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2014年3月21日 (金)

”文豪”Rたろう様の、私小説(?:笑)まとめサイト:②

 はい、こんばんは!本日の午前中は、昨日記事の最後の写真にありますホーンスイッチ裏を固めたパテにあれこれと削り彫刻(笑)を加えまして、ステアリングパッド内に収まる様に加工作業、一気に組み立てを完成させました。その後はクルマをアッチに持っていったりコッチに持っていったりと近所を徘徊してたのですが、御彼岸もまっただ中なダケあって、ドコも普段とは違うクルマの量でしたね。そのような中で本日予定時間通りに御来店くださいました、「世田谷のYさま」「川崎のTさま」にはホント感謝いたしております。お土産の方も有難うございました!

 思えば本日はそうでなくてもコメント欄が盛り上がりにくい金曜日の夜なのですが、おまけに御彼岸ガラみの三連休初日とキタもんだ。で、どうせこんなブログはダレも見てないだろうと思うので(笑)、ソレでも全国に三人様くらいはいらっしゃるであろう”続き”を待つファン(?)の方々のためにダケそっとお届けする「大分の文豪(Rたろう先生)作、”まともな方の”小説←いまだ、題名は無し」を二週間ぶりにまとめておきました。コレで文豪様のモチベーションもアップするコトでしょうから、見事なシメを我々凡人に見せつけて頂きたいモノではあります。まずは、この小説の初めから読みたい方のために以下のリンクを御用意いたしましたが、同じドクター小説家でも渡辺○一先生の疑似エ○小説(笑)的なモノを期待いたしますと、”ヒザかっくん”となります。あくまでも、正しいエンスージアストの生きざまを活写した内容となっておりまして、クルマずきなら、少々感動してしまうかも知れません(ホントか?:笑)。食わず嫌いをなさらずにお楽しみくださいますよう。

 (前回までのストーリー)”文豪”Rたろう様の、私小説(?:笑)まとめサイト:①

 ここから、その続きデス。では、どうぞ。

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 「なあ、クリス坊、こいつが出来上がったらお前どうすんだ?」
 「まだ考えてねえ」
 「その事なんだがな、俺もステファンさんもこいつを譲って欲しい相手がいるのさ」
 「えっ、それってどういう意味なんだよ。死んだ奴には売れないぜ」
 「バカ野郎、そんなこたあわかってるさ。そうじゃなくて、今生きてるある人に、俺もステファンさんもこいつを譲って欲しいって思ってんのさ」
 「ちょっと待ってくれよ、親父。どういう事なんだ?そいつに会ったことあんのか?」
 「いや。俺もステファンさんもない」
 「えっ?」
 「ないけど、俺たちにはわかるんだ。そいつがふさわしい奴だってな」
 「どんな人なんだ?」
 「いや、実はよくわからない。わからないが、たった一人、そういう人がいるってことはわかってる。きっともうじきお前の前に現れるんじゃないかな?」
 「本当かよ?」
 「実はそれもよくわからん」
 「でもね、クリスさん、あなたにはきっとその人がわかります。誰がこの541を見に来ようと、あなたには見分けがちゃんとつくはずです」
 ステファンさんは、541に優しく寄り添い、滑らかなルーフをなぜていた。
 「一体誰がそんなことをあなたや親父に伝えたんですか?」
 「541さ」
 「はあ…、本当にわかるんですか?」
 「そうらしいね」
 まったくはっきりしない、すっきりしない話だ。おれは、努めてこの事は現実じゃない、夢を見てるんだと思おうとした。じゃなきゃおかしくなりそうだった。死んだはずの親父は全く以前の親父そのもので、手を取ったり、触られたりしても全くリアルな感触なんだ。ステファンさんにしても、生きてる実体としか思えない。ミートパイは紛れもなく母さんの味だったし、誰が入れたかはわかんないけど、食後のお茶は思わずお代わりをしたほどさ。
でもな、リアルすぎてリアルじゃないっていうか…なんか現実感がなかったな。そして…俺は親父にちゃんと言いたかったこと、何にも言えなかったんだ。なんせ、最後がああだったろう、俺は思わずクソ親父って言っちまったんだよ。でもよ、本当は、いろんなこと、ありがとうって言いたかったんだ。ゆっくりと休んでくれよって言いたかったんだ。だから、ゆうべも心の中で俺はありがとうっていつ言おう、いつ言おうってずっと思ってたんだ。言えなかったよ、最後まで。
 俺は腹一杯になってすっかり眠くなっちまってな、ソファに横になった。するとステファンさんと親父が傍に来て、にこにこ笑っておれの方を見てるんだ。親父は、
 「じゃあな、クリス坊。お前のことは全部わかってるさ。ありがとよ。また会おうぜ」
 「あなたにお会いできてよかったです、クリスさん。出来上がりを楽しみに待ってますよ」
俺もなんか言いたかったけど、でも何だかすぐに目を開けてられなくなっちまったのさ。目を閉じる寸前、541がにっこりと笑ってるような、いやいや、それこそ見間違いだな。そしてお前に起こされたのさ。
 「そりゃあいい夢を見ましたね」
 「なんだ、お前信じてねえのか?」
 「当たり前でしょ。誰がそんなこと信じるんですか」
 「まあ、そうだな。この部屋も変わってねえし。そうか、やっぱありゃ夢か」
 「そうですよ」
 「夢でもよかったぜ。親父にもう一度会えたからな、あのクソ親父め」

 それから数か月して"Classic & Sports Car Magazine"に写真とともに小さく記事が載った。

 ’ヨークシャー郊外の、戦前モデルのレストアで有名なBritish Green Carsのクリスバーネットが、1959年製の541Rを再生しました。彼としては全く珍しい選択でしたが、仕上がりは惚れ惚れとするような美しさです。すべてオリジナルパーツ、あるいはクリスが制作したパーツを用いてレストアされ、当時以上のスペックだそうです。このニュースは、JENSEN OWNERS' CLUBのクラブマガジンを通じてクラブメンバーに知らされ、わざわざ遠くから見に来る人が絶えないということです。今のところこの541Rを手に入れることの出来た幸運な紳士はいません。というのも、クリスは誰にも売ろうとしないのです…’

 その後はクリスの許に世界中からオファーが来た。見に来る購入希望者も、以前にもまして多くなった。しかしクリスは決して首を縦に振ろうとはしなかった。

 私は本当のレディにしてもらったわ。塗装もメッキも、革も全て生まれたてのようにきれいになったわ。みんな私を見て溜息をもらすの。なんて気高い車なんだって言ってくれるわ。恥ずかしいくらいよ。中に座ってさらにみんなは驚くの。ダッシュやシートは、アンディが精魂込めて作ってくれたわ。いえ、生まれ変わらせてくれたわ。ステッチの色は悩みの種だったの。でも、彼が奥様に相談して、ステッチの色はルーフと同じえんじ色になったわ。うん、こっちのほうが絶対にいい。ありがとう、アンディ。エンジンは最高よ。私が言うのもちょっと恥ずかしいんですけど、でもはっきりと言うわ。何よりも最高!吹け上がり、音、ステファンさんにはちょっと申し訳ないけど、きっとあの頃よりいいわ。バルブもきっちりと揃ってるの。ミッションにはあやふやなところは髪の毛ほどもないわ。
 そして…私は待ってるの。あの人を。きっと私のパートナーだわ。名前もわからない。ジャケットの内側に”H.I."って刺繍があった。あれは彼のイニシャルかしら?でも私はあせってない。だって、きっと来る、私の許に必ずいらっしゃるってわかるから。私はここにいるわ。早く見つけてください。ここにいるわ。

 一体俺はどうしちまったんだ?
 541は出来上がった。我ながらいい出来だ。欲しいって奴もたくさん来てる。中には信じられない金額を言ってくる奴もいる。ガバーデイルさんはアストンと同じだけ出そうと言ってきた。いくらなんでもそんなことは出来ねえから、丁重にお断りしたが…
なんで俺は売りたくねえんだ?
どうしても売る気にならねえ。なんかが邪魔してる気がする。541?まさかな。でも、俺は買い手が来るたび、541に心の中で話しかけている。おい、こいつはどうだ?行くか?って。認めたかあねえが、はっきりわかるんだよ、NOって。
 これって一体何なんだ?
 ラゴンダに取り掛かってんのに、ちっとも気持ちが乗らねえ。しばらく休んだ方がいいのか?アンディも休みましょうって言ってくれてる…まったく、こんなことは初めてだぜ。

 「クリスさん、親方!」
 「なんだよ?」
 「また日本からメールが来てますよ」
 「それが一体どうしたってんだ?前は…どれくらい前だっけ?」
 「え~と、まあ数か月前です」
 「ああ、そうか。それでなんだって?」
 「え~と…」

Dear British Green Cars
This is Mr. ITO writing to you for the second time, hoping my English had improved since.
Resent news given from “JENSEN Owners' club” tells me your restoration work undergoing to the 541R had nearly accomplished.
I can not wait to see the job you had made, thus I’m planning to visit your workshop soon.
Please acknowledge my wish and hope to have your confirmation by return at your convenience.
My best regards.

Hiroaki Ito

 「えっと、何かい、じゃあここまで来るってんだな?」
 「そうらしいですよ」
 「そりゃ遠い所から御苦労なこった。でも、無駄足になるだけだけどな」
 「クリスさんは、全く売る気はないんですか?」
 「今のところはな。そいつが日本から来ようが、地の果てから来ようが、別に売る気はないな。というか、売る気持ちにならねえんだよ。」
 「どうしてですか?」
 「そんなこたぁわかんねえよ。アンディ、お前は俺に売ってほしいのか?」
 「売る、売らないは親方の勝手ですが、そいつの決着をつけてもらわないと、ラゴンダが進まないなぁと思いましたが…」
 「うるさい、アンディ、俺はちゃんとやるさ」

 エンジンのヘッドを降ろしたが、その後は全く作業が進まなかった。アンディは、黙って内装の再生に取り掛かっていた。そのうち、クリスも言い訳めいたことすら言わなくなった。
工房に顔を出すことも減り、クリスは自分を持て余していた。家にいてもすることはないので、亡くなって以来そのままになっていた父親の遺品の整理を少しづつ始めた。実は、父親の部屋で何度か父親に話しかけたり、ついには助けを求めたりしたのだが、あれ以来父親が出現してくれることはなかった。
 服などはもう用はないので捨てるため袋に詰めたが、困ったのは膨大なノートであった。多くは作物などの生育などに関するノートだったが、クリスは自分の父親がこんなにまめに書き記していたことなど知らなかった。非常に驚いたが、こんな事すら知らなかったのかと、ため息をついた。簡単に捨てられなくなった。
 ある日、積み重ねられたノートの間に、革表紙の手帳があることに気付いた。バリバリにページがくっついていたが、慎重にはがしてみると、大戦中の父親の若き日々が細かにつづられていた。粗野で粗暴で、大麦を作ることしか興味がないと思っていた父親が、実は非常に細やかな青年だったことに気付かされた。
 まかないの女性が作る料理を食べながら、その手帳を少しづつ読んでいった。たいていは、日本軍がいかに強力か、また、この戦争がいかに不条理かという事を書いていたが、最後の方に、当時父親が従軍していたオーストラリア戦線のことが書いてあった。

9月28日
 リマウ作戦は10月10日決行と決まった。この作戦が成功すれば、オーストラリア、ニュージーランドにおける日本軍は、ほぼ無力となるだろう。このばかばかしい戦争も終わりに近づいてくれる・・・・

10月9日
 明日は決行の日だ。リマウの日だ。憎い日本兵に死を!! 日本軍に滅びのうたを!!

12月10日
 生き残ったのは俺一人。みんな死んでいった。ああ、なんて皮肉なんだ。この俺は日本兵に助けられた…
シンガポール湾に侵入した俺たちは、日本軍に見つかった。銃撃戦で俺は腕と胸に弾をくらって海に落ちた。そこから意識がなくなったが、俺は湾内のどこかに打ち上げられた。そこでも日本兵に見つかった。俺は縛りあげられ、無理やり歩かされた。日本軍の基地に連行するためだ。
 驚いたことに、この日本兵は英語が喋れ、自分のことを農学者だと言った。名前はケイタロウ・イトウ。こっちが大麦を作っている農夫だとわかると、うれしそうな顔になり、いろいろなことを質問してきた。ヨーロッパの大麦の生育についてだとか、収穫後はまたすぐに種を撒くのかなんかについてだ。ケイタロウは、日本とヨーロッパの違いに驚いていた。
何日もジャングルを歩き、共に食い、共に眠ると、俺たちには友情のようなものが芽生えてきた。俺は、気を許したことはなかったが、いいやつだという事はわかった。
ある日、俺が寝ていると、ケイタロウがあわてて隠れろと言った。俺はそっと転がり、茂みの中に隠れた。誰かが近づく音がして、ケイタロウが緊張した声で何かを話していた。日本兵が来たことに間違いなかった。俺はすっかり諦めて、捕まることを覚悟した。でも、俺は捕まらなかった。ケイタロウが俺のことを隠したのだった。辺りが静かになると、俺が隠れている茂みにケイタロウがやって来た。もうこうなった以上、ケイタロウは俺を基地に連れて行けないし、一緒にいることも出来ないと告げた。俺は最悪のことを考えて目をつぶった。するとケイタロウはナイフで俺の縄を切った。そして、ケイタロウは俺に、少しだったが農業や英国のことを話せてよかった、もう少し話していたかったがそうもいかない。基地は東の方にある。だから西の方に行けと言った。俺は戸惑っていたし、突然得た自由に驚いていた。ケイタロウは笑いながら、こんな時代じゃなかったら、俺たちはきっと友になれただろう、もし大戦が終わって、再び会えることが出来たら、二人で乾杯しようと言ってくれた。
俺はジャングルをさらにさまよい、友軍の駐屯地にたどりついた。そこで俺は仲間たちがみんな死んだか捕まったことを聞いた。野戦病院で何日も熱を出し、俺は生死の淵をさまよった。ケイタロウの後ろ姿を夢に見たこともあった。故郷の草原も夢に見た。やっと死の淵を脱した俺は、イギリスに送還されることになり、昨日ブリスベンに戻ってきた。明後日、イギリスに帰る。

 そのあとは余り記述はなかったが、最後の方に、ケイタロウ・イトウ、1945年戦死とだけ書いてあった。
 クリスは、表紙をきれいに拭いて、父の使っていたデスクの引き出しにその手帳をしまった。

 私の中をゆるやかに時が過ぎていく。

 私をたくさんの人が見に来てくれたけど、でもいなかった。私が待っている人は別の人だわ。私にはわかる。でもどんな人?あの東洋人?私はこのままここにいることになっても構わないわ。クリスさんやアンディさんも時々私を外に連れ出してくれる。風を感じさせてくれる。緑が眩しい季節にアスファルトを思いっきり走るって、なんて気持ちのいいことなの。時々ジーゼルカートとも競争するのよ。あの人たちの言葉は訛りが強くて余り分からないんだけど、でもとても気のいいジーゼルカーだっていう事はわかるわ。「よう、お嬢さん、きれいだね。ご機嫌いかがかな?」なんて言うのよ。私はちょっとツンとするけど、すぐに「気持ちいい日ね!」って返すの。するとジーゼルカーは、大きく汽笛を鳴らしてくれるのよ。
気になるのは、クリスさんは余りお仕事が進んでいなさそうだって事。アンディさんもなんだか元気がない。この間まで私がいた作業台に乗せられたラゴンダなんか不満ばっかり言ってるわ。大きなレースだかショウに出るはずだったのに、このままでは間に合わないって言ってるわ。裏庭で動かないままほって置かれた事なんかないんでしょう。辛抱なさい。私は、長い時を屋根のない裏庭で過ごしたわ。俺は貴重な車だから偉いんだみたいに言ってるけど、お生憎さま、私だって兄弟は193台しかいないわ。それが50人だろうが10人だろうがなんだって言うの?関係ないわ。大切なのは、所有してくれる人がどれだけ愛しんでくれるかよ。
 クリスさんが来たわ。あらあら、今日はいつにも増して元気がないわ。どうしたのかしら?

 さっき、アンディの奴が言ってきた。前からメールをくれていた日本人がエセックスの駅に着いたって電話があったらしい。会う気もあんまりねえんだが、JENSEN Owners’ clubの会長からの手紙を持ってるとなれば会わねえわけにはいかねえな。ああ、日本人なんかに会うのは初めてだな。まさか頭の真ん中を剃って後ろの毛を束ねてるってこたあねえだろうが。日本人なんかに541が分かんのか?あいつらが作ってる車は、トヨタ、ダットサン、マヅダ…どれも、な。
 おお、今日はいつもより調子がいいな。吹け上がりが軽いぞ。いい音してるぞ。今日はどうしたっていうんだ?すごくいいな。戦後の車なんか余り興味はなかったが、こうしてみるとなかなかいいじゃないか。このまま大陸横断してもいいくらいだ。それにしてもなんて気持ちのいい日だ。6月にこういう日はめったにないぜ。よっしゃ、もうひと走りするか。

 「タツヒコ、もうすぐだな」
 「そうだな。それにしても田舎としか言いようがないな。行けどもいけども草原ばっかりだな。こんなところに本当にあるのか?」
 「ちゃんと運転手はわかったと言ったんだろ?じゃあ、間違いないよ」
 「まあ、そうだけど。ところで、ヒロは何でその車がいいんだ?そいつを聞いてなかったな。クラシックカーなら、こんなところに来なくても日本にもいろいろあるだろ?」
 「いやな、前にも言ったろ?俺も何でこの車に執着してしまうんだか、よくわからん。わからんが、これじゃないとだめだって気がするんだ。541を知ったのは去年、なんかの雑誌を見てた時なんだけど、そこからJENSENのホームページで見て、何か感じたんだな。そのうち夢に出てくるようになったんだ。夢だぜ、いくらなんでも変だろ?実車を一度も見たことねえのに。おまけに、夢におじいちゃんも出てくんだよ。何だかよくわからんが、ついふらふらっとオーナーズクラブにはいっちまってな…」
 「まったく話の脈絡が合ってないんですけど」
 「うん、わかってるけどさあ、よくわからん。とにかく、541って車が気になってきてな。オーナーズクラブのフォーラムに売り物とかあったら教えて下さいって掲示したら、この車のことについてインフォメーションがあってさ…」
 「それでこのイギリスのド田舎を走ってるわけだ」
 「俺の英語はとても使えたもんじゃないから、タツヒコについて来てもらったんだけど、良かったよ、ありがとよ。会長の手紙も何が書いてんだか解読するのにすごい時間かかったからなぁ」
 「でも車屋はいい返事じゃなかったんだろ?」
 「来るならどうぞ、でも無駄足になりますよって返事だった」
 「お前もものずきだなぁ」
 「まあ、イギリスって行ったことなかったしな、一度は行ってみたいって思ってな。とにかく、この541が気になってな。送ってもらった写真を見て惚れちまった。すごいきれいじゃないか。見るだけでもいいって思ったんだよ。それにしても昨日の食事は不味かったなあ」
 「そりゃお前がケチるからだよ。ちゃんとしたお金出せばさすがに美味いもんが食べれるぜ」
 「世界共通か」
 「そういう事。おっ、そろそろ着くんじゃないか。なんかあるぜ」
 「おお、きっとここだ。ほら、旧い車ばっかだ。それにしても、なんちゅうか、イギリスっぽいなあ」
 「なかなか雰囲気あるじゃないか」
 「ああ、ついに御対面か。う~、ドキドキしてきた」

 私がBritish Green Carsに戻った時、ちょうどタクシーから二人の東洋人がおりて来るところだったわ。一人は背の高い見たことがない人、もう一人まさに夢に出てきていた人だった。実際に初めて見る人なのに、何故かちょっと懐かしい感じのする人だった。その人は、私を見つけて目を見開き、大きく口をあけて何か叫んでいたわ。何だかその人が子供のように見えて、私は思わずクスッて笑ってしまったの。
 そして私は爆発したの。心の中、エンジンの中、あらゆるところで喜びが弾けていて、どうにも止まらなかったの。クリスさんはブレーキを踏んでいたけど、私は止まらず、その人のすぐそばまで行った。背の高い人もクリスさんもちょっとびっくりしていたけど、その人はちっとも驚いていなかった。ゆっくり私の前にかがんで、手を伸ばしフロントノーズに触れた。その時私には、はっきりとわかった。やっと来てくれたんだなって。ようこそ、私の許にって。

 クリスは驚いていた。

 541が自分が止めようと思っていたところより3、4m先に止まったことにも驚いたが、こっちを向いて何かを叫んでいるように見えた東洋人が、すぐ足もとに541が止まったことに少しも驚かず、かがみこみ、541のノーズを触れたその姿に我知らず心を打たれた自分に驚いていた。まるで一枚の絵のように、しっくりとおさまっていた。
 しばらく声をかけられずにいたが、はっと気が付き、
 「これは失礼いたしました。私はBritish Green Carsのクリス・バーネットです。ようこそいらっしゃいました。東京からの方ですね」
 「こんにちは、クリスさん。私はタツヒコ・イシカワです。こっちがヒロアキ・イトウです。おいヒロ、ご主人のクリスさんだぞ」
 背の高いイシカワはきれいな英語であいさつした。ちっちゃい方は聞こえているのかいないのか、541に静かに手を置いている。ん?イトウ?どっかで聞いたかな?
イトウはイシカワに促されると、あせったように立ち上がり、
 「こんにちは。初めまして。お会い出来て光栄です。私は日本の九州から来たイトウです。今日はとても素晴らしい日です」

 こいつの英語はかなりブロークンで、発音もなってない。おまけに声が小さい。おどおどしているのか?さっきの静かな佇まいとの差はなんなんだ?でも、どこか憎めない風情だな。

 「さあ、中に入りませんか?遠くを旅して疲れたでしょう?まずはお茶でもいかがかな?それともスコッチでも?」
 「ありがとうございます、お茶をいただきます。ヒロ、中でお茶でもって言ってるぞ。行こう」
 「タツヒコ、おい、見たか、凄いぞこの車は。なんてきれいなんだ。優雅だ。写真の100倍はいいぞ。まるで俺を待ってたように感じねえか?」
 「いや、全然」
 「ああ、おまえにはわかんねえのか?まるで足許に駆け寄ってくるワンちゃんみたいだったろ?俺を待ってたんだよ、絶対」
 「そぉか?まあいいから早く中に入れ。俺はのどが渇いたんだ」
 「ほら、車ってのは出会いなんだ。第一印象で決まるんだ。ひっくり返してじっくり見るなんて全く必要ない。初めて見たその時の印象がすべてなんだ。俺はその時の判断を後悔したことなんかないぞ。この541は俺を待ってた。絶対そう言い切れる」
 「分かったから早く中にはいれ!」

 この日本人はごちゃごちゃ何かを言っていた。何を話してんだ?でも大体想像はつくな。541の素晴らしさに驚いているんだろう。ちっちゃい方はちょっと興奮している。日本人ってのは初めて見るけど、写真なんかで見るのと全然違うな。見た目は似てるのに、中国人とも全然違うぞ。

 「おい、アンディ、541を中に入れといてくれ」
 「あっ、来たんですね。お茶、淹れましょうか?」
 「いや、いいよ。俺が入れる」
 「イエッスサー」
 イシカワは部屋の入り口近くに立っていたが、イトウは飾っている写真を興味深そうに、いや、嬉しそうに見ていた。いちいち何か言っている。
 「さあ、そこのソファにお座りください。イトウさんは何を言っているのかな?」
 「彼にはこの写真が全部わかるらしいですよ。これは歴代のル・マン優勝車らしいですね。特に戦前のものは全部網羅していると言っています」
 「驚いた。これはイギリス人でもちゃんとわからないのに」
 「彼はマニアですからね。いや、というよりも車がとても好きなんですよ」
クリスはお茶を淹れるために立ち上がり、部屋を出た。キッチンでアンディが待っていた。
 「どうですか?あの日本人は?」
 「一人は紳士なんだが、ちっちゃい方は、なんか…変な奴だな」
 「その紳士が例のヒロアキですか?」
 「いや、変な方だ」
 クリスは変と言いつつ、別に嫌がっていなかった。むしろ親しみを抱き始めていた。心を込めてお茶を淹れた。

 ・・・

 ・・・

 ・・・

 それじゃー、また明日!(とは、申しましても、小説の続きではありません、たぶん:笑)

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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コメント

本小説、いよいよクライマックスに突入。
さてさてどうなる、次の展開。
じっと見守りたいと思います。

ジェンセン541R編、完結するのかな。さてさてど~なる。
…完結と同時にラゴンダ編が始まったりして。

…あ~、風邪で喉がやられて声が出ません。この連休中に治さねば。

 というわけで、3人目です(笑)。
 今日は、朝一にサクッとドライブがてらに仕事場に行って、サクッと仕事して、帰宅予定が。。。。
朝眠くて起きれず、8時過ぎに家出たら、高速渋滞1時間半かかって、仕事はサクッと終えたものの帰り道が激渋滞で、2時間かかって帰宅(あぁー俺何やってんだ状態)。
 車をしっかり磨き上げたものの、バカ春風2号が凄くて(車の名前が風なのはいいけど、モノホンの強風はネ、困ったもんだ)、ボディカバーが飛ぶ飛ぶ(泣)。なんとか2台とも固定できて。夕方から仕事がらみで、日比谷に行き、途中で抜け、マセラティな仲間と食事会、今夜はあの巨匠も参加で、イロイロ話が聞けて面白かったです。さすが巨匠、お帰りは、最新型のクワトロポルテのお迎えで、奥様と帰宅されました。で、さっき帰宅!明日は9時には始業です(トホホ)。。。
 たこチャン、今日の強風は寒かった、さぞ体が冷えたと思います。私もホイール4本を素手で洗っていて、死ぬ程寒かったです。風吹いて、風邪引かないように。。。。

こーゆうプレッシャーのかけ方って、人としてどうなの?どうなのよ!!

ああまたブログ拝見が翌日になってしまった東京方面東北新幹線。

でもこうして連続ブログ更新に疲れ果てたタコちゃんさんの代わりにこのブログを満たすべく綴られた連続小説に込められた愛こそ尊い、と思います。
なーんて。

↑皆さん、いつも有難うございます!「おぐ」さんは、会津からの御帰り途中ですか、本当におツカれ様です。「Sm」さん、お風邪の具合は如何ですか?年度末で忙しい上に、インフルや花粉で健康状態のスグれない方々も多かろうと案じております。読者の皆さん、くれぐれも御自愛くださいね(願)。

「どうですか?あの日本人は?」
「一人は紳士なんだが、ちっちゃい方は、なんか…変な奴だな」
「その紳士が例のヒロアキですか?」
「いや、変な方だ」
クリスは変と言いつつ、別に嫌がっていなかった。むしろ親しみを抱き始めていた。彼は、ていねいにお茶を淹れた。

ひとしきり歓談後、クリスはこの二人の日本人を相当気にいっている事に気付いた。ほとんどイシカワと話していたのだが、イトウのニコニコとした笑みの方に目が行っていた。それはまるで近所の車好きな子供の笑みそのものだった。イトウはお茶のお代わりを飲みほした後、おもむろに”541”のところに行きたいと言い出した。
「さあ、どうぞ」
クリスは自分でも驚いたのだが、この日本人がドアを開けたり、シートに座ったりする事をどうも思わなかった。自分からボンネットを開けて丹精込めたエンジンを見せたりした。クリスはこういう事をしない人間だった。
「素晴らしい。本当にこれは…素晴らしい。特別なものです。ああ、でもなんてしっくりと来るんだ」
イトウは、素晴らしいを繰り返しながらあちこち触ったり、トランクを開けたり、エンジンフードの縁をなぜたりしていた。時計やスーツのボタンがボディに当たらないように細心の注意を払っているのがわかった。そしてエンジンをかけてもいいかと聞いた。
「ああ、どうぞ、一段ひねって、少し待ってからキィをぐっとひねって下さい。アクセルは踏まないで」
イトウはクリスの言う事など聞いてはいなかったが、かけ方は完ぺきだった。エンジンが温まっていた”541”はあっけなく目覚め、エキゾーストから力強い音を響かせていた。
「ドライブしてもいいですか?」
イトウがちょっと控え目に聞いて来た。
「いいですよ。ご一緒しましょう」
クリスは、初めて座る助手席に少し不思議な感じを抱きながらも、少しも心配していない自分に驚いていた。苦笑しながらも、
「さあ行きましょう」
イトウは重たいクラッチを深く踏み込んでギアを1速に入れ、2、3度軽くブリッピングしたのちそろそろと滑りださせた。表に通っている車がいない事を確かめて、”541”を解き放った。少し起伏があり、緩やかなカーブが続く道を”541”は軽々と走った。クリスはその巧みな運転に驚いた。運転がうまいというのとは違う、”541”を走りたいように走らせている。イトウはただ軽くハンドルに手を添えているだけのように見えた。イトウは笑みを浮かべて黙っている。クリスはすっかりリラックスして、シートに身体を預けていた。

ふとバックミラーを見ると、後部座席には親父とステファンさんが座っていた。振り向いてもきっと誰もいないだろうなと思い、クリスは振り向かず彼らの目を見た。親父は少しうなずいたようだった。小さく息を吐いて、クリスは前方の田園風景に視線を移した。なんであの二人が座っているかは明白だなという気がした。そうだったのか、と小さくつぶやき、
「イトウさん、そろそろ戻りましょう。戻っていろいろ話をしなくちゃいけない様ですね」
と言った。
イトウに通じたかわからないが、少なくとも戻ろうという事は分ったようだった。道の端に車を止めて、後方を確認したのち”541”をUターンさせた。

彼は私のそばに来て、ゆっくりと眺め、優しくなぜてくれた。彼がシートに座った時、私は今までの誰よりも彼がしっくりと私になじんでいるのがわかった。ごめんなさい、ステファンさん。もしかしたらあなたよりもしっくりと感じたのかもしれないわ。彼は優しくエンジンをかけて、私を解き放ってくれた。私は思いのままに走る事が出来た。彼はハンドルに手を添えているだけの様な気がした。ギアを変え、アクセルを踏んだり緩めたり、私が自分でそうしているように感じたわ。私がしたいようにしてくれた?それとも彼がしたかった事が私の思いと一致したのかしら?私は、初めて生き返ったような気がしたわ。不思議ね、死んでいないのに生き返ったなんて。でもそうとしか思えないの。ああ、私は生きているって感じたの。とっても普通に。私の心はとても静かだったわ。

”541”をガレージに入れ、シートから立ち上がったイトウは大きくため息をついて、クリスに真剣に話し始めた。
「素晴らしいです、クリスさん。今までいろんな車に乗りましたが、こんなに素晴らしく、思いのままに操れる、自分にぴったりとした、しっくりときた車は初めてです。本当に素晴らしい」
語彙の少ない、発音の怪しい英語で一生懸命話しかけてくるこの日本人をクリスも笑みを浮かべながらじっと聞いていた。イシカワはそんなイトウにあきれてしまったようで、イトウの言う事を通訳するでもなく、自分も541のシートに座ったりしていた。
「さあ、オフィスの方に行きましょう、イトウさん。イシカワさんもどうぞ。ちょっと込み入った、大事な話をしなくてはいけない様です。イシカワさんがいなくては話が先に進まないでしょう」
イトウは立ち去りづらそうにしていたが、クリスさんが大事な話があると言っていると聞くと、名残惜しそうにオフィスの方に向かった。

アンディが入れてくれたお茶を一口すするとクリスはおもむろに言った。
「さて、”541”はイトウさんの許に行きたがっているようです。いえ、きっと、もしかしたら、イトウさんの許に行くという事は決まっていたのかもしれませんね。イトウさん、あなたはこいつを連れて行ってくれますか?」
二人は、このいきなりの言葉に唖然としているようだった。二人は顔を見合わせ、イトウが口を開いた。
「クリスさん、本当ですか?ええ、信じられない。本当に私に売ってくれるんですか?」
「ええ、本当です。あの車の持ち主になるのはあなた以外いません。私にはその事がわかりました」
「そうなんですか…ああ、信じられない。タツヒコ、本当にそんな事を言っているのか?」
「そうらしいな。まったく、お前のどこを気に入ったんだか」
「俺にもわからん。クリスさん、本当ですか?まだ信じられなくて…それで、”541”の値段はいくらなんでしょうか?」
「あなたがつけて下さい」
「タツヒコ、ここからはお前がちゃんと通訳してくれ。これが妥当かは分からないけど、俺はこれくらい出せるって」
「いいですよ、イトウさん。十分です。それでお譲りしましょう」
実のところ、クリスはイトウがどんな金額を言ってきても彼に譲るつもりだった。”541”はイトウの車だという事は、クリスにははっきりとしていたからだった。
その後はイシカワとクリスにアンディを加えて、具体的な手続きなどの話にはいった。イトウは、わからないまでも頷きながら聞いていたが、頷くのに飽きて、そっと席を立った。
”541”は、まださっき走った後の熱を持っていた。イトウはそっと”541”のボディをなぜながら小さな声で話しかけた。
「ねえ、信じられるかい?君は僕の許に来る事になったみたいだよ。勿論そうしたいって強く思っていたけどさ、相当難しいだろうなって思ってたからさ、なんだか信じられないんだ。あれよあれよって言う間に決まったんだよ。僕と一緒に日本に来るかい?同じような田舎だけど、住みやすいところだよ」
イトウはシートに座ってハンドルを握ったり、いろいろなスイッチを触ったりしていたが、ふと誰かがいる様な気がして顔をあげた。
ガレージの入り口、少し薄暗くなった空を後ろに三人が立っているようだった。空の色に溶け込みそうで、はっきりとはしなかったが、そのうちの一人は間違いなく彼の祖父だとわかった。現実に会った事はなく、写真で見ただけだったが、イトウにははっきりとわかった。そして他の二人は祖父よりも年を取った外国人らしかった。その三人が微笑みを浮かべて彼の方を見ていた。イトウは口を開いたが何も言わなかった。その三人がどうして今ここにいるのかは彼に分らなかったが、皆優しそうな表情だったからだ。しばらくの間見つめ合っていたが、祖父と外国人たちは小さく頷き、背を向けて歩き始めた。イトウはあわてて車の外に出たが、もう三人は外の暮れ色に紛れていくところだった。一番背の高い外国人が軽く手を挙げたのが見えた。その時”541”が微かに震えたようだった。


(完)

りゅたろう先生の大作を読ませていただき、週末にビトルボに乗りたくなりました。
年齢を重ねると、クルマの個性やクセを掴み、クルマの特徴に合わせて運転する楽しさがだんだんと解ってくるようになります。
クルマに速さや快適を求めるのでは無く、なんて言えばいいのか・・・味を求めるようになると旧車やイタリア車に魅かれるようになります。
そしてマイクロデポは大人の夢を叶えてくれるお店なのですね。

女王陛下の大英帝国が舞台のジェンセン541の物語は、ひょっとして実話?
物語のラストシーンの御三方の姿が、先般のブログの喫煙室での三者密談とイメージがかぶったもので・・・。
ジェンセン541がデポに入庫する日が近かったりして。

うちの6歳の息子は、「ベンツって華がない」と言っております。

しかし、その息子も「ドアが上にガバッと開くSLはかっちょいい。普通に開くドアのSLはどうでもいい」と申しております。
素のベンツって、何か意味があるのでセうか?
ベンツ、それもSLやクーペを所望する人は、あたりをへーげーしなければなりません。
なんせナチですから。
SLである以上、トップグレード以外に存在価値はあるのか?
宅の息子はない!と言いきっています。
これはプアマンズSLです。
だいたい、SLかSLKか区別つかない。

でも、売れるといいね。

↑「りゅたろう」先生、ダ~レも見てないと思ってこんな場所で・・・SLでトップグレード?ハッキリ云って、控えめエンジンで圧倒的にシャーシの方が勝ってるというのが、メルセデスの伝統芸能。同じ車型ならバランスの良いエンジンを選択するのがメルセデス通と云うモノです。コドモの頃から正しい知識を教えていかないと(笑)。大体、あたりを睥睨する様な所作は600プルマンやグロッサーSSKには似合いますが、SLには似合いません。
 ああ、もちろん”R”が付くヤツとなるとハナシは別ですケドね。そのうちこの件で「スカイプ・ファイト!」しないとな・・・。

俺なんかメルセデス通なんかじゃないもん
素うどんはどこまで行っても素うどん、俺、うどんなら鍋焼きが一番好きだな。
「控えめエンジンで圧倒的にシャーシの方が勝ってるというのが、メルセデスの伝統芸能」なんて誰が言ってんのたこだけじゃないの
昔のコストカットしてない頃のメルセデスはそんな車じゃなかったよ。
ビンボー臭いメルセデスなんか、それでもメルセデスかもしれないけど、俺はいらない。
80年代のSLならいいけどね。
ちゃんとした奴。

売れるといいねと書いてやったのに。
業販に飛ばしちまえ

↑とにかく、御客様とはケンカをいたしません(笑)。

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