドライブを楽しむ愉悦が贅沢です。

マセラティバルケッタは小舟と言うにはアグレッシブ過ぎるのかな。

しかしこれまた程度の良いフィアットバルケッタが出てきましたね。
却って今乗るのがオシャレかと思います。

あと”たこヨメ”さまの大相撲初場所、いいなー。
何気に”遠藤”応援してます。

昨日がチャレンジャーで今日はバルケッタですか。明日は是非ランチアで御願いします。

かようなクルマに飄々と乗れたらカッコよく且つ心地よさそうですね。軽やかな日々がイメージされます。

昨日のダッヂはたこが勧めるので否定しちゃいけないという空気を感じた。
まあ、好みの問題なんだろうけど…
でも、このバルケッタは悪くない。
バルケッタにハードトップをのせたスタイルが好きだった。
シートは革じゃないと少し臭くなっちゃうんだ。
ああ、このドアノブはいいなあ。
この車の一番の価値はここにあると思う。
これだけでも買っていいと思う。

 フィアット バルケッタは良いですね。セカンドカーとして欲しいなと思った時期がありました。クーペフィアットの方はイマイチ私には刺さらなかったですが。バルケッタのヘッドライトもできるなら、レトロな形状の方がいいかなとも。。。

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