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2014年6月

2014年6月30日 (月)

ワタシ自身の愛車遍歴で追う、”動力”ユニットのハナシ(四輪所有車篇)

 はい、こんばんは!昨日の日曜日、夕方頃に降った練馬の雨は激烈なモノでした。本日は月末の集金日。たくさんのヒトビトが入れ替わり立ち代わりの一日でしたが、会う人会うヒトとそのハナシでモチキリでした。落雷の方もスゴかったので、昨日は一瞬停電もいたしました。今朝デポに行き、パソコンを立ち上げてメールチェックをしようと思ったら、何度やっても”DNSサーバーエラー”になるんで、モデムもルーターもいったん電源を落として放置プレイしたら、ようやく直りました。

 さぁ、気分を変えまして、一昨日の続きネタでイッてみましょうね。本日は四輪でワタシが実際に所有車とした諸々についての動力関係バナシ。

スズキフロンテクーペ(最終型)GXCF 水冷2サイクル並列3気筒リードバルブ RR

→オートバイを下取りに取って軽自動車を売ってくれると云う有難~いお店がかつて東京の巣鴨ってところ(現じーさんばーさんの原宿:笑)にありまして、契約直前までは4ストの燃費と信頼性を買ってホンダZ(初代)にしようと思ってたところを、土俵際でうっちゃって獲得したのがコレ。初めて買った4輪がこんなにヘンなのだったのが、人生最大のまちが・・・あっ?ヨカッタんだよな、きっと(笑)。とにかく、世間様に通常存在するクルマとは何もかもが違う異次元のマシン(購入当時でも)。2スト原付ハイチューンバイクに乗った経験が無いと、走り出すのもきっとムリ。半クラッチをイジョーに長めにとらないと走り出せないと云う低速トルクの無さ。そういった意味では正しくオートバイ屋さんが作ったクルマと云えましょう。エンジン二回逝かせたケドもそのたびに不死鳥の様に強引に蘇らせ、友人に売却。三気筒で三連キャブレターなので、加速時のキャブ吸気音は(室内で聞く限り:笑)ちょっと素晴らしいモノです。ワタシゃ心情的にはフェラーリV12よりコッチの方が好きかも知れません。2サイクルエンジンって四輪に積むとホンに面白いわぁ。

スズキフロンテクーペ(初期型)GX 水冷2サイクル並列3気筒リードバルブ RR

→上のクルマの部品取りドナー車として、友達のマツダコスモAPの後ろに牽引ロープ付けて、八王子郊外の山奥から”ノー電源”状態のままで練馬まで、しかも豪雨降りしきる中引っ張ってきたクルマ。ワイパーは効かないわ、すべての灯火は点かないわで手信号しながら、片手でステアリングを回しつつ、ノーサーボのブレーキを踏み踏みのワインディング走行・・・。そんな命懸けの苦労の末に持ってきたケド、同じカタチのクルマで良くもここまで互換性が無いモンだとアキレルほどに何も使えなかった悲劇のマシン。今なら、コッチの初期型起こした方がよっぽどマニアックなんですけどね(初期型GXはエンジンがピーキーでハイパワーな仕立て、おまけにボンネットやフロントフェンダーなどがFRP製で、ここらあたりもフェラーリ308GTBファイバーと同スチールボディの違いくらいにキャラが違う。同じカタチなのに:笑)。ホイールだに使えなかった(ハブからボルトが生えててナットで固定するタイプと昨今普通のクルマの様にボルトで固定するタイプ)。

フォルクスワーゲン・タイプ1 1500(スーパービートル) 強制空冷4サイクル水平対向4気筒OHV RR

→ぱたぱたぱたぱた・・・・・。うん、スペックから感じられるような非力感はありませんでしたヨ。ボディがしっかりしているコトも相まって、走りは高級で安っぽさが微塵も無いところがよろしかったです。この個体はポルシェで云うところのスポルトマティック装備車だったんで、イージードライブの良さもありました。シフトセレクター根元にある電磁クラッチのスイッチ部分が良く断線してシフト出来なくなってたモンです。応急処置用に電気のリード線とビニールテープ、そしてニッパーが必需品でした。知り合いに東名高速で最高速ベタ踏みされ、名古屋インター料金所でガスケットが抜けました。一度OHするも、シゴトがヘボでまたまたブロー。その後もしばらく持ってましたが、そのうちアキラメました。プーリーの裏側の当たり面がマズかったのか、頻繁にファンベルトが伸びるので、これまた月いちくらいの頻度で自ら調整してたモンです。でも、味があって面白かったんで結構満足なエンジンでした。

フォルクスワーゲンゴルフD(初代) 水冷並列4気筒ディーゼル FF

→軽油の安さでディーゼルに。浮いたお金はローンの返済に回すと云うプラン・・・当然浮かない(笑)。日本橋の老舗デパートのお中元お歳暮配送バイトをこのクルマ持込でこなし、何とか払った。アクセルベタでも、オニの様にスピードが出ない。ディーゼル仕様車の方が、ブレーキパッド&ローターが高価格であるとアトから云うなよなクルマ屋(泣)。重たくて遅いんだけど、決してコワれる気がしない不思議なエンジン。アイドルアップ機構すら付いて無い純正クーラーは良く冷えたケド、アイドル時にダッシュボードがワナワナメリメリガクガクと。コレを思えば、V6ビトルボマセラティの不等間着火振動なんて気持ちいいばかり。ともあれ冷房の付いたクルマはコレが初めてでした。ディーゼルエンジン特有の始動時の予熱(グロープラグ)待ちも、いまや懐かしい儀式でした。

フィアットX1/9 1300 4速 水冷4サイクル並列4気筒SOHC MR

→当時アバルトに恋焦がれていたワタシですが、カロッツェリアボディも欲しい。そんな欲張りな要求をビミョーに満たす存在がこのマシンでした。決して”ダラーラ”だったりはしないんですけどね(笑)。ミッドに積まれたエンジンそれ自体はどうと云うコトも無い個性に乏しい実用車然としたものでしたが、圧倒的にシャーシが勝ってる感じがワタシなどヘタクソには却って頼もしく感じられたモノです。特筆すべきはココで初めてタイミングベルトによる動弁駆動を持つエンジンと関わりを持ったコトでしょうか。もちろん冷房なんぞありませんので、ソコは退化(泣)。

フォルクスワーゲンゴルフD(初代) 水冷並列4気筒ディーゼル FF

→前のは赤かった。今度のは白い(笑)。ツヤの無かったホワイトボディを”ホルツカラーカット”で磨き倒し、一瞬で売却。

マセラティカムシン後期型 水冷4サイクルV型8気筒DOHC FR

→カムシンのボンネットフードにゃ、熱気抜きのでっかいスリットがありますよね。ワタシは雨が降ろうが雪が降ろうが、いっときコレ一台でヤリ抜いてましたので、いつもエンジンのバンクには雨水がチャプチャプ溜まってました。そんなワケで常に2~3気筒はお休みしてたと思います。それでも時に全力でムチを入れてやるとオニの様に加速します。バケモノトルクをしっかりと伝える3速オートマは乗り易くて意外と丈夫、コシのワルいワタシにゃちょうど良い按配でした。ああ、思えば人生初のオートマ車が”よりによって”カムシンだったのかぁ~。普通ぢゃ無いな、やっぱ。とまれマセラティの5リッターV8は、ちゃんとしたヤツをもう一度手にしてみたいモノですが・・・今や高値の花になっちゃったなぁ。常に積極的にATセレクターを動かして走行していましたが、ミッションにもトラブルは出ず、ロー発進すると「ばるるるるるぅ~」といつも楽しいマシンでした。ビトルボ以前のマセラティV8は70年代アメ車好きの方にもお奨め出来ます。怒涛の低速トルクと回転馬力が両方ともに味わえる稀有なユニットでした。

メルセデスベンツ250CE(W114) 水冷4サイクル直列6気筒SOHC FR

→タテ目のベンツは一時期ワタシの中でエース的存在感でした。DBミッションも絶大なる信頼感で、大古車(ベークライトのステアリングにホーンリングが付いてる様なヤツですから)なのにいつも飛び乗って出掛けられるところにメルセデスの底力を感じました。アクセルを踏むと”ぐぼぉ~”っと咆哮しながらグイグイと加速します。機械式インジェクションにもトラブルは出ず、スキーにすらチェーン付けてコレで出掛けてたモンです。

フォルクスワーゲンタイプ1 1200(ダブルバンパー) 強制空冷4サイクル水平対向4気筒OHV RR

→スターターモーターが焼き付いていて、修理を断念していたクルマを貰いうけました。いつも”押し掛け”しながら乗ってた思い出深いヤツ(って、セル直せば?:笑)。以前に乗ってた1500がスポルトマティックだったせいか、1200マニュアルのコレには、特段遅さを感じませんでした。マニュアルもスポルトマティックも両方面白いです。

フォルクスワーゲンタイプ1 1303S 強制空冷4サイクル水平対向4気筒OHV RR

→ま~たビートルですか。コレには後付けのクーラーが付いてて良く冷えたなぁ。1600ccになった空冷ユニットはいよいよ余裕のある走りを実現してました。フロントの足回りが変わっちゃったせいで洗練され過ぎたの感があって、ヘンなエンジン音(空冷VW特有のソレ)聞きながらフツーに走れてしまうところが、ちょっとイヤ(笑)。

ポルシェ914 2.0S 強制空冷4サイクル水平対向4気筒OHV MR

→いまだに良く分からないクルマ。VWでも無ければ、やっぱりポルシェでも無い。ミッドシップなんだけどシャーシが勝ち過ぎ、それでいて限界超えるとスグ破綻(泣)するハンドリングは全然シロウト向きでない。ハヤいのかと云えば、たいしてハヤくはない。んじゃ、オソいのかと云えばそーでもない。凡庸をとことん極めた様なミッドシップマシン。ぶっちゃけ初代MRー2よりつまらんと思った。前後どっちに走るのかわからん様なデザインだけは今でも好きなんだけどね。エンジン音は空冷VWのマフラーいじったヤツみたいなもの。決してヤル気になるタイプの音色ではありません。

 
フォルクスワーゲンポロクラシック 水冷4サイクル並列4気筒SOHC FF

→自分の日常足の”補欠”として購入したけど、すぐ次男に持ってかれたクルマ。とにかく当時の外車で一番安いと云うところに却ってヒカれたものでした。結構フツーに走るだけのクルマ、あたりまえだけど。

ルノー5アルピーヌ(初代) 水冷4サイクル直列(あえて注記:タテ置きなんです!)4気筒OHV FF

→元色が黒かったんだけど、ボディ各部のサビ凹みなどがあんまりな状態だったので、即座にフレンチブルー(とは云っても”サニトラ用”日産純正色なんだけど:笑)へと全塗装。エキゾーストマニフォールドとシリンダーヘッド間スタッドボルトが折れてて、排気音がカッチョわるいのが気になり、かと云って直すカネも無かったもので、しばらく放置プレイに。そのうちなぜか次男のモノと云うことになって、彼が買うクルマ(ルノー5バカラ)の下取りに出された。そのままフレンチブルーミーティングの部品剥ぎ取り大会に出品され、日曜夕方のニュースでその行状を見るハメに。高速走行を含めて、トータルの実走行時間は5時間程度でしたが、旧い設計のエンジンとは云え、そのレスポンスはオートバイのように「ヒュンヒュン」と小気味良く、アメディ・ゴルディーニチューンの血統は伊達ではないと、その片鱗を見た想いがいたしました。

スズキジムニーSJ30F(二代目の最初期幌ドア型) 水冷2サイクル並列3気筒 4WD

→カーセ○サー見て、東京の西のハズレにある瑞穂町まで買いに行ったクルマ。確か18万円とかだった。内外装はボロいが、幌(ドア部分も幌)は比較的チャンとしてた。久しぶりの2サイクルエンジンを堪能し、大雪など降った時にも足として大活躍。クーラーなんか付いて無いけど、フロントウインドーを前方に倒してのノーシールド走行は「きんもちいい~」コトこの上なしでした。当時付き合いのあった鈑金屋の兄ちゃんが「どーしても欲しい」と云うので譲ってあげました。

マセラティビトルボスパイダー(ブルーシルバー/タン革) 水冷4サイクルV型6気筒SOHCツインターボ FR

→もはや、このブログで何度も取り上げた”伝説の”ブッこわれグルマ(笑)。このビトルボスパイダーとの付き合いが無かったら、現在のマイクロ・デポは無いと云っても過言はありません。詳しく知りたい向きはコチラを。

ローバーミニクーパー Mk9 水冷4サイクル並列4気筒OHV インジェクション FF

→ワタシの人生中、唯一新車で購入した四輪車。二輪のカワサキAR80と併せても新車は通算二台。新車を買うコト自体ほとんど無かったところに問題を感じはいたしますが、新車買うとロクな目に遭わないモンでいたし方ありません。上のビトルボスパイダーを下取りにして買いました。”たこヨメ”がマニュアルミッションは勘弁してくれと云うんで、泣く泣くオートマにいたしましたが、マニュアル仕様より10馬力もデチューンされたエンジンは相当トロいです。固めの足回りは好みなんですけどね。90年代のシロモノとは思えない新車品質管理のアマさと、イジョーな回転半径(と、ちょー重いステアリング)がイヤになり、半年で手放しました。やっぱ中古で買えばよかった。カーマ○ジン巻末の読者売買欄に出してたら、三重の御家族が千葉の拙宅まで買いにみえました。

ホンダビート 水冷4サイクル並列3気筒SOHC PGM-F1 MR

→ミニとほぼ同時に所有してたクルマ。やはりマセラティビトルボスパイダーを喪失したココロの痛手はミニでは埋まらずに、せめてオープンエアとミッドシップの妙で埋め合わせが出来ないモノかと買ってみました。そもそもコレが新車で出た時に8ヶ月待ちだと云うんで、アキラメてビトルボに逝った(笑)と云う過去の経緯もあったため、茂原のバイパス沿い中古車屋に並んでた黄色いコイツにひと目ボレ。”無限”のキットも数々付いてて、結構値の張る買い物でしたが、トルクがウスく非力なエンジンのフィール(ほとんど軽トラ)、室内意匠の趣味のマズさと匂い(独特のホンダ臭)、幌開閉の面倒臭さなどなど気に入らない点が続出し、ワタシの人生中最も短期間(三ヶ月)で手放しました。2サイクルでもターボでも無い軽スポーツは、やっぱありえないわ。ああ、低速トルクの無さで走り出しに半クラッチを長くとらなきゃならないところだけは、フロンテクーペを彷彿とさせましたけどね。あー新車で買わなくてよかったわぁ。

メルセデスベンツ280SE(W126) 水冷4サイクル直列6気筒DOHC(この時期のMB直6はツインカムだったんです) インジェクション FR

→サラリーマン時代の最後に買った足。ホントはメルセデスベンツ190Eが欲しかったんだけど、当時総予算100万円では、ボロッボロのしか買えないコトが分かり、急遽11万キロも走ったコイツに目が行き速攻で購入→数日後に銀座のド真ん中でオルタ逝きでシュテルン入場(で金20万円:泣笑)。その後も12.5万キロ時にミッションが逝き、フルリビルドするハメ(金40万円強)にもなりました。だけど、毎日片道100キロの通勤に耐えて良く働いたヤツでして想い出深いです。エンジンはタイミングチェーン駆動のDOHC直6で、独特のカラカラ音を轟かせながら走るのは、結構痛快でした。特段遅さも感じませんでしたので、80年代前半の感覚では必要にして充分なパワーであったのだと思います。このエンジン載っかってるベンツはもう一度乗ってもいいな。見た目も無骨ながらカッチョ良かったんだよな、このツインカム直6ユニットは。

マセラティスパイダーザガート(前期型ロッソマセラティ/黒革) 水冷4サイクルV型6気筒SOHCインタークーラーツインターボ ウェーバーマレリインジェクション FR

→サラリーマン時代の最後に買った趣味車。エンジンについては、あえて多くを語らなくてもいいでしょ(笑)。

メルセデスベンツ190D 2.5ノンターボ(W201) 水冷直列5気筒SOHCディーゼル FR

→とりあえずの足としてウチの三男から購入。遅いのひとことでしたが、なぜか憎めないヤツでした。でも皆さんにはターボ付きをお奨めいたします。

ポルシェ911スポルトマティック 強制空冷4サイクル水平対向6気筒SOHC RR

→趣味の車として、ベンキョーのため購入。ハンドリングはさすがRRだけのコトはあって、大いに気にいりました。一番非力な時代のモノでしたので、エンジンはポルシェの音がするくらいのモンでしたが。やっぱりカラダに合わないみたい、ワタシの場合には。

メルセデスベンツ300SE(W126) 水冷4サイクル直列6気筒SOHC FR

→とりあえずの足としてしばらく乗ってた。工業製品として史上最高完成度のクルマだと思う。エンジンは7万キロごとにバルブシート交換が必要なところが、脆弱でベンツらしからぬモノですが。面白いか?んなワケありませんが、乗っててイヤにはなりません。

マセラティスパイダーザガート(後期型 ロッソマセラティ/アイボリー革)
マセラティスパイダーザガート(後期型 ネロマセラティ/タン革)
マセラティ222E(ブルーシルバーマセラティ/黒革)

マセラティスパイダーザガート(前期型 ロッソマセラティ/黒革)

→上記四台は下取りでとったものの、それぞれ商品化までの道のりが遠そう(ハヤく云えば売り物に出来ない:泣)だったので、ワタシ自身が個人で買い取り自己所有車にしたヤツら。最後のスパイダーザガートなんかはメインヒューズボックスの根源的対策まで施してお金(もちろん自腹:泣)は掛けたものの、自分のクルマをいじってるヒマなどあろうハズもなく、しまいには助手席もハズして東京での足兼荷物運び用作業車(笑)にされてた。可愛そうなヤツ。

ダイハツリーザスパイダー 水冷4サイクル並列3気筒SOHC EFI FF

→千葉拙宅でのエース足グルマとして長きに亘り君臨。当ブログの古くからの読者様方には御馴染みのクルマ。このEF-JL型ユニットってのは名機だわ。丈夫、長持ち、オニっ速(ぱ)や。旅行中にスズキアルトワークスの挑戦(低次元な争い:笑)を受けてたち、一名乗車のアチラさんと二名乗車のコチラは雨の中ほぼ互角か、リーザ優位でした。ちなみに燃費なんざ良いワケがありません。

ダイハツコペン(初代:レザーパッケージ) 水冷4サイクル並列4気筒DOHCインタークーラーターボ EFI FF

→こちらの方がエンジンのスペックだけ見るとスゴそうなんだけど、JB-DET型ユニットは明らかに体感トルクがウスい気がします。気筒あたり4バルブの16バルブエンジンなんですけどね。何事にも分相応と云うのがあって、凝ればいいってモンぢゃありません。まぁ、クルマ自体がキライになるほどではありませんので、こんなものかな、と。

 以上、思いつくままにダラダラと書いてまいりましたが、排気量とか気筒数とかバルブ数を競ってみても全体のバランスを欠いてはなんにもならんし、かと云ってバランス良すぎるとコレまたつまらなくなってしまうというラビリンスであります。こうして書いてると、やはりワタシの場合には4000cc以上の大排気量多気筒車か、2サイクル極小排気量車、もしくはターボ装着(ツインターボならなお良し)車が御好みである様です。2サイクル四輪(三輪)車は、今となっては大昔のジャパニーズ軽自動車か、戦後ドイツ・イタリアのバブルカー群、大昔のサーブ92なんかを買うしかないんで、これからいよいよ味わう機会は無くなってまいりますが、あくまでシャレで飛び込んでみるのもよろしいかと思います。また相も変わらず、乗ったコトも所有したコトもないのに、したり顔でターボ車への偏見や恐れを口にする御仁は世の中で数多い様に思われますが、ワタシに云わせれば「迷ったら、まずターボ(笑)」です。だって、ヒコーキに一番近しいメカなんだよ!コレを知らずして人生を送るのは如何にも勿体無い様に思われます。燃費?いまさら、そんなモンを気にするなら迷わず新車のホンダスーパーカブ50に幌カウル付けて雨ガッパ着て乗ればいい。トータル維持費でこのエンジンに敵う内燃機関ユニットは全宇宙にありませんから、きっと(もちろん自分の足で漕ぐのが結局一番安いのか?あ、ハラが減るから余計に喰ったり、アチコチ痛くなって御医者さんに行ったりで結局は高くついたりして:笑←それでいて30キロ巡行は相当な難事業だしな)。ワタシ、ガソリン&ディーゼルの内燃機関には、まだまだ、ま~だ”(技術的な)伸びシロ”が残ってると思っています。化石燃料だって、当分は無くなりゃしませんって。なにせワタシが8才の頃に「あと40年で枯渇」って云ってたんだから(笑)。

 それじゃー、また明日。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月29日 (日)

ジェンセン541”S”シリーズサルーンのカタログ

 あちょ~!おはよーございまっす。昨日のシメに「それじゃー、また来週」って書いたのに、本日は気まぐれで日曜スペシャルを久しぶりにお届けいたします。

201406290120140629022014062903201406290420140629052014062906 ”大分在住の文豪先生”がついに絵本を上梓したワケではありません。

 コレは1961年製のジェンセン541Sの”本カタログ”です。

 こんなの持ってる可能性があるのはブックガレージ(中野)の高橋大先生しか居るわきゃないと思い、昨日の午後にちょっと電話してみたところ、「あー、たぶんあったと思うけど・・・見たような気がするヨ。売り物にしてないから店には置いてないケド、どこか箱の中に入れてあったと思うから、あとで探してみるね。あ、ついでに類似品(笑)のブリストルとかディムラーSP250とか要る?」「要らねーし、だいたいジェンセンと同類にしたらブリストルなんかに失礼だよ(笑)」「(笑いながら)ジェンセンC V8は?」「ソレも要らねーし、カネが続かん」

 で、昨晩高橋御夫妻がウチのアパートに到着し、このカタログ原本を置いていきました。画像で旧いカタログの空気感をお届けいたします。当時はアストンマーティンなど相当の高級車でも、英国物は三つ折りの簡素な本カタログであったそうです。まぁ、ペラ一枚のマセラティ車よりは遥かにマシ(あまつさえ、コチラは人造着色のカラー印刷だし:笑)。1961年型は後期型なんで、前期型に御執心のRたろう先生的にはちょっと御不満かもしれません。とまれ、本邦初公開と云っても過言ではなかろうカタログですから、持つべきヒトのところに行って欲しいと高橋大先生は仰っておりました。

 それじゃー、また明日。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月28日 (土)

ワタシ自身の愛車遍歴で追う、”動力”ユニットのハナシ(二輪所有車篇)

 今か今かと更新を待っていた皆さん、お待たせいたしましたぁ!はい、こんばんは。本日は朝早くより「横浜のH(マセラティクアトロポルテⅣV6)」さん、「我孫子のF(マセラティクアトロポルテⅣV6エボ)」さん、そして夕方には「港区のA(マセラティシャマル)」さんが御来店くださいました。強い雨の中、わざわざのお越しに感謝しております。たくさんの御土産も有難うございました!

 ところで、昨日は云い出しっぺのワタシ自身が自分の経験と記憶に照らしての記述を何もしておりませんでしたので、本日から都合二回に亘って、徹底的にハジを晒してまいろうと思っております。

 なお、以下の記述中で多気筒エンジンにおける搭載配置方法の表記につきましては、車輌の前後中心軸に沿ったシリンダー配置の物を”直列”とし、同じく中心軸に対して直角に配置された物(いわゆるヨコ置き)を便宜上”並列”と表記いたしました。

ホンダスーパーカブ(1960年代初頭の) 空冷4サイクル単気筒OHV

→こりゃ”前史”的なエピソードですが、中学生の頃に友人の家の庭にブン投げてあったコレをなんとかレストアしてエンジン掛かる様にしようと数人の友達とともにしばらく頑張ってみました。が、ダメでした。キレイにお色直ししたりとかを先にやってたのに・・・。今なら中学生でもネット情報が採り放題ですから、当時そんなだったら何とか出来たかもな。伝説のOHVエンジンをこの時にもっと追究しておけばよかったのにと・・・。

ヤマハパッソルS50 強制空冷2サイクル単気筒

→親戚のおねーさんに借りてたバイク。免許を取得して初めて路上に出たのもコレ。30Km/hでも未体験ゾーンのハヤさ。スゴク懐かしいスクーター式バイクですね。脚をキチンと揃えておとなしく乗ってました、八千草薫さんの様に(当時CMの”イメージおば○ん”だったんです:笑)。

ホンダMB50(MB-5)空冷2サイクル単気筒ピストンリードバルブ

→初めて自分の所有物となった原動機付きの品物(走行三千キロの高年式中古)。当時の一般路上用50ccバイクで7.0馬力は最強。5速リターンギヤボックスを駆使すれば、”どピーキー”なエンジンは相当ハヤかったんですが、2サイクルエンジンオイルをギリギリまで給油せずに乗ってたらあっけなく焼きつき(大泣)、一応OHはして貰ったものの、そのうち友人がヤマハRZ50(7.2馬力)を手に入れた上にポート研磨などのセミチューンを行い、三桁Km/hと云う原付未踏の領域にイッてしまわれたので、無闇なスピードアップ競争には安全運転の見地から参加すまいと(ホントはエンジンOH費用でお金が尽きたので:泣)、練馬のゼロハンライダー最速伝説には、あっさりとピリオドを打つコトにいたしました。

ダックスホンダ70 空冷4サイクル前傾80°単気筒SOHC

→繋ぎで買った、ある意味まったく自分の趣味の範疇に無かったオートバイ(ド中古)。ところが、ホンダ”カブ系”エンジン搭載車だけあって、とにかく丈夫。燃費もスゴイ(良い意味で)。二人乗っても結構物の役に立つから世界中のヒトビトに愛されたのも分かりますね。

カワサキAR80(最初期型) 空冷2サイクル単気筒ピストンリードバルブ

→発表された段階から”カワサキKR250清原仕様”を目指して、一生懸命バイトした金を握り締めて新車(もちろんライムグリーン)で購入。納車の日に取りに行ったらキャブレター内に混入した糸クズのためにエンジンが掛からないと云う、新車にあるまじき品質管理に「さすがはカワサキ!」と却って喜んだのはアホなワタシです。見た目はシート以外AR50とおんなじなので、傍目から見るとオニの様にハヤい原付スポーツと云った感じでした。カミソリの様な走行感はハッキリ云ってコワいです。

ダイハツハロー 強制空冷2サイクル単気筒

→あまりの珍しさに、”くれる”というので貰ってきたヘンなヤツ。なんとか動かそうとしたモノの、その時代(ワタシ高校生)においても超旧車&超迷車扱いであったため、大学受験失敗も相まってレストアを断念。

ホンダCB250エクスポート 空冷4サイクル並列2気筒SOHC

→コレまた金が無いのにどーしても中型オートバイが欲しいと思っていたワタシのところになぜかやってきたヤツ。コレは、当時和光に在った”ホンダSF”に通い詰め、部品をちょこちょこ購入、エンジンが掛かるところまでは行ったと思います。ところが試運転してみると強烈に蛇行するので、フレームやフォークのアライメントに大いなる問題があったと思います。ソレでも欲しいと云う友達にあっけなく売却。エンジン自体は、3バルブのホーク系エンジン(電動モーターの様にそれは静かで良く回る)になる以前のバーティカルツインに独特なポコポコした感じが味わい深くてよろしかったです。

ホンダハミングG 空冷2サイクル単気筒

→そんな、即実用からはかけ離れたモンばっかりを弄ってた頃の、”足の4番打者”がなんとコレ。ちょー遅いので、加速時にはジタバタと足で地面を蹴りながら走り始める感じでした。「昌子のバイクよぉ~」のスズキユーディーミニとは遅さで二大双璧(笑)。だけどちょー”足付き性”がいいので、どうやっても転ばない感じがするところに絶大なる安心感がありました。でも、遅い。

ホンダXL125S 空冷4サイクル単気筒SOHC

→”大学浪人中”の友。予備校行くのも、遊ぶのも全部コレ一台。オフロードマシンはおしなべてデカイので、”押し出し”があるところがいいですね。オフロード系では、ホントはスズキハスラー125とかヤマハTY125なんかの方が2ストでデザインもカッチョいいのですが、まぁね、浪人ですから燃費と信頼性最優先と云うコトで・・・。パワーは必要かつ充分と云う感じで2サイクル勢ホドのパンチ力はありません。けだしカブ系エンジンではありませんが、コチラも燃費はウルトラ級の良さでした。

ホンダXL250S 空冷4サイクル単気筒SOHC

→で、大学入って中免取れて、一瞬繋ぎで友人から引き継いだのがコレ。ワタシの様な短足野郎にはとにかくツラい足付きの高さ。ずだだだだぁ~とイキオイ良く加速したが最後、まったく効かない小径ドラムブレーキは典雅な気持ちにあなたを誘います(笑)。強引なシフトダウンによる単気筒車独特のエンジンブレーキと、ホンのちょっぴりだけ路面にカスるつま先のシュー(靴裏の先端のコト:笑)で毎回止める。交差点のたびにハラハラさせるスリリングこの上ないマシン。あ、コレと基本的に同じエンジンを積んだCB250RS”ヒラヒラ感”の初期型は友人が高校時代に持っててアコガレたなぁ。

カワサキZ400FX(E3) 空冷4サイクル並列4気筒DOHC

→あー、ようやく買えたヨのマルチシリンダー車。初めての4気筒、あこがれのツインカムユニット搭載。全体のバランスは良いけれど、ツアラーの資質しかないマシンなので、たいしてハヤくも無ければスリリングでも無い。とにかくワタシにゃデカいオートバイでした。それだけに走りにはズシっとした高級感があったな。2ケツ(二人乗り)して大阪まで行って帰って来る事が出来た。同じツインカムユニットでも、コレの後に出たヤマハXJ400ってヤツやホンダCBX400Fに載ってたユニットはどう考えても明らかにハイパワーなんだけれどもカワサキ4気筒エンジンの方が遥かに味があった。ああ、スズキGSX400Fなんてのもあったけど、アレもエンジンだけはヨカッタな、初代インパルスシートのカッチョ悪さには閉口したモンだが。

ヤマハミント(初代) 強制空冷2サイクル単気筒

→千葉の拙宅に引っ越してほどなく、隣家の奥さんが「もう乗らないから差し上げます」とくれたモノ。現地での足に数回使い、たこヨメもチャレンジいたしましたが、コーナーリングが出来ない(車体を傾けるコトが出来ない:笑)ためにお蔵入り。よくマネたホンダタクト(初代)って感じのスクーターでした。結構ハヤい。

スズキバンディット250(最初期型) 水冷4サイクル並列4気筒DOHC

→近年になって40の手習いと称して、再びの二輪車道にチャレンジ。ヤ○オクで8万円くらいで落札し、三重の方から陸送で運ばれてきた中古車。絶対に最初期型の緑が欲しかった。エンジンはハチャメチャに回る(17000rpmとかホントに回る:笑)ケド、チカラはたいしてありません。高速道路での80Km/h巡航は、這いつくばったライディングポジションも相まって老体には苦痛のひとこと。でもデザインがとんでもなくカッチョいいから許す(笑)。バラバラに分解したまま放置プレイ中だけど、復旧の見込みはマイナス50000%(笑)

スズキマメタンカスタム(最初期型) 空冷2サイクル単気筒

→今も”半分現役”で持ってる原付スポーツバイク。ちまちまとレストアするつもりが、日曜日にイジる気持ちにならないせいで、なかなか先に行きません。懐かしい乗り味なんだけど、往年のパワーまでは復元出来てないんだよなぁー。エンジン音とCCISオイルの硝煙からは最高にレトロな気分が味わえます。ここにおいて”匂い”は結構重要なんです。

 さぁ、こうして二輪篇を振り返ってみますと、ワタシの関わった”動力”の中ではやっぱり7馬力級以上の小排気量2サイクルエンジンが色々と想い起こされます。とにかく超ピーキーなエンジン特性は、四輪用エンジンの中で相当ピーキーと云われてるヤツよりも遥かに上をいっています。当時お乗りになったコトが無い方々も、気軽に買える価格ですんで一度御経験なさってみては如何でしょうか。

 それじゃー、また来週!今週も皆さん有難うございましたぁー!!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月27日 (金)

あなたのココロに残る”動力”ユニット

 はい、こんばんは!あー、さすがに今日は寝不足だったナ・・・ナニがマズかったんだかわからないケド、カラダは疲れきってるハズなのに、目がランランとしてなかなか寝付けなくなった昨晩。それでも体内時計はワタシを日の出とともに起こしてくれるので、そのまま出社してしまうところがワレながらカナシイ性分だと思います。

 昨日の久しぶりの本ネタに「磐田のF」さんが、全力で反応(笑)してくださいましたが、その御意見にワタシもハゲしく同意いたします。一般的な尺度で云えば、すこぶるヘンなエンジンであるマセラティV6シングルカムビトルボユニットなんですが、何と申しましょうか、とにかくとことん人間臭い(ケド野獣の様でもある)独特のマヌケな挙動(笑)と全力を出さしめた時の驚異的なパンチ力が同居しているところに、何年付き合っても飽きない魅力を見い出せます。あ、もちろん4カムDOHCユニットの連中も基本的な”芸風”はだいたい同じようなモンなのですが、やはり一番ヘン(クセがある)なのは、シングルカムユニットにウェーバーマレリのへんてこ(笑)インジェクション&イグニッションシステムを搭載した222シリーズなどのデ・トマソ最終期モデルでは無かろうかと思います。

 ああ、そういえば、いまだかつてワタシ自身がビトルボ系マセラティの各エンジンについて、そのフィールに関しての詳細な感想を述べたコトはひょっとすると無かったのではないかと思いいたりました。コレはそのうち分かり易くて深ぁ~いヤツをブチかましてやろうと思っておりますが、家に帰ってまで、アレのコトを書かねばならないのか・・・(泣笑)。

 本日は、どーせコメントが入らないハナキンの夜(笑)ではありますが、そんな中でも斯くの如き番外地ブログを訪れてくださった方々には「(よくもわるくも)あなたのココロに残る”MOTOR”」と云うお題でなんかコメントを入れて頂けますと有難いです。内燃機関でも人力でも電動でも、動力であればこの際なんでも可。素直なお気持ちで「アレはヨカッタなぁ~」と云う動力ユニットのハナシを御願い申しあげます。ちょっとハードル高いかなぁ。・・・それでは、いざ!

 それじゃー、また明日。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月26日 (木)

マセラティ222SE、究極の嗜好品。

 はい、こんばんは!今日の東京練馬は、結果的には久しぶりにマシな天候となりました。時々空を見上げては、いつまた”大気が不安定”な状態と云うのになるのかと、気を揉んではおりましたけれど。そんなワケで、本日は久しぶりの本ネタです。

20140614022014061401_220140614042014061403201406140620140614052014061407201406140820140614092014061410 ・・・すでに、何の前触れもなく、じみぃ~(笑)に本篇ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の在庫車情報コーナーにはちょっと前からアップしているマシンなのですが、皆さん御存知のマセラティ222SEが入荷しております、知ってた?

 マセラティ222シリーズの中でも角目後期型にあたる222SEは、オリジナルビトルボクーペの正統なる後継機、いかにもデ・トマソ期ビトルボマセラティらしい端正な佇まいが特徴です。2.8リッターシングルカムビトルボユニットを積むマセラティ車群の中にあっては、”原点にして究極”とも云える存在です。

 サイドからちょっと離れて眺めた時には、写真で見たダケではまったく分からない微妙で複雑な面と線で構成された天才的造形である事もまた理解出来ます。

 このあたりの時代のマシンが持つデザインテイストは、現在のクルマにはまったく望めなくなった、ありえないほどの”キリッと感”と作り込みが信条ですね。内装も外装も、そしてエンジンルームの中でさえも。

 ここまで趣味性を極限まで高めつつ、手の入れ方によっては日常の足にも出来得る稀少車は、自動車史全体を睥睨してもなかなかありませんのに、全世界のカーマニアたちは、依然として”コシがヒケたまま”の態勢で、いまだにビビッている様子です。あー、勿体無い!しかしながら、当ブログを読んでる皆さんはちょっとダケ恵まれてます。日本にはマイクロ・デポがあるよ~ん(説得力がゼロの軽さ:笑)だから。”本物”の手ごたえを求める成熟したオトナの嗜好品として、これからいよいよ注目されてくるのがこのあたりのモデルではなかろうかと思っております。徐々にクルマ好きの世界では気が付き始めている。

 ちなみにマセラティ222SE、対象年齢は35~70才のお友達(もちろん老成したハタチのお客さんがいらしても売りますけれど:笑)です。ビトルボシングルカム車は世界のどこにも無かったエンジンフィールが特徴です。いまだ乗った御経験の無い方々は、クルマ好き同志のハナシのねたにもなります。この機会に御気軽な気持ちで御試乗をどうぞ(日時は事前に御予約くださいね)。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

 

2014年6月25日 (水)

新緑の候、如何お過ごしでしょう。

 あー、今日の東京練馬、ゲリラ豪雨がモンのすごかったですねぇ~はい、こんばんは!お隣あたりの埼玉県朝霞市ではアンダーパスが一気に冠水して走行中のクルマが水没してしまったそうです。雷鳴はゴロゴロ、空には稲妻が走る、そんな午後でしたヨ。それでも、夕方になったら雨も風も落ち着いて、所定のミッションのほとんどを消化出来ましたのは有難いコトであります。

20140625012014062502 ・・・今朝も、やっぱり日の出起床(笑)。テレビを点けたらタマタマやってたので、柄にも無くワールドカップを一瞬見てしまいましたが、ちょうど岡崎選手のロスタイム同点ゴールを見届けたところで出社。まぁ、結果的にはね・・・。そんな中継番組の幕間に流れていたこのCM(音出ます、注意!←なんかあったの?ホ○ダ)には、早朝からちょっとした感銘を受けました。物事は万事がうまくいくワケでは無いのかもしれません。ワタシも人生”ほぼ失敗(泣笑)”かも。けれど、とにかくしつこく成功するまでやれば、どこかでやっぱり成功(かソレに近いモノ)を手にする事が出来ると信じて頑張らねばならぬと思うワケです。こうしてアパートの目の前には大家さんのぢーちゃんが育ててる葡萄がたわわに実っております。葡萄(ぶどう)は匍匐(ほふく)とスゴク似ています。どちらも読めるケド書けない単語です。あ、だいたい人生中、一度も肉筆で書いたコトないや、こんな字(どっちも:笑)。

20140625032014062504 ・・・ココロが荒んでる時や、焦れている時には、緑が恋しくなるモノですね。左の画像は小湊鉄道の月崎駅にディーゼル車が入ってきたところ。まぁ、何の脈絡もありませんが、大好きな風景のひとつです。右の画像は、昨日練馬駅方面から豊島園に向かって路地を歩いていたら発見した蔦のからまるチャペルならぬ廃屋。ここまで生い茂るのには相当な年月を要したコトと思われますが、いい味が出まくっております。コレを撮影したあとに歯医者さんへと向かったワケですが、昨日装着されたばかりの義歯が、本日の昼食時(うどん)に真っ二つに折れました(大泣)。というワケで今日も奥歯がありません。それでも”ぢーちゃんのブドウ棚”をしばし眺めてから帰ってきたもので、緑に癒されたのか結構シアワセな気分です。身近な緑、お試しあれ。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月24日 (火)

歯を大切にしよう(笑)

 はい、こんばんは!今日の東京練馬は御多分に洩れず、一日中ツユまっ盛りのハッキリしない天候でしたが、同じ東京都内でも、三鷹とか調布とか、さらには杉並区の一部などでは、トンデモない天候になってた様子ですね。ゲリラ豪雨のみならず、雹(ひょう)が数センチ積もるほど降ったところもあるそうで、常勤コメンテーター「調布のU」さんの御宅周辺は大丈夫でしたでしょうか?些かならず気を揉んでおります。

 ワタシの方も、今日は朝からちょっとショック。二週間ぶりに歯医者さんに行ったら、着席していきなり「今日は体調の方は大丈夫ですか?これから麻酔して一本抜きますから・・・」「(ええっ!聞ーてねーよぉー!!)フゴフゴ」・・・で、麻酔の注射をチュッチュ・チュッチュと何か所ウタれたことか。

 「はい、抜きますからねぇ~」「フゴフゴ」「はい、義歯を入れてイキま~す」「(えっ?入れ歯?何時作ったの?・・・ああ、この間来た時にやたらと”型”をとってたヤツはコレだったのかぁと想いを巡らすコト0.5秒)フゴフゴ」・・・「はい、今日は過度な運動とか、うがいとか歯磨きとかしないでくださいねぇー。おツカれさまでしたぁ~」「・・・はぁはぁはぁ、も一度うがいしとこう。(と、洗面所へ)おわ~、くちびるがブン曲がっとるぅ~!!」「オカモトさぁ~ん」「はい」「本日のお会計は○○○○円です。次の御予約は・・・」「(あうあう)朝一番でお願いしましゅ」「それでは来週の火曜日ですね」

 ・・・そこにインチョーせんせーが・・・

 「(あうあう)今、鏡見たら、顔がブン曲がってるんでしゅケド、だいじょぶなんでしょか?」「(つとめてニコやかに)ああ、だいじょぶですヨ、麻酔が切れれば元に戻りますから。しばらく歯グキがハレてると思いますけど、抗生物質をしっかり飲んでおいてくださいね」

 ・・・もう、麻酔効き過ぎ。完全に感覚が戻ってきたのは夕方になってからでしたヨ。ホンに皆さん歯は大事。ワタシの場合はどちらかと云えば、虫歯と云うよりも、仕事上や睡眠中に歯を食いしばるコトで、根っこや土台が折れたりヒビが入ったりして奥歯ばかりを喪失してまいりました。すでに七つの奥歯がサイボーグ化(部分入れ歯:笑泣)されてしまいましたが、ホントに違和感バクハツで日々のメンテもたいへんです。

 トシあるね関係者の皆さん、歯はくれぐれも大切にいたしましょう。

 ”(平均寿命-現在の実年齢)×365日×朝昼晩3回=平均寿命まで生きられた場合にあと何回メシを喰える可能性があるか、その概略回数”・・・皆さんそれぞれの事情に応じ、方程式を斟酌して計算してみてください(オレは朝メシ喰わないとか、昼メシ喰うヒマ無いとかを調整)。

 こんなハナシを先だっての土曜日に「調布のU」さん、「練馬のH」さん、「湯河原のN」さんとともに語り合ったモノでしたが、「練馬のH」さんから「たこちゃんは、ここで人生折り返したなぁーと思ったのって、何才の時でしたか?」と投げかけられて、一瞬絶句しちゃいましたヨ。折り返しの目印にパイロンが立ってたのは不惑40の頃だったのかな。すでにソレから10年以上も経っちゃった(ハヤッ&ヤバッ!)。やっぱ、歯を大切に(御身そのものもネ)。

 それじゃー、また明日!

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2014年6月23日 (月)

THE Little Red RACING CAR~リトル レッド レーシングカー

 はい、こんばんは!本日も朝の目覚めが4:30で、もはやスッカリ”早起きぢぢい”モード(笑)の毎日。だいたい最近は日の出がハヤ過ぎ。なんでかなと思ったら、先週の金曜あたりが夏至だったらしい(テツヲタさんが云ってた)ので、そりゃそーだ!暑くならないウチにと、いそいそ5時半に出社して、先週バックカメラを取り付けた「世田谷のS」さんクアトロポルテの内装を入れるため、リアトレー作り(復元)にハゲんでおりました。そうこうしているうちに「Sm」さんからの”美味しいモン”も到来(有難うございましたぁ!)し、ココロの励みとなすモノがあると気合いも一層充実いたしますなぁと感じた次第。夕方まで走り回った一日でしたよ。

20140623012014062302 ・・・てなワケですが、本日御案内するのは、”絵本”であります。ワタシがその存在をようやく知ったのは一昨日の土曜日。

 「練馬のH」さんが、御来店になって「たこちゃん、コレ知ってます?」「ううん?知らなぁ~い」「ぢゃ、アゲます!」と押し頂いたモノ(ホントに貴重な物を有難うございました)。ウチに帰ってゆっくりと開いてみますと、マセラティ好き、ビンテージカー&ヘリッテイジカー好きには、とっても”たまらんちん”な内容の絵本でありました。題して「THE Little Red RACING CAR」・・・小っちゃくて紅いレース用のクルマ、かぁ。ある日ある時、自宅の納屋の中で少年がたまたま発見したのが、なんとまぁ・・・アレですか、と云った(通常ありえない:笑)内容。まぁ、クルマ好きのためのメルヘンですヨ、メルヘン。

20140623032014062304 まぁ、現実世界でこんなのが(自宅の納屋から)出て来ちゃったら、宝くじの一等をいきなり前後賞付きで的中させたようなモノですが、メルヘンの世界では金銭的な損得勘定などの無粋な事は云いっこ無し。

 だけど、フィクションとは云えども、ビミョーにありえないんだけどもあるかもしれないと感じさせるリアリティーがそこはかとなく有るところがミソでして、この作者の自動車趣味人としての大いなる力量を感じさせるところです。このあたり「”ウチの(笑)”大分在住文豪先生」にも、相通じるところがありそうです。ジェンセン541でも絵本書いて貰えないかなぁ(スゴク売れ無さそうだけど:笑)。

20140623052014062306 そして、巻末の綴じ込み付録がコレまた素晴らしくツボを刺激してくれます。

 このおハナシに出てくるガレージのジオラマがそのまま3D化して完成してしまうと云う、ナミダ物のペーパークラフトなんです。だけど、コレはハサミを入れにくいよなぁ。一旦スキャニングしてプリントした紙を薄いプラ板にしっかりと貼り付けて、ソレをガッチリと組みたてる「”Hでございます”さん特許(笑)製法」で作るしかあるまい。

 ともあれ、斯くの如くに素晴らしいマセラティファナティックな内容の絵本ですから、「素晴らしい試みにマセラティS.p.Aは感銘を受け、マセラティ100周年プロダクトとして公式認定」したのだそうです。ニホンゴ版が日本人には結局お買い得ですが、マニアックに各国語版を揃えてみるのも一興かも知れませんね。自他共に認めるマセラティファナティックの方々は、御購入の上で御一読のほどを。何と云っても100周年ですからね、こうなりゃ孫子の代までビバ!マセラティであります。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月21日 (土)

昭和モノクロ雑景

 はい、こんばんは!土曜日の本日は「調布のU」さん、「練馬のH」さん、「湯河原のN」さん、「世田谷のS」さんと次々に御来店(登場順:笑)。それぞれ皆さんよりお心遣いを賜りまして毎度のコトながら、心より感謝いたしております。ホントにいつも有難うございます(ペコリ)。なんだかイジョーに盛り上がった午後のひと時でありました。

20140620012014062002 コレ、何処だかお分かりになりますでしょうか。なんだかビミョーに見たコトあるよな無いよな路地裏の風景は、現在マイクロ・デポが春日町で「作業場兼倉庫兼クルマ置き場」としているところの実に30数年前の風景です。一連の写真は、たまたま一昨日に発掘されたモノ。

 上左の写真では、現在環状8号線になっている道路=かつては富士街道と申しましたが、こうして家を解体した状態で見ますと、ホントにスポ~ンと当時存在した出光のガソリンスタンドが見えております。もっとも、こんなの(実家のムカシ画像)見て懐かしいのはワタシだけだけど。この懐かしさをチットは分かち合える現春日町民の”テツヲタ”さんに、昨日アツくその”練馬へのジモト愛(笑)”を語りましたら、昨晩の飲み会に発展してしまいました(昨日はホントにお世話になりました、テツヲタさん!)。更地にされているところが現在建物が建ってる部分です。

20140620032014062004 ・・・左側画像の左側の家が、事実上の岡本三兄弟生家で、右側の家が途中で買い増しした元借家(ボロい)。この二軒を解体撤去してそのあと建てたのが、現在倉庫として使用している建物なんです。この右側の家で、小学校に通ってた頃のワタシは、日がな一日プラモデル作りに没頭していたワケです。あー、なんかもう、旧い台所から発するヌカ漬け状の”饐えたにほひ”にうすめ液のシンナー臭も入り混じった様ななんだかよくわからなくなってる臭気までもが鮮明に蘇ってきて、ちょっとイヤ(泣笑)。

 おしまいは通りの入り口から奥に向かって眺めたところ。遠くに原付バイクが見えますが、画像を拡大してみたところ、おそらく当時のワタシが日常車にしていた”ホンダハミングG号”でありましょう(超短足君用:笑)。この写真群、しばらくは我が家で酒の肴になりそーだわい。

 それじゃー、また来週。・・・今週も一週間、有難うございましたぁ!今日はこれから自宅でジンギスカンします(喜)。

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2014年6月20日 (金)

焼きとりとショットバーの夕べ

 はい、こんばんは!

2014062001_22014062002_2 (本日午前中のハナシ)「ああ、今スゴク、”こんなところ(デポ前路地)に入ってきやがったぁー”って思ったでしょ?」

 「うん、思った(ニコニコ)!」

 「あ、いや昨日、実家(春日町)周辺の懐かしい写真が出て来ちゃってさぁ・・・」「ぢゃ、今晩早速イッてみますか!」「そーしましょ、そーしましょ!!」

 ・・・と云うワケで、西武池袋線練馬駅から徒歩三分の界隈を、「テツヲタ」さんに連れられた”たこちゃんズ”が歩きます。まずは馴染みの焼き鳥屋に行こうとお誘いを受けましたのでソコへと向かいました。はちゃめちゃ美味くて安かった。練馬の繁華街には初めてイキました。

2014062003_22014062005 続いて、超マニアックなショットバー。サスガはコダワリの「テツヲタ」さんはいいところ知ってる!ウヰスキー好きがやってる、ウヰスキー好きのためのお店と云った佇まいです。「こんなカッチョいいところにいつも来てんの?」「あ、最近はほとんど無いケド子供生まれる前はね、ヨメさんと来たり」なんてやりとりを事前にしてたのですが、ホントに「オトナぢゃん」な感じのスポット。

2014062004_22014062006 ああ、こんなパンフレットをクレちゃって(笑泣)・・・オレはここまでのマニアぢゃ無いんだけど、マニアックなお客に見えちゃうのかなぁー。

 実はたった三十分前まで練馬駅周辺におりました。光ヶ丘までは大江戸線で来て、そこからは「へい!タクシー!!」でワンメーター。笹目通りのダイハツ前で下車したら、あろうコトか新型コペンのデモカーが・・・。 

 それじゃー、また明日。・・・ギリッギリ三分前の更新ですんずれいいたしました!

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2014年6月19日 (木)

「発進」ボタンを押すだけ・・・で、いいの?未来。

 はい、こんばんは!今日はもう、なんだかカラダ中が隅々までイタいので(泣笑)、今晩は”超小ネタ”にて失礼ブッこきまして、明朝までの体力回復のタメに、とっとと寝ようと算段しております。ところで常勤さん方には、昨日は遅い更新時刻でハラハラさせてすみませんでスたぁー。

 つい先頃、ハンドルもアクセルもブレーキペダルもない未来の車、と云うのをネット上のニュースで発見いたしましたので、御案内いたします。とりあえず可愛いので外観は合格かな。きっと強引に実用化される日が、そう遠くない未来に来ちゃうんだと思われますね。

 むか~しムカシ、N○Kの夕方人形劇に「空中都市008(小松左京先生原作←設定2001年だって:笑)」ってのがありまして、その劇中に登場する”ビーグル”は、当時練馬幼稚園の年長さんヤッてたワタシの心を鷲掴みにしたモノでした。・・・「エアカー」って云うんだったよな、その未来の劇中車は。シングルローター式ヘリコプターからメインとテールのローターを取っちゃった様なデザインで、”粘土細工”の時間には細い細いテールブーム部分を折れない様に再現するのに腐心したモノでした(サンダーバード2号の左右サイドポンツーン部分も、コンテナ”ポッド”をハズせるギミックを付けるタメにと、ネンドベラを仕込んで一生懸命作ってましたね←同工異曲の設計:笑)。とにかく大好きだった”未来のエアカー”。

 そんな未来志向ブリバリであった幼年期のワタシ、長じてからは、どーしてこんなレトロ好きオヤヂになっちゃった(成り下がった?:笑)のかなぁー。でも、ボケ防止のタメには、出来るだけ自分で見て考えて、適度にハラハラしながら(笑)カラダ動かしてる方がいいと思うヨ。と、云うワケでの”マセラティ中古車”です。

 それじゃー、また明日。

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2014年6月18日 (水)

魅惑のバイ・ワン・ゲット・ワン・フリー

 はい、こんばんは!・・・うあー、今日はザンギョー残チャンの果てに気が付いたら昼メシ抜きのままPM10:30をすぎてぇ~ら(笑)。ああ、「大田区のM」さんには、マセラティ3200GTの”おかわり”オーダーを承りました。ATからMTになっちゃった(御売約、本当に有難うございました)んですけどね。お若くて理解のある奥様に乾杯しよ、とりあえず。

201406180120140618022014061803201406180420140618052014061806 最近、マイクロ・デポの近所に出来てたド○ノピザ(旧ファミマ敷地跡)が、この時間になっても遠くで光り輝いているのが見えましたモノで、斯くなる上は行かないと、との思いで走り寄りました。

 この店の場合、直接店舗を訪れ、そのままピザを注文して受け取りますと、「BUY1 GET1 FREE!」の法則が速攻で適用(笑)され、なんと組み合わせた二枚のピザのうち価格の安い一枚の方が”ロハ”になってしまうという極めてアメリカンなサービスを享受するコトが出来るんです。

 早速持って帰ってアパートに着いたら、「アレ?ド○ノピザの敷地に自転車忘れた!!(おいおい:泣笑)」だって。

 自転車取りに戻って行って、風呂を出たらこのヤバイ時間帯になってしまいました。発泡酒と水割りでピザの一気食いとなったコトは云うまでもありません。ふぅ~、ハラいっぱいぢゃ。

 それじゃー、また明日。

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2014年6月17日 (火)

いのちのことば(五月・六月)

 はい、こんばんは!本日は「練馬のH」さんから有難いクール便が届きました。本当に皆さん、いつもお心遣いをすみません。一同、心から感謝いたしております。

 以前に御紹介した、同じ御町内にある出世稲荷神社。参拝した折に頂いてまいりますところの”生命の言葉”を久しぶりに御披露してまいろうと思います。

20140617012014061702・・・まずは、平成二十六年五月の山本五十六元帥閣下の御言葉。

 「やって見せ説いて聞かせてやらせてみ讃めてやらねば人は動かぬ」

 上杉鷹山の「してみせて 言って聞かせてさせてみよ」を基にしたと言われる。”ほめる”とはおだてるということではなく、共に喜ぶということ。仕事を教えるのには、ほめてあげることが秘訣だと説いた。

 出典「山本五十六のことば」

20140617032014061704 ・・・続いて、平成二十六年六月の高杉晋作先生の御言葉。

 「おもしろき こともなき世を おもしろく」

 この句に、福岡の野村望東尼(もとに)が続けて「すみなすものは 心なりけり」と加えたとされる。

 この世をおもしろいと感じるか、おもしろくないと感じるかは、心の持ち方次第であるという意味。

 こうして、本日御紹介した二つの”いのちのことば”、両方ともに現在の自身の心境に沁み入るモノです。そうありたいと思えども、ソレがなかなか・・・人生は五十年ほど生きたくらいでは、ホンットなんにもわかりません。四十で、とっくに”不惑”のハズなのにね。いつまで惑うモノなのかしら。さぁ、それでも雄しく立ち上がって、明日も全力匍匐前進で信じる道をひたすらに行こう。
 

 それじゃー、また明日。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月16日 (月)

竹鶴12年が手に入っちゃったモンね(喜)

 はい、こんばんは!昨日の日曜日は、この国のほとんどのヒトビトにとってはブラジルでやってる”蹴球世界杯”をテレビで見る日だったのだろうと思いますが、実に”父の日”でもあったワケです、市井のごくごく一部では。

201406160120140616022014061603201406160420140616052014061606 ・・・そのような2014年の父の日であった昨日、”たこちゃんズ家”では、「今や絶版でビミョーに幻の酒”竹鶴12年ピュアモルト”が二本も入手出来た記念&あろうコトか”たこちゃんの断煙”がカレコレ一週間も続いてるよ顕彰、生ラムジンギスカン&焼肉三昧で過ごす日曜日(近所のスーパー”ラ○フ”はエラい!ソラチのタレ付き生ラムはサッポロビール園風味にごく近く、味覚的に大満足←刻んだ野菜も付いて475円って超安っ!!)」と勝手に題したプチイベントを開催、ごくごくささやかに盛り上がりました。

 そもそもひと月ほど前に、近所の”や○や”で7本も売っているのを目撃したと云っていたのに、グズグズと買わないでいたらある日突然無くなっちゃってたと云う”ニッカ竹鶴12年ピュアモルト”ですが、父の日のプレゼント用にとわざわざ大分に本社のある酒屋さんの通販でゲットしたのだそーです。ちなみに竹鶴12年の後継モデルは俗に”無印”と呼ばれる年数表示無しの”竹鶴ピュアモルト”なのだそうで、明らかに12年以下の原酒を多用したコストダウン臭を感じます。

 ところで本日の晩酌用には、ブラックニッカでは無くて、この竹鶴12年を使ったヒゲのウイスキーフロートゴージャス版を試してみました。注ぐグラスはムカーシムカシにコー○ズさんの内覧会に行った時の御土産であったイル・トリデンテ印の入ったモノで、ココの気分だけはマセラティ屋(笑)デス。

 それじゃー、また明日。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月14日 (土)

モグラ原っぱのなかまたち~往年の児童文学を懐かしむ

 はい、こんばんは!本日も”ヤング・アット・ハート”なオジさん方が次々と御来店くださると云う、”いかにも”マイクロ・デポならではの土曜日でした。中でも一番若い、まだまだオジさん予備軍の「川島町のN」さんは、フィアットバルケッタで颯爽と御来店(納車後初来店)くださり、わざわざ御土産までお持ちくださいましたが、そのまま「海が見たいので南にイキます・・・」とワケの分からないキザなセリフ(笑)を言い残し、なんか南伊豆の方へといらっしゃいました。・・・今晩ブッツケで宿がとれたのか、ちょっとダケ心配しております。今頃どのあたりにいらっしゃるのかな。

 さて、本日の表題なんですが、モグラ原っぱのなかまたちって皆さん御存知でしょうか。急にそんな懐かしい児童文学書の名前を思い出したのは、先日のこんなニュースに遭遇したから。

 児童文学者の古田足日さん死去 86歳

 産経新聞 6月9日(月)14時11分配信

 絵本「おしいれのぼうけん」などで知られる児童文学作家で評論家の古田足日(ふるた・たるひ)氏が8日、心不全のため死去、86歳。通夜は14日午後6時、葬儀・告別式は15日午前10時、東京都府中市多磨町2の1の1、多磨葬祭場・日華斎場で。喪主は妻、文恵(ふみえ)さん。

 愛媛県出身。児童文学の創作と評論で活躍。昭和35年、「現代児童文学論」で日本児童文学者協会新人賞。平成6年に巌谷小波文芸賞。主な作品に「おしいれのぼうけん」「大きい1年生と小さな2年生」など。日本児童文学者協会会長も務めた。

 ・・・だって。 

 「大きい1年生と小さな2年生」って云うのも、文部省だか、PTA評議会だかの御推薦を受けて、ずいぶんとワタシ世代の小学生低学年児童の間では読まれていたと思います。が、しかーし、ワタシにとっての古田足日作品と云えば、あくまでも”モグラ原っぱのなかまたち”なのであります。「空き地に土管で秘密基地で淡い初恋で、都市化の波が押し寄せてくる昭和中期」と云った同世代人にはちょっぴりホロ苦い内容。

 この児童文学のココロを平易に解説してくれているサイト(リンク先の管理者の方、有難うございます!)がありましたので、御存知無かった方は概略をそちらでおツカみくださいな。

 なんだか、このあかね書房って出版社が出してた児童文学のシリーズって無性に懐かしいなぁー。明日の日曜日は久しぶりに図書館にでもイッてみようか。

 それじゃー、また来週!今週も、皆さんのコメントにハゲまされました!!感謝。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月13日 (金)

たこたこ北紀行2014GW(その23:完結篇)

 はい、こんばんは!えっと、本日の東京練馬もトンデモない天候でしたね、どピーカンかドシャ降りか、雷鳴鳴り響きドバドバとひとしきり降ったらケロっとハレる。アタマがおかしくなりそう(いや、もうオカシクなってました:笑泣)です。

2014061017_220140610182014061019201406102020140610212014061022 (昨日の続きです)ミュージアム見学を済ませた”たこちゃんズ”、ちょうどお昼となりましたので、札幌に於けるジンギスカンのリベンジ戦を、サッポロビール園内に建つ数々のレストランの中では最もカジュアルな雰囲気(カフェテラス風)の「ライラック館」にて挙行するコトといたしました。

 あー、ココ(ライラック館のランチメニュー)にはタマげました。ワタシはこのあとも新千歳空港に到着するまでの運転手役がヒカえておりますんで、御覧の様にチカラ強く掲げ持つボトルはアルコールフリーの擬似ビール(笑泣)だったんですが、オプションで頼んで一番高かったのが実はコレ。

 主役のジンギスカンには、イクラ丼やらカニクリームコロッケやらがおまけに付いてくるメニュー設定です。で、そのようなメニューの中からセレクトしました。事前に観光パンフレットから千切りとって準備しておいた生ビールチケットも効を奏しましたが、昼間っから散々飲んで喰ってジンギスカンを堪能しての、このコストパフォーマンスって、イジョーじゃなかろうか?土支田の毎度おなじみ安○亭での”ボンビーセットA(自称:笑)”より安いとは・・・。きっとまた来ようね、ココには。

20140610152014061016_220140610232014061024 園内の楽しく美しい風景を眺めながらの屋外テラスでのジンギスカンは、また格別の体験でしたが、せっかくですからハラごなしにもう一度ガーデンを散策するコトといたしました。

 歴史のある赤レンガ造りの建物には蔦も絡まって重厚な風格を醸し出しております。「☆サッポロビール」のロゴが入った煙突も素晴らしい。

 来道初日の夜に、「I」さんのお誘いを受けて来園した時には、夜であったのと、ほとんど気持ちよく酩酊してた(笑)のとで気が付きませんでしたが、まだまだこの時分はハダ寒かったとは云え、チラホラと花咲き、緑も芽吹いてたんですね。ここでも、わずか数日で札幌にも春が訪れたのだなぁと実感いたしました。

201406102520140610262014061027201406102820140610292014061030 プラプラと歩いて行けばビール園の一番奥にはこんなスゴい展示もありました。コレも先日はまったく気が付いてなかったシロモノです。

[説明看板:蒸気機関車「9643」号]
 9600形は㈱川崎造船所が大正2年から14年間で770両を製造した日本初の量産シリーズの蒸気機関車です。

 大きなボイラー、合理的で無駄のない構造をした短い煙突、低い位置に取り付けられた2つのドラムなどから産まれる力強さが特徴でした。

 北海道地区では、貨物に加えて、客車や石炭列車も牽引しました。特に、冬場の除雪の際にはその威力を存分に発揮したという記録が残っています。

 「キュウロク」の愛称で多くの鉄道ファンに支持されました。
 大正3年11月に製造された北海道各地で活躍、昭和23年6月に国鉄旭川機関区から日曹炭鉱手塩鉱業所へ移り、以来20数年間にわたり石炭の輸送に従事しました。

20140610312014061032 芝生の広場(昨日御紹介したフィアットトラクターの隣)には樽が積まれて、そのまたひとつひとつにはナゾの文字が・・・そんな白いペンキ文字を右上から斜めに読むと「麦とホップを製す連者(れば)ビイルとゆふ(いう)酒に奈(な)る」と書いてあります。1876年、開拓使麦酒醸造所が設立された際に建物前へ積み上げられた樽が復元されて置かれたモニュメントだそうです。さぁ、そろそろ次なる地を目指してイキますか・・・。

201406103320140610342014061035201406103620140610372014061038 

 ・・・で、有名な”札幌ドーム”のさらに上(あくまで気分的に上:笑)にあるさっぽろ羊ヶ丘展望台からの絶景であります。

 「ぼぉいずびあんびしゃす=青年よ大志を抱け」と云えばクラーク博士、クラーク博士の像と云えば通常北海道大学の構内にいらしたハズでしたが・・・

 今では、物見遊山のヒトビトが大学構内に入って来るのを嫌って、博士はこのような場所に自ら志願して左遷(笑)されていらっしゃいました。

 実はこの段階で、またもデジカメの電池がエンプティー状態になりつつあったので、ビシバシと写真を撮るコトが出来なくなってたんですが、ぎりぎりクラーク博士像とその来歴表示看板までは残すコトが出来ました。

 ホントはこの展望台、地味ながらも見どころは結構多くて、札幌雪まつりの歴史と変遷を展示した教会やら、ヒツジさんたちの住まう小屋やら、なぜか足湯もあったりと、とにかく色々と楽しめます。

20140610392014061040 ・・・ああ4月30日(水)、スッカリ夕方も近づいてまいりました。いよいよ、あとは空港を目指すのみとなってしまったなぁー。

 たいしてスピードは出してないのに、ヤケに早く千歳には着いちゃった。着いちゃったケド、まだ迷ってる(マジで、道に:笑)。しばらくは滑走路の離着陸風景でも見てようと、クルマを停めながら少しずつ場所を移動。そのうち、旅客機ではなくて、航空自衛隊のF-15J(DJ)イーグルが数機ずつやってきては着地しているではあーりませんか!たこヨメ携帯を借りて写真を撮ってはみたものの・・・ぜ~んぜん機影が写ってないのでコレは残念無念(いい音してたんだけどなぁ)。

2014061041 ・・・こうして、本年GW中、4月最後の四日間に行われた”たこちゃんズ北紀行”も、ようやくヒト通りの御案内を終えようとしております。本日の完結まで23章もの駄文にお付き合い頂きました。書いてる途中でも「なんか、コレ長くないか?」とか「いったい、いつ終わるのか?」と自問しつつ、過去記事をあたってみましたら、23回も連続したシリーズは、やっぱ今まで無かったみたいです。

 新千歳空港のターミナル構内に到着し、飛行機の出発時間を待つ間、とあるレストランに入って軽いつまみにチョリソーソーセージを齧りつつ、北海道との別れを惜しむように「生サッポロクラシック」をオーダーして一気に飲み干しました。画像のワタシ、飛行機に乗る直前の気分をコメント欄に残そうと、Iモードをポチポチしている様ですね。まぁ、いつもこのようにちょっとずつ地道に書いては足跡を残していくのが、ブログを淡々と続けるコツなのかも知れません。にしても、今回のはとびきり長かったなぁー。とまれ、今後とも当ブログの方は御贔屓に。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月12日 (木)

たこたこ北紀行2014GW(その22:再びのサッポロガーデンパーク②)

 はい、こんばんは!まあここんところね、毎日毎日よくもまぁー雨が降り続くモンですよ。そんなシケたムードの中、関係各所にビミョーな波紋を投げかけてる「ワタシの禁煙」、月曜日の朝に数服吹かしたあと、急遽”ガマンモード”に入ったモノで、丸々三日強(明日の朝で丸四日)の間、一切の薬剤&器材に頼らずにド根性だけで地味に続けておりますが、はっきり云ってキツいです。もう、今晩などは文章がぜ~んぜん思い浮かばない感じがいたします。「ああ、ニコちゃん・・・(泣笑)」

20140610012014061002201406100320140610042014061005201406100620140610072014061008 ・・・昨日はあれだけ”瓶関係の画像を載せておきましたので、もう幾らなんでもアレで気が済んだかと思いきや、今度はポスター責め(笑)。”「サッポロアドコレクション」と題された、サッポロビールさんの歴代広告ポスター展示コーナーです。

 コレ、初めに載せてる方から、左→右→左下→右と云うふうに、”Z型”に辿りますと、段々と時代を遡る様になっております。

 皆さんの御記憶にあるモノ、無いモノ、色々とあるコトと存じ上げますが、こうしてずら~っと並べてみますと、近年のサッポロビールの広告って、やっぱり結構”硬派”な感じがいたしますね。

 なんと申しましても「男は黙ってサッポロビール」ってくらいですから(by三船敏郎先生:笑←って、45年くらい前のだけど)。

 むしろ、昭和戦前や大正へと遡りますと、当時としてはちょっと刺激の強い絵柄がほとんどとなってまいりますのが面白いところですね。おそらくは当時人気のあった芸者衆とか、露出度の高いレビューのダンサーなど、モティーフがすでに水商売入ってますモンね。和装と洋装が徐々に入り乱れて混交していく様も分かり、服飾の変遷を掴むのにも絶好の資料ではなかろうかと思います。

2014061009201406101020140610112014061012 斯くの如くに、よく”広告は時代を写す鏡”だなんて申しますが、広告に起用される芸能人、文化人、スポーツ選手などなども時代とともに次々と変化してまいりますので、その時々の人気者が分かって面白いモノです。

 ここに代表的な例を挙げましたが、「わしの生(ま)れた頃も☆印ぢゃったョ」と一人二役を演じているのは、懐かしい名優にして名ドラマーのフランキー堺さん。お若い方々はギリギリ「霊感ヤマカン第六感」の司会者として御存知かも知れません。シンデレラの馬車を夢見つつリボンシトロンをストローで啜ってる乙女は鰐淵晴子さんのコドモ時分。今ぢゃスッカリ妖艶なオ○バとなっておりますが、ムカシゃこんなだったんですから。”ミュンヘン・サッポロ・ミルウォーキー”はウマいビールの合言葉(当時のCM音源にリンク←15番をクリックすると視聴出来ます)。ムカーシムカシの缶ビールはプルトップ発明以前ですと、缶の上部に二か所の穴を開けて中身をグラスに出した上で飲んだモノなのでしょうね。だいたい当時は、缶に直接口をつけて飲むと云うコンセプト自体が世の中に存在しなかったモノと思われます。

20140610132014061014 ”リボンなんたら”のシリーズは何時の間にやら”ポッカサッポロフード&ビバレッジ”と云う長ったらしい名前の会社が売る様になってるみたいですが、北海道でしかお目に掛かれないと云う、”リボンナポリン”をここでは御案内しておきましょう。リボンちゃんの絵柄もムカシはギスギス(音出ます、注意!)だったのに、最近のヤツはミョーにふくよかで丸っこい感じになりました。・・・ああ、今日もまだ完結出来なかったわい(嬉しい様な悲しい様な:笑)。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月11日 (水)

たこたこ北紀行2014GW(その21:再びのサッポロガーデンパーク①)

 はい、こんばんは!昨日は”パーソナル超小ネタ”であるにも関わらず、皆さん結構反応してくださり有難うございました。ワタシにとって意外であったのは、世の中には「牛乳石鹸派(笑)」の方々が多くいらっしゃるのが分かったコトと、「Wさま」さんが御指摘になっている様に「ワタシが”禁煙”=周囲は”困惑の空気”」と(なぜか)なってるところです。「あー、みんなオレが禁煙するのを”是”としてないんだぁ・・・やっぱ吸っちゃおっかなぁーーー」との誘惑を口にする”もうひとりのオレ”との闘いは朝から断続的に続いておりますヨ。にしても、東京の”雨”の方は毎日飽きずにザッパザッパとよぅ~降りまんなぁー、しかし。

20140609012014060902 (前回の続きです)・・・そんなワケで、午前中に動物園を駆け足見学したあとには、「本日札幌をハナれるにあたって、やっぱどーしても、もう一度あの味に会いたいモノよのぅー」との秘めたる思いはいよいよ募るばかりとなりましたので、他に当面行くアテも無い”たこちゃんズ”は、またまたビールの聖地に舞い戻って来てしまいました。サッポロガーデンパーク、今ではお隣がこうして郊外型の大きなショッピングモールを内包するモノとなってしまいましたが、なんだか以前に来た時と比べると敷地をずいぶんと切り売りしてきた様ですね。伝統ある赤レンガの建物と煙突ダケはなんとか今後も残して欲しいモノではありますヨ。

2014060903201406090420140609052014060906201406090720140609082014060909201406091020140609112014060912 園内の芝生上に、何気に置いてある農業用トラクターですが、”イタ車(笑)”だヨ、イタ車。フィアット415型(45馬力 導入年度:昭和44年とある)トラクターであります。ナンバープレートも付いてますヨ・・・ワンオーナー車?

 大型農業用トラクターの世界では、かつて輸入車が市場のメインであった(国産には大型&大出力のモノが無かった)らしいんです。ですから、ここ北海道には旧い大型トラクター(外車:笑)もたくさん残っているとのコト。

 この威風堂々たるフィアット製トラクター、色々と来歴を調べてみましたら、そもそもはココにあったみたいですね。・・・つーか、ココの中のソコにどーしてオレは今回イカなかったのか、「あ、富良野遠いし」「ええい、マヌケめ、どーして行かぬ・・・」

 ああ、ホントに悔いてるもう一人のオレ(ワタシ:笑)。このフィアット製トラクターは、どーもコレそのものらしい。だけども、コレのあるソコには、外車ばかりなんだろうけど、コッチはコッチで”国産メカ”がスゴイことになってるので、見逃せませんな、ホント。わっはっはっはっ、・・・はぁ(虚泣笑)。

 ところでリンク先の”ヰセキ”とか、めちゃくちゃカッチョ良くないですか?そのムカシ(1960年代)、井関農機はポルシェのトラクターを販売し、久保田鉄工(現クボタ)にはフィアットのトラクターを販売していたと云う、過去があるらしいです。だから、それぞれが、ライセンス元のカタチや理念になんとなく似た様なオリジナル品を作ってきた感じの様です。”大地のイタ車”現在でもランボルギーニブランドのトラクターならばココで取り扱ってますヨ。ちゃんと需要のある北海道に根付いたビジネスとして取り組んでいらっしゃるのがステキ。大規模収穫用機器は日本の中では土地の広々とした北海道ならではといった感じのマシン群ですからね。  

20140609132014060914_2 本日の当サッポロビール園内でのお目当ては、第一にもちろん「ジンギスカンのリベンジ戦(笑)」であるコトは論を待ちませんが、まだお昼の時間までにはちょっと間がありますので、よりアカデミックで有意義なひとときを、この「サッポロビールミュージアム」にて過ごしてまいろうと思います。そもそもこのミュージアムも、ワタシたち”たこちゃんズ”にとって一度は訪れたかったスポットですからね。

201406091520140609162014060917201406091820140609192014060920201406092120140609222014060923201406092420140609252014060926201406092720140609282014060929201406093020140609312014060932 ・・・さぁ、初めに云っておこう。だいたい、このミュージアムも”歴代の瓶”と”概念模型”と”旧い年代モノ看板”ばかりを、結局は御紹介するスポットであります。

 なんだか、カタそーな”明治ネタ”の部分は、結構な分量がありましたが、そそくさと通り過ぎ、ビールの製造工程を示す概念模型もコドモ向け展示でツマラナイのでとっととヤリ過ごします。

 サッポロビール株式会社の公式サイトでは、以下の様に「サッポロビール博物館は、人々に広くビールに対する知識を深めていただく目的で、1987年7月にオープンした、日本で唯一のビールに関する博物館です。
建物は、札幌製糖会社の工場として1890年(明治23年)に建設されたもので、1905年(明治38年)には当社の前身の札幌麦酒の製麦所に改修されました。旧北海道庁とともに明治の面影を残す数少ない貴重な文化遺産であり、「札幌苗穂地区の工場・記念館群」の一施設として北海道遺産に選定されています。」・・・と説明されております。

 やっぱ、「広くビールに対する知識を深め」たりするよりも、歴代の旧っるぅ~いビンやラベルの数々を愛でて歩いたり、時代モノの木製看板&琺瑯看板をじっくり鑑賞して廻るのがワタシたち”たこちゃんズ”には御似合いの様です。

 いつもの様に「ほぇ~、ほょ~」っと旧いビン類や看板類のひとつひとつを丁寧に撮影して歩いてたら、「こちらでお写真を撮らせて頂きたいのですが、よろしいですか?」と畳みかける様に(結構なイキオイで)迫ってくる女性の案内員さんが。

 あー、なんかいかにも”ここで記念写真を撮ってね”的スペースに並ばされ、「はい、パチリ!」はぁー、床に☆マークが投影されてるんだぁ。写真を撮影しないとこのマークが浮き上がってこないと云う寸法なのだな、コレが。

 それじゃー、また明日!

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2014年6月10日 (火)

最近の、パーソナルなナヤみとか、興味とか・・・

 はい、こんばんは! 昨日は100万ヒットへのお祝いコメントの数々を有難うございました。祝って頂いて次の日のネタが、もうコレか、と思うと著しく情けないですが・・・イッてみる?

  ①:先日、千葉の拙宅にて給湯器からの水漏れを発見(まっ、ほぼ20年無交換でしたからねぇ:笑泣)!オリジナルは”ナショ○ル”だけど、いまや給湯器市場からは撤退してるらしーぞぉ・・・で、たぶん「交換必須」。ノー○ツにするか、パ○マにするか、リ○ナイにするか・・・ただいま絶賛ナヤみ中!!

  ②:そんな給湯器のコトでアタマが一杯になってるところに、オーブンレンジもブッこわれ掛けてるらしい。”たこヨメ”は「ジャパ○ット」のオヤヂにすっかりヤラれているんで、「東○の石窯ドーム」が今なら下取りもして貰えるので正味ホントに安いとのたまう。ホントなのか現在検証中。

  ③:毎晩、いまだにアメリカンドッグを喰ってます(笑)が、この時付いて来る「トマト&あらびきマスタード」の容器は””二つ折りにしてブチュっとつぶすとチュ~っとケチャップ&マスタードがそれぞれ別々に並列で出てくると云う・・・どーせみんな、こんなのアタリマエだと思ってるんダロけど、ワタシゃ毎回このギミックはスゴイと感動してるので調べてみたら、エライのはこの会社であるコトが判明。吉○家のサラダに付いて来る”焙煎ごまドレッシング”で初めて見たんだよな、コレ。”二液同時型”は日本で考えたらしい(やっぱり)。ホントは既にあるのかも知れないけれど、片方がワサビで、もう片方がゲル状醤油になってるのが欲しい。公園のベンチとかでスーパーの寿司なんか食する時にいいよな。ああ、マスタード&とんかつソースってのもいいよな、カツサンドとかハムカツなど色々とね。

 ④:ワタシ、只今”禁煙”中、昨日の朝から突如ヤメてます。「あっ?アタマ?働くワケねーぢゃん(泣笑)」めっちゃくちゃ具合がワルい。

 ⑤:なぜか、先週からの我が家では「牛乳石鹸(まだ、あったのか)」がマイブーム。安いからと「青箱(バスサイズ)」が買ってこられてしまいました(笑)。アタマのてっぺんから足のつま先まで、コレだけで洗ってみますと、「な~んだ、コレでいいんぢゃん」と云った結論に。ややこしいボディソープとかシャンプーとかを寄せ付けない潔さに感銘を受けております。

 以上、”小ネタ集”でしたぁ~。そのうち分解して”5ネタ”になりそうだけどな。

 それじゃー、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月 9日 (月)

1,000,000ヒット御礼

 はい、こんばんは!本日も雨こそ一旦アガったものの、なんだか一日中ハッキリしないお天気だった東京練馬ではありますが、どのような場合でもワタシたちの作業は匍匐でジクジクと進めております。お待たせしておりますたくさんのお客さんのおひとりおひとりのお顔を思い浮かべつつ、日々作業に邁進しておりますヨ。

 ところで昨日曜日の朝、当ブログのコメントをチェックするために自らアケてみましたら、ページ左上のアクセスカウンターが「あー、100万ヒットにリーチが掛かってる」の状態を呈しておりました。とはいえ、昨日はダラダラしていてその瞬間を見るコトは無く、今朝になったら数字が”7ケタ”になっておりましたので、遅ればせながら本日はその御礼をさせて頂こうと云うコトになりました。

 まず、この100万ヒットカウンターは、当ブログのPart2時代からの通算となっております。突如としてPart2のサーバが満杯となり、急遽Part3をこしらえた時に、その時Part2のカウンターが示していた数字をPart3開始時にはそのまま採用いたしましたので、そこからはたぶん32万ヒット位ではなかろうかと思っております。コレで、だいたいウチのブログの能力は年間に300,000ヒット内外くらいであるコトが分かりますが、もっともっと、旧いマセラティの世界をクルマ好きの皆さんに知って欲しいなぁと内心では思っております。

 本日は、ちょっとズーズーしい御願いをばいたします。

 もし、当ブログを「少しは面白いな」と感じて継続的に御覧になっているお客様がいらっしゃいましたら、また、そのようなあなた様が何らかのブログやホームページを運営されている方でいらっしゃるなら、あなたのブログやホームページにこのブログや、本篇ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」へのリンクを付けて頂けますと有難いです。あなたのサイトがクルマねたオンリーのモノで無くても一向に構いません(よっぽどアンモラルな内容を取り上げたサイトでなければ)。

 とにかく、少しでも多くの方に、「チョット旧くて楽しいイタリアンカーのある暮らし」、その素晴らしさを安心してお楽しみ頂けます様に御提案してまいりたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。・・・脱線ネタもお許しください。ソレはソレで楽しみのウチですから(特にワタシ自身の:笑)ね。

 それでは、また明日!本日は、ビミョーに小ネタで失礼しましたぁ!!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月 7日 (土)

たこたこ北紀行2014GW(その20:円山動物園の朝)

 今日もまだまだ雨がザブザブ降ってる東京練馬です。思えば、昨年のツユ(練馬限定のハナシだけれど)は比較的ラクだったんでした。昼間の活動時間には雨があがってて、夜間にはしっかりと雨が降りそそぐと云った、イイ感じの涼しいツユだったのですが・・・はい、こんばんは!そんな6月も、あっと云う間に一週間が経過してしまいました。しかるに当ブログの方では、こうしてまーだ4月のネタをジクジク引っ張っております(まっ、あと数回のシンボーですから:笑泣)。

2014060701201406070220140607032014060704 あー、ココはドコでしょ。ま、とりあえず球場がありまして、その背景(遠景)には五輪のマークが付いたスキーのジャンプ台が見えております。

 昨日までとは打って変わって、4月30日(水)の朝を迎えております。

 本日は”たこちゃん北紀行”もいよいよフィニッシュの日(記事はまだオワりませんから:笑)。三日間世話になった札幌市内のホテルをチェックアウトして、駐車場からクルマを出してもらう際に、タワーパーキングの操作係をやってくれていた”おぢさん”が、「なんか函館の方では桜が満開らしいですよ。札幌市内だと円山公園で咲き始めてるってハナシです。かく云う自分はまだ見に行ってないんですけどね」なんて声を掛けてくれました。「ほー、円山公園か。ぢゃチョットだけイッてみる?」ってな調子で、いつもの様にナンも考えずに出かけて行きました。

2014060705201406070620140607072014060708 ・・・で、たまたまクルマを停めた駐車場が球場のヨコだったんですが、見れば目の前には「円山動物園 MARUYAMAZOO」って大書してあります。

 「ああ、コレが有名な円山動物園なのか・・・」時計を見ますと開園時刻は目前の様です。そもそも動物園なんぞにゃついぞ行ったコトのないワタシたち。

 「この際だから、入ってみる?」「うん、いいよぉ。なんか久しぶりで楽しそうじゃない」さっそく”たこヨメ”は入場券をいそいそと買いに行きました。なんか本日も、朝から意外な展開になってるケド、飛行機の時間とかチャンと考えてるんダロな、オレ。まずは午前中の2時間ばかりで、なんとか園内を廻り切ってみようというハラずもりです。

2014060709201406071020140607112014060712 いかにもガキど・・・あ、いやお子様方が喜びそうな小動物コーナーから見て回るコトといたしました。

 ウサちゃん、リスちゃん、ムササビちゃん・・・どの子もホワホワしていて可愛いです。

 夜行性のヤツは内部が真っ暗闇の建物で飼育されています。なんかお猿さん(ルビーがどーのこーの)がいたんだけど、名前を忘れました。

 とりあえず、ここにいる動物たちは獲物を捕りに行ったりするコトも無ければ、自ら獲物となって追いかけられる危険性も無いんで、まぁ、平和を絵に描いた様にのんびりとしています。朝からゴロゴロしてていいよなぁ。お猿とかになりますと、ちょっと人間サマに近いので、仲間内での上下関係とか縄張り争いなど色々とメンドーなコトもありそうですが。

201406071320140607142014060715201406071620140607252014060726  白い壁で仕切られた向こう側では、現在”アフリカゾーン”と云うのを建てている真っ最中の様で、完成図を見ますとコレが出来れば結構立派なモノになりそうです。

 近年の”動物園業界”と云うのも集客の工夫をしていかないと、なかなか来園者の増加を見込めないのでしょう。なにせ、メインユーザーのコドモが少ないからな。同じ北海道には、旭川に旭山動物園と云う、テレビでお馴染みな超強力人気スポットもありますから、札幌も負けているワケにはまいりません。

 美しく整備された園内をプラプラ散策するダケでも結構癒されるモノです。オトナのお客にとっては、ココ重要なところですよね。だけど、期待していたお花の方は、ちょっとだけハヤかったかなぁ。残念ながら、桜が咲き誇ってるみたいな絵にはお目に掛かれませんでしたが、このあと園内を一番奥まで進みましたら、ようやく御覧の様な花咲く木々に迎えてもらえました。緑の草もようやく色が付いてきたところですね。

2014060717201406071820140607192014060720 この動物園内にはいくつものゾーンと飼育公開建物がありましたが、あまりにも駆け足で回ったために、ドコがナンだったのかをついぞ思い出すコトが出来ません(スミマセン)。

 特に順路を考慮するコトもなく手当たり次第に写真を撮りながら進んでまいりました。

 なんかレッサーパンダ?、なんかクマさん?、なんかトラさん?、なんか豹だかジャガーだかネコ科のでかいヤツ?・・・アンタたち、ダレだっけ(笑)。寝てばっかりのトラさんはなかなか起き上がってくれなかったので、このカットを撮るのに数分を費やしてしまいましたのは記憶しております。円山動物園の名誉のために申し添えておきますが、ここまでの間にもモノすごく珍しい動物さん方の数々が迎えてくれました。但し、キリが無いので、ぎりぎりワタシの興味を惹いたヤツだけを撮影してお届けしております。動物ファンの方々、どうか怒らないでくださいまし。

2014060721201406072220140607232014060724 ・・・ここは、爬虫類とか両生類など、カメでカエルでトカゲでヘビばっかり(あ、あとワニも)が巣食う(笑)飼育建物内部のホンの0.2%くらいをお届けしております。ここでは結構多くの写真を撮っておりましたが、ひとつひとつの写真になんにも説明が付けられないのがあまりにも虚しいので、代表的なヤツだけを載せました。

 ワタシの場合には”ケロちゃん派”なので、カエルさんは基本的に好きです。だけどここにいるのは”なんたらドクガエル”みたいな赤かったり黄色かったりするようなマニアックなヤツばかり。天然の生物にはアッと驚く様な色彩感覚であったり、とてつもなくユーモラスな形状の”外装(笑)”を持つモノが少なくない様です。特に南方の地域のヤツはキョーレツですね。ヘビさんもこうして至近距離で見ると、目元なんか結構可愛いモンです。

20140607272014060728 フラミンゴさんたちと、なんかカワセミ系のド原色野郎(性別不明:笑)。こういう、通常そのへんの界隈では決してお目に掛かるコトの出来ない原色系のトリさん方も多数集結しております。

 こういったお色のキレイな大型鳥のみならず、いわゆる猛禽類のワシやタカ関係者もたくさん居ました。何枚か写真を撮ろうと試みたのですが、網が幾重にも細かく張られて、どのように撮ってもナニ撮ってるかわからない画像しか得られなかったのが残念です。

2014060729201406073020140607312014060732201406073320140607342014060735201406073620140607372014060738 なんか、このあたりからようやく”正調動物園”といった雰囲気になってまいります。ホッキョクグマさんやら、犬の様で犬でない、オオカミだのコヨーテだのハイエナだのの類。

 せっかくの北海道なんで、ヒグマさんの画像はキチンとオサえたいと思っておりましたが、何分待ってもついにお顔を見せてはくれませんでした。

 んで、類人猿と申しますか、我々のナカマである霊長類のブースに行きましたら、あまりにも所帯じみてて(バーサンからアカチャンまでが大勢同居)身につまされたので、とっとと退散(笑)。

 美しいタンチョウヅルや大きなペリカンは目の細かい網で覆われているためにこのような画像しか撮れませんでした。

 「う~、らいおん、ライオン・・・あ、居た!」ようやく見つけましたヨのタテガミ凛々しいオスライオン、しばらくゴロゴロとなさけない雰囲気を醸し出しちゃってましたが、そのうちすっくと立ち上がってくれました。

 シマウマさんは、ミョーに”美尻(笑)”。どーして剃っても剃っても縞が出てくるのか不思議です。

 ダチョウさん方は、いつもの様に、期待通りの動きでヘコヘコと走り回っております。柵の中に居るから暢気にしてられますが、こんな連中にバッタリ遭遇したら、ビックラこいて失神してしまいそうです。どデカイですヨ。

 そして、ヒッポくんです。朝っぱらからグースカと寝ている模様。でもカバさんは、草食系のノンビリムード漂う動物ですが、縄張りには人一倍(あ、いやカバ一倍か:笑)気を遣う性格らしく、ひとたび怒らせたら手がつけられないホド強い(ライオンをもビビらす)んだそうですね。アフリカに於いて、ヒトが野生動物からヤラれてしまう事故の中で、最も多いのが”対カバ”なのだそうです(ついヒトは縄張りに誤って入り込んでしまうから)。

20140607392014060740 そして、動物園ならではの生物としては、キリンさんもハズせません。

 ここでも幾頭ものキリンさんが飼育されていました。お庭を悠々と歩く姿が印象的です。

 看板にあります様に、ここのメスキリンの一頭は有名コンビニチェーンのマスコットキャラクターにちなんで(よその動物園にいた時は”小夏”ちゃんだったそうで・・・)再命名され、この動物園に寄贈されたそうです。

2014060741201406074220140607432014060744 ・・・あー、コレで大体見終えたかな・・・だけど、なんだかココロにポッカリと穴が開いてると云うか、何かいまひとつモノ足りないと云うか・・・。

 そーだよ、ゾウさんが居ないんだヨ、この動物園には。在りし日にはゾウさんがのっしのっしと歩いていたのであろうゾウ舎前の広場にまいりますと、そんなワタシのココロを見透かした様に「ゾウはどうしていないの?」と題した看板が立っておりました。

 まーね、ジャイアントパンダとか、コアラとかの”飛び道具(ぜーんぜんトバないケドね:笑)”的見世物動物を持たない動物園でも、ライオン・トラ・キリン・ゾウは人気銘柄なので取り揃えてあるモンなのですが、今ではゾウを手に入れる事自体がたいへんになっているんですね。そのうち、ゾウがパンダやコアラの様に”珍獣”として大復権する日もやってくるかも知れません。

 それじゃー、また来週!今週も一週間にわたって有難うございましたぁ!!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月 6日 (金)

たこたこ北紀行2014GW(その19:坂本九思い出記念館)

 はい、こんばんは!もう、本日の東京練馬は朝からズブズブの雨。終日ドシャ振りとなってしまった(現在進行形デスが)一日ではありました。マセラティキャラミのスイッチ類、内部の接触不良を治そうと分解してはみたものの、まぁ、腕も指も何本必要なんダロといったパズル構造で、まいったマイッタ(泣笑)!目・肩・腰・・・すべてイッてますよぉー(さんハイ、”としあるね!”っとぉ:笑)。

20140605012014060502 (昨日の続きです)炭坑内の「まっくら探検隊」実技(笑)をどうにか突破した”たこちゃんズ”は、「もう、コレで夕張に思い残すコトは無いな」と同地をアトにいたしまして、札幌に向けて戻る方向へ走りながらも更なる”ブログねた”探しに奔走いたしました。ソレで、本日御紹介する次なるスポットは、ココ「坂本九思い出記念館」となりました。えーっとねぇ、時計の針が4月29日(火)PM3:30くらいでの当地到着だったと思います。いやぁー、探した、サガした。夕張方面からシロウトがやってきますと、まず見つけるコトは難しいところにありました。道道3号線を行ったり来たりでようやく発見出来た時ゃウレしかったなぁ。

201406050320140605042014060505201406050620140605072014060508 

20140605092014060510 坂本九ちゃん(公式サイトウィキ・・・ああ、お若い方のためにあえて御説明いたしますと、この方を御呼びする場合には、老いも若きも”ちゃん”付けにするのが当時のキマリでした)、もう突然”夜空の星”になられてしまってからずいぶんと歳月が流れましたね。

 日本人でただ一人、全米一位になった実績を持ち、国内でも無数のヒット曲を連打した大歌手にして、長じてからもまったくエラぶるコトの無かった気さくなキャラクターは多くの人々に愛されて、晩年近くでは司会者としてのテレビ出演も数多くこなしておられました。この方がその場に居るダケで何かホッとする、そんな和やかな雰囲気を自然に発する方でしたね。

 全米で第一位のレコード売り上げを挙げた曲は、云うまでもなく「SUKIYAKI(原邦題:上を向いて歩こう)」です。今はどうなってるか分かりませんが、ヨーロッパやアメリカのホテルに日本人が団体で宿泊してレストランやラウンジなどにタムロしておりますと、必ずと云っていいほどに専属ピアニストが「さくらさくら」と「SUKIYAKI」を奏でてくれたモンです。それくらいに世界的にも認知度の高かった実力派日本人歌手のお一人であります。「♪うぅーえぇーをむぅーうーいぃーてぇー、(は)あーるこぉ(ほ)おぅおぅおぅ」・・・作曲者である中村八大先生がお寄せになった文章を載せたパネルには、この独特の節回しについての解説が述べられておりましたので、興味深く拝見いたしました。

20140605112014060512 そして作詞者である永六輔さんから寄せられた数多くの色紙の中の一つには、九ちゃん御本人の直筆メモが貼られております。

 「ああっ、八大先生も永先生もサスガに”九ちゃん”って云ってない!”九君”だって」・・・いきなり冒頭の注釈をヤブる人物がこんな身近(ワタシのぢゃないヨ:笑)にいらっしゃったとは。ところで九ちゃんの奥様は、コレまた云うまでも無く美人女優の柏木由紀子(公式サイトウィキ・・・現在活躍中”なんたら48”の中にも途中まで同姓同名の人気者がいらっしゃいますが、由紀子さんの方は、ソレを気に掛けたブログタイトルでエスプリ効いてマス:笑)さん。当記念館展示のほとんどはこの方からの供出物でありましょう。

201406051320140605142014060515201406051620140605172014060518201406051920140605202014060521201406052220140605232014060524 そんな、この記念館のスゴイところは、おそらくかつての御自宅を整理されて、居間などに飾られていたのであろう無数の表彰状や楯、納屋や押入れの奥深くに眠っていたのであろう懐かしいファンとの思い出の品々や本人愛用の着衣、趣味の諸々・・・とにかく、少なくとも御結婚されてからの九ちゃんとその御家族の半生がほとんどすべて詰まっているかの様な生活品・愛蔵品が惜しげもなく展示してある点です。

 学齢期に達する以前のコドモの頃に、目薬「Vロート(だったと思う)」のコマーシャルを見て、そのあまりの美形さにヒト目惚れ(早熟:笑)してしまった過去を持つワタシとしては、九ちゃんが由紀子さんを娶った時には「なんだよぉー九ちゃん!」と大いに嘆いたモノでしたが、こうして当時の写真パネルを拝見いたしますと、仲睦まじい御家族であるコトが偲ばれて、とっても心が和みました。

 往時の活躍を雄弁に物語る無数の楯とトロフィー。パラキンでボーカルをやってた時代の「ステキなタイミング」から始まり、「見上げてごらん夜の星を」「ジェンカ(レット・キス)」「明日があるさ」などなど、御本人の存命時と没後を問わずに何度もカバーされ続けた名曲の数々。それらはまた、ことごとくコマーシャルソングとして何度も何度も反復使用されてきましたので、まさに現在にあっても国民的歌謡曲と云え、全盛期の九ちゃんを知らない御若い方々でも曲の数々ダケは御存じではなかろうかと思います。

 ショーケース内の展示品には、柏木由紀子さんの直筆メモによるキャプションがひとつひとつ丁寧に付けられており、とてもアットホームな雰囲気です。

 晩年まで九ちゃんが福祉の世界でも大活躍されていたのは知るヒトぞ知るところですが、なぜかこの場所に記念館がありますのも、そういった福祉活動の延長線にあるモノだそうです。

20140605252014060526 そんな記念館で坂本九ワールドを体感したあとには・・・札幌に帰って、またまたジンギスカンディナーと洒落込みましたが・・・うーん、ちょっと”サッポロビール園”のとは、どうも芸風がチガうんだよなぁー。アッチのはあくまで”焼く”感じ、コッチのはなんだかしまいにゃ”煮る”感じ(しかも生玉子に漬けて食する)。コチラの芸風も伝統のある食し方らしいので、当地でも長い間大きく支持されている様子ではあったのですが、ジンギスカンデビューが”ビール園風”であったワタシにはちょっと違和感を感じるモノでありまして、とっても残念でした。

 それじゃー、また明日!皆さんもハナキンの夜をお楽しみくださいね!!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月 5日 (木)

たこたこ北紀行2014GW(その18:夕張石炭博物館②)

 はい、こんばんは!あー、真夏日が先に来たかと思いきや、やっぱりツユはやってくるんですね。早朝のニュースでは、「今日で東海地方まで入梅」とヤッてましたけど、東京練馬も一日を通して雨雲が低く広がり、雨は終日降りしきってる感じでしたので、ひょっとして関東もコレを以ってツユ入りと云うコトになっちゃうのかな。あーあ。

20140604012014060402 (前回の続きです)・・・とにかくですね、地中深くまで降りて行こうとする時には高速エレベータで行くのがホントなんでしょうけど、ここにもソレを模したエレベータがチャンとあるんです。

 ああ、だけども残念ながら、そのエレベータの写真が無いんですヨ(泣)。結構よく出来たギミックが付いてまして、ホントはそれほど深くは潜ってない(たぶん二階から地下一階分くらい)んでしょうけど、エレベータの壁面にスクリーンがあって(効果音も出る)、さも高速で地中の奥深くまで降下している様に錯覚させる趣向となっております。かなーり長い間(実物の時間感覚はこんな感じらしい)エレベータの扉は開かずに降下を模した時間は続きましたから、ホントは相当な大深度なのでしょうね。

20140604032014060404201406040520140604062014060407201406040820140604092014060410201406041120140604122014060413201406041420140604152014060416 で、そんなエレベータを降りますと、炭坑風俗館と称する原寸大のジオラマ展示スペースが奥へと続いております。

 ”たこヨメ”は嬉しそうにキャッキャと(そしてトットと:笑)先を急ぎますが、ワタシの方はひとつひとつの撮影(デジカメの電池残量も気にしつつ被写体を吟味して)をしながら後に続きます。

 明治・大正・昭和と少しずつ進化しながら移り変わってきた炭坑堀りの手法や、現場の組織構成の変化、工具や防具の進化を目の当たりに感じ取るコトが出来る素晴らしいディスプレイだと感心いたしました。

 最初の入場時には「ヤケに高けぇーなぁー」と感じられた入場料も、このあたりまで見学してまいりますと、さしものワタシも「あー、コリャ確かに金が掛かってるわ」と云った感想に変わりました。

 コレ、実は(前述の理由により)全部を撮影してないんです。本当は、リアル過ぎるくらいにリアルなお人形さんたちの表情豊かな顔を、ひとりひとり逐一アップで撮影したかったのをナミダを飲んでガマンしたのですから。

 顔面の表情だけでなく、身体的な動きもそれぞれがダイナミックに良く捉えられています。

 そしてココは結構うるさいんです。どデカイコンプレッサーが耳元で唸るのを再現したり、掘削機などの機械動作音を精密に(シツコイくらいに:笑)鳴り響かせたりと、マニアックなまでに「リアルな炭坑内」を描写しようとする姿勢が貫かれております。

 同時に当時使われていた大型の機械も、こうして様々に展示してありますが、コレも実はごくごく一部でありまして・・・。

 ソレらの展示物の中で、ある意味スゴイなぁと感心したのは、「作業灯自動充電台」なる大仰なマシン。確かにこうなっちゃうよな、人数が大勢居れば。往時にはおそらくこんな装置がずら~っと並んでいたコトでありましょう。「ダブルチェーンコンベア」は実際に作動しておりましたが、このあたりでの大音響はたいがいなモノでしたヨ。耳トレそう。

20140604172014060418201406041920140604202014060421201406042220140604232014060424 「御用と御急ぎの無い方は、さぁさ、お立会い」・・・ぢゃないんですヨ。

 ここは”捜検所”。

 「あんたタバコ隠し持ってない?」とか、「ポケットにマッチとかライター入ってない?」などと坑内に入る前には中学生の様にチェックを受けねばなりません。色々とヤバそうなガスが漂い、時には充満する場合もある坑道内では当然の如くに火気厳禁ですからね。

 薄暗い通路を歩いて、その先に見えるトンネルの中こそが”まっくら探検”その場所であります。

 もういきなりプロ仕様。壁に掛かっているビニール袋は”一酸化炭素ガスの突如噴出!”などの有事の際、咄嗟にアタマからスッポリと被って当面の酸素を確保するための救命具。

 掘削作業中は、ただ漫然と掘っているダケではありません。始終ガスを検知して、危険が迫れば即退避となります。

 こうした尋常ならざる緊張感の中でキツい肉体労働に従事するワケですから、心身頭脳ともに健康そのものでなければ到底勤まるモノではありません。「ああ、オモテのあかりが見えてきた」と云うところで、ついにデジカメのバッテリーが費えました。実に”たこヨメ”は、この出口直前の上り坂で身体の不調を訴えました。実際に硫黄臭的な臭いがしておりましたので、何らかの岩盤成分が雰囲気となって微量ながら漂っていたのでありましょう。厳しい炭鉱掘削作業の一端を垣間見る思いでした。

 それじゃー、また明日もネ!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

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2014年6月 4日 (水)

最低にして最高の道

 はい、こんばんは!やっぱり、ここ最近の全国的な高温、特に北の地方で連続した猛暑日の出来については、テレビ各局のニュース番組やワイドショー番組に出演している気象予報士さん方が司会者やコメンテーターたちから”フクロ(笑)”にされているとのハナシをネットのニュースで読みました。「今年は冷夏だって、云ってたぢゃん!」って。ソレでも、「ツユが開けて本当の真夏の時期になったら冷夏になる」との予想をキショーチョーが覆さない限りは、予報士さん方もある程度はその見解に従わねばなりませんので、ちょっと可哀想な気もいたします。

 本日はトートツですが、就寝前10分あまりの”ネット徘徊タイム”の中で、ひょんな事からたまたま見つけた「詩」がミョーにワタシのココロに刺さってしまいましたので、ソレを御紹介するコトにいたします。

 最低にして最高の道    詩:高村光太郎

 もう止そう。
 ちいさな利欲と ちいさな不平と
 ちいさなぐちと ちいさな怒りと
 そういううるさい  けちなものは
 ああ、きれいにもう止そう
 わたくし事の いざこざに
 見にくい皺を 縦々よせて
 この世の地獄に 住むのは止そう

 こそこそと 裏から裏へ
 うす汚い 企みをやるのは止そう
 この世の 抜け駆けは止そう
 そういう事は ともかく忘れて
 みんな一緒に 大きく生きよう。
 見えも かけ値もない裸の心で
 らくらくと、のびのびと
 あの空を仰いで われらは生きよう。
 泣くも笑うも みんなと一緒に
 最低にして 最高の道をゆこう。           

 ・・・如何でしょう。近頃では中学校の国語教科書にも取り上げられているらしいコノ詩。学の無いワタシは文学の世界とは疎遠な暮らしを続けてまいりましたので、このたび初めてこの素晴らしい詩に触れました。当時のいい加減な受験勉強の中では「高村光太郎智恵子抄」とだけ憶えておけばOK!みたいな流れがありましたので、ソレだけは知ってました。でも、いまだかつて”智恵子抄”だに読んでません(イバリ!)、ワタシ。

 もう、ナニがスゴイかと申しますと、題名中の「最低にして最高」と云うフレーズが、ソレこそ最高なのでありまして、あくまで私見ながら、かの赤塚不二夫先生もきっとコノ詩にインスパイアされて「ハンタイのサンセーなのだ!!」との天才的フレーズを思いついたのでは無かろうかと思います。

 ある意味では諦感漂う”世捨てビト”の詠んだ詩と云う雰囲気もあり、はたまた浮世ですべての艱難辛苦や喜怒哀楽を味わい尽くした結果として達観した人間が誇りも高く宣言している様にも感じられます。まぁ、なにせ詠んでるのが高村先生ですからね、少なくとも言葉のひとつひとつは平易ながらも格調高く心に響きます。

 ”道”を”車”に置き換えれば、イタリアの三叉鉾印自動車に、

 ”道”を”店”に置き換えれば、ネリマの中古車屋に、

 ”道”を”人”に置き換えれば、やっぱ”た・・・・”。

 いずれにしても、なんかもうホントに超サイッテイーな感じが良く表現されております(泣笑)。クルマずきを標榜される方々には、「最低にして最高、最高にして最低」この心持ちの良さ(絶大なる癒しとハラハラドキドキのループ:笑)を生きているウチに一度は味わって頂きたいモノです。

 「んっ、コレでイイのだ!」

 それじゃ、また明日!・・・最低にして最高の夜に乾杯とイキましょう!!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月 3日 (火)

たこたこ北紀行2014GW(その17:夕張石炭博物館①)

 ホッ・・・全国的に暑い真夏の様な気候に蹂躙(笑)されてきた、ここんところの日本列島ですが、本日はいち早く九州地方がツユ入りしたそうですね。早速激しい雨が降るとの予報が出ておりましたが、九州の皆さんがお住まいの地域では如何でしたでしょう。・・・はい、こんばんは!当ブログはそんな九州とは対極にある北海道ネタをま~だ懲りずにお送りしております(ちなみに今日の北海道、気象庁に拠れば午後2時すぎに音更町と云うところでで37.8度を観測したそうです。90年前の帯広でのレコードに並んだとのコト・・・いやはや)。

201406020120140602022014060203201406020420140602052014060206 (前回の続きです)・・・えっとねぇ、まだ時計の針が4月29日(火)の午後なんだヨ、コレが。

 途中の通行止めによる大迂回も乗り越えて、ようやくヤッてまいりましたのが、ここ”元”炭鉱の街、夕張。

 市街地のあまりの寂れ具合に驚きつつも、ひとり気を吐く観光スポット、石炭博物館を訪れました。

 メインエントランスの周囲では、中に入るともっとスゴそうなモノが待ち受けているコトをイメージさせる様に、煽り看板や、コレでどーだ!的現物展示が出迎えてくれます。

 実際に、ワタシたち”たこちゃんズ”は意外にも高価な入場料にちょっとダケ怯みました。「ねぇ、どーするぅ~?」「まっ、一生に一度のコト(たぶん:笑)だから」みたいに些か大袈裟な会話を取り交わしてから、結局は入場するコトといたしました。その決断に”効いた”のは「まっくら探検実施中!」の大看板。アタマに作業灯の付いたヘルメットを被って、かなーりリアリティのある炭鉱内を歩いて探索するコトが出来ると云う。こりゃちょっと魅力的な体験だわ。

201406020720140602082014060209201406021020140602112014060212 早速、入場料を支払って、館内へと誘われます。玄関付近で異彩を放つのは後光の差した「サリバン型エアーコンプレッサー」の巨大な現物展示。

 続いては、かつての当地で採掘されたという巨大な炭鉱石(と云うよりも岩)の展示がコレでもかと並んでおります。

 画像では、残念ながらその巨大感がいまいち伝わっておりませんが、ホントにドデカイです。地下の坑道からどのようにして運び出したのかが摩訶不思議でありますが、きっと何もかも想像を絶するような巨大装置が装備されていたのでしょう。

 とにかく、まずは「いいからデカさに驚け!!」・・・コレが博物館の狙いである様です。散々ドデカイ炭鉱石を眺めたあとには、「どーして(どーやって)石炭が出来るのかな?」と云う素朴なギモンに悠久の大昔から遡って答えてくれる自然科学コーナー的展示に突入いたします。ここでもまずは巨大なアンモナイトがお出迎えしてくれます。

201406021320140602142014060215201406021620140602172014060218 北海道の炭鉱と”メタセコイア”の樹には切っても切れない関係があるらしく、館内の随所でこのハナシが出てまいります。

 太古のムカシに北の大地を覆っていたメタセコイアたちが、その生命を終えて徐々に地中に埋没し、大量の埋蔵量を誇る石炭となったのですね。

 いつの時代もエネルギーをどう確保するかと云った課題は、産業振興・国防・生活の省力化近代化などを考えた時には避けて通れないものです。

 先人たちは、まさに命を掛けて、このエネルギー問題に取り組みました。

 コドモ向けのプロパガンダ看板には、こうして色々な物品を製造する場合の(あたかも)原材料として石炭が使われている様な絵が描いてありますが、ここはキッチリと、キレイごとではないエネルギー源としての石炭の重要性を説いて欲しいところです。石炭の樹のしたで遊ぶコドモたちはその服装から明らかに”昭和の子ら”であるコトが分かります。少なくとも東京のハズレの公立小学校に通っていたワタシは、社会科の授業でこのあたりをキッチリ教えてもらったコトが無かった(忘却の彼方?:笑)様に思います。

2014060219201406022020140602212014060222 そんな偉大なる先人、炭鉱に生きた男たちのツラ構えを見よ。

 毎日が過酷な戦場、ひとたび坑内に入れば命の保証はほとんど無い。朝入坑した人数が、夕方同じ数戻ってきたら、それは僥倖と云えるかも知れない、そんな環境。

 頭上からは粉塵舞い落ち地下水も滴り落ちる坑内での昼食、真っ暗闇の中で、真っ黒に煤けた顔と手のままで弁当箱を広げています。

 そのような過酷極まる一日の作業を終えての無事帰還、そして続いての入浴は得も云われぬほどの開放感と充実感を彼らにもたらした事でしょうね。そして頼もしくも優しいお父さんの顔に戻って、待ち侘びる家族の住む炭住へと帰って行ったのでしょう。 

20140602232014060224 ・・・と、このあたりまで調子に乗って写真をビシバシ(それでもヒカえめに)撮りまくっておったのですが、気が付けばデジカメのバッテリーアラームがチカチカと点灯しております。

 このあとの”本丸(地下坑道探索)”を前にして、デジカメのチカラが尽きてしまってはタイヘンですが、充実した展示品の数々や無数のモノクロ写真パネル群はドレも出来れば撮っておきたいモノばかりで取捨選択にコマってしまいます。

20140602252014060226 ところで、自分にとって、”北炭”と聞いて想起される事象は決して芳しいものではありません。

 本邦に於ける石炭採掘事業にとどめを刺したとされる夕張の”新炭鉱”で起きた痛ましい事故は、まだまだ記憶に新しいものであるからです。三十数年の歳月は経過いたしましたが、関係者にとって、その深い心の傷は到底拭い去る事の出来ないものでありましょう。この博物館ではそんな忌まわしい惨事の詳細を今に伝えるコーナーもキチンと整備され、写真パネルや当時の新聞記事によって誰の目にも分かりやすく展示しておりました。自分もパネルの前で、しばし黙祷いたしました。

20140602272014060228201406022920140602302014060231201406023220140602332014060234 博物館も入口付近の巨大でマクロなハナシ(云わば総論)から、石炭産業と社会との関わりを論じ、さらに奥へと進むに従って、次第に技術的”各論”の展示が目に付く様になってまいります。

 ワタシの様なトウシロには判りかねますが、おそらくは掘削する相手の岩盤の性状に合わせて、幾種類もの切削工具が用意されていたものと思われます。このあたりは金属加工用のバイトエンドミルなどとも相通じるモノがありそうです。

 各種工具の他には、坑内での人員移送に使われていたトロッコや、ありとあらゆる種類の酸素ボンベやガスマスクの類。ホントはもっともっと大量に展示してあったのですが、デジカメのバッテリー残量との兼ね合いで泣く泣くコレくらいにしておきました。

 時に一酸化炭素が噴出する危険な坑内で、作業員の方々の命を繋いだ”防具”のひとつひとつには真剣さが溢れており、細部まで目を凝らして見ますと隅々まで真面目に作られている事が分かります。誤解を恐れずに云えば、機能美すらも感じさせてくれる逸品の数々なので、ワタシは10分くらいこのあたりの展示品にクギ付けとなって凝視しておりました。・・・「あっ、アレ?”たこヨメ”さんは?」あきれてズカズカとかなーり先まで行っちゃってる様子です。「お~い、待ってちょ~」

 それじゃ、また明日!

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

2014年6月 2日 (月)

花咲く、水無月

 はい、こんばんは!昨日の1日(ついたち)は日曜日(ブログ定休日)だったんで更新をお休みさせて頂きましたが、本日より、当ブログも”6月”に入りました。また、本篇ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方も”6月仕様”に更新しておきました。全国の御愛読者の皆さん、今月も引き続きよろしく御願い申しあげます。

20140601012014060102 今日も夜明けとともに起きて、すぐにテレビの天気予報を見ましたら、東京の予想最高気温は33℃と云うので、いきなりゲンナリ(笑)。

 もう一度カベに掛けてあるカレンダーを見て確認・・・やっぱ7月になったんぢゃ無いよね。先週後半からは全国的に真夏日の続く毎日で、ようやく春に慣れたばかりのカラダも急速な加熱(笑泣)によりアチコチがおかしくなってまいります。ワタシの御同輩(&諸先輩の)”トシあるね関係者”諸兄はくれぐれも御自愛くださいますよう御願い申しあげます。

20140601032014060104 ・・・少しでも涼しいうちにと、今朝は6時過ぎにアパートを出ましたが、目の前の公園には、アジサイ・ガクアジサイ・アサガオ(なのかな?コレは)がそろそろ勢い良く一気に咲き始めております。

 どの花も、ワタシの中のイメージに拠れば「雨露に濡れた瑞々しい姿」と云うコトになってるんですが、ここのところの天候では「真夏に咲いた、遅咲きのマヌケなヤツら」に見えてしまって可哀想です。ともあれ、コレは朝早くに見つけたチョット嬉しい風景でした。

 そもそも”水無月”と云うのは”旧暦6月”の雰囲気を表したモンなのだろうから、現在の感覚では、これからツユなのに水が無いと云うのは如何なモノかと思いますが、ホントに雨も降る時期にはしっかりと降るべきところに降ってくれないと、またまたアチコチのダムが”渇水”だとか云い始めて大騒ぎになってしまいます。まぁね、ワタシは出来るだけ夜のうちに「ダー」っと降って、朝からカラっと(無風で)晴れる、そんなツユこそを理想としておりますけどね(無いんだけど、そんなの:泣笑)。出来るだけ理想に近い水無月であらんことを。

 それじゃ、また明日!・・・本日は超小ネタにて失礼。

 2013年3月4日以前の過去記事は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

 このブログを読んで、マセラティを初めとするイタリア旧車の世界に足を踏み入れたくなってしまったアナタ(あんまりいない様な気がするケド:笑)は、マイクロ・デポ株式会社の公式ホームページ「マセラティに乗りませんか・・・」の方ものぞいて見てくださいね。さらにディープなネタ、やってます。

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