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マイクロ・デポ株式会社”公式ウェブサイト”「マセラティに乗りませんか・・・」

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2015年10月

2015年10月31日 (土)

それなりにハードな週末の夕方でしたワ

 はい、こんばんは!今日も晴れ晴れとした土曜日で、思いっきり”シゴト日和”でした。朝一番で、昨日継続車検をパスしたシトロエンC3を引き取りに「国分寺のU」さんの奥様が御来店、ちょっとムリ目な朝一番での御納車をお願い(ホントすみませんでした:御主人にヨロシク!・・・無事に帰れたかなぁ:笑)したのは、本日、そのアトこんな具合となる予定だったからであります。

20151031012015103102 ・・・ま、コレは本日夕方の、ある一瞬の時間を切り取ったに過ぎないモノですが、場内には昨日の夕方にディーラーから引き取ってきて、午前中にエンジンオイル交換を終え、午後から始めてもらったウインドーフィルムを貼る作業がちょうど済んだばかりのフィアットニューパンダプラス(「千葉市のK」さん号:夕方の御電話有難うございました。11月3日(火・祝)、お待ちしてまーす!)が納車の時を待っております。で、オモテでは、昨日のブログ記事でチラっと御案内したマセラティクアトロポルテⅣ前期型(本日も早速複数の御照会を頂いております。皆さんに感謝!)が商品化作業を受けておりました。そのようなところに「おぐ」さんが襲来(笑)、継続車検の御打ち合わせのための御来店です。コンディション把握のための試乗と打ち合わせが済んでちょうどお帰りになるまさにその直前にワタシはフィルム屋さんと打ち合わせをしておりましたが、そこにまた「テツヲタ」さん親子が予期せぬタイミングで襲来(昼間の奥様御来店ですべて済んでたと思ってたのヨ:泣笑→わざわざ足を運ばせてスミマセンでした)。そんなワケで「おぐ」さんお帰りの時には御挨拶も出来ませんで申し訳ありませんでした。「テツヲタ」さんも昼間の奥様と云い、何度も御足労頂きまして有難うございました。な、ところに先の「Kさん」からの御電話を頂戴した次第で、アタマがとっ散らかってて要領を得ない会話となってしまいコチラの方もスミマセンでした。・・・って、今日は謝ってばっかり(泣笑)。

 それじゃ、また来週!あ、御約束の時間となりましたんでワタシはこれから”ホルモン屋”へ。みんなも来る?

 マセラティでイッてみよう!Part2・Part3を通したすべての過去記事への一気到達用ページ(このページが便利ですので”お気に入り”にブックマークしてください)を新設いたしました。

 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

2015年10月30日 (金)

マセラティクアトロポルテⅣ前期型の白、新入荷!

 はい、こんばんは!今日の東京練馬は朝からカラっとした快晴でありました。実質的な10月の最終日であった金曜日は、朝から金融機関の人々や集金関係の協力会社さん方が「こんちは、さよなら」状態で、気ぜわしく出入りしつつ右往左往しておったワケですが、ワタシはシトロエンDS3の継続車検準備やら、マセラティ222SRの内装組立やらで、ほとんどいつもと同じ様に過ごせました。

201510300120151030022015103003201510300420151030052015103006 ・・・そんな夕方、また新たなるレジェンドとかレガシー(どっちも国産車の名前だなぁ:笑)足り得るか、走行距離5.2万キロちょっとのマセラティクアトロポルテⅣV6前期型が入荷いたしました。

 内装を丁寧に養生されて積載車に載ってやってきたソレは、夕闇に映える純白の華麗なボディを纏っております。コレに組み合わされるインテリアはアヴォリオ(アイボリー)革装。

 「アヴォリオ内装のマセラティと云えば、特にマイクロ・デポ」と業界人に云わしめた(ホントか?:笑)、もはや平成の練馬名物であります。

 アヴォリオの内装に設えられたウッドパネルの艶やかさも、この個体の素体としての上質さを余すことなく表現しております。ビトルボ系マセラティに関しては、走行距離の多寡や、多少の年式の前後などよりも、以前のオーナー様がどういった扱いをされていたかが、本当に大きくコンディションを左右いたします。何時の日にか、こんなマシンを超絶デポ仕上げにして乗ってみたいよなぁ、自分が(そんなの一度も持ったコトない:泣笑)。ともあれ、明日から御覧になれますヨ。いまだ商品化が済んでいない入荷ホヤホヤの状態ではありますけれど。クアトロポルテⅣの前期V6でこんなにスゴイのは、いまやなかなか”そんじょそこら”にはありませんからね、”マセラティ専門店”を標榜する当店ならでは。

 さぁ、明日の晩は久しぶりに”ホルモン屋”に行くんだぁ。ソレを想い、糧にして、朝からまた頑張らなくっちゃ。・・・にしても、”たこヨメ”帰って来ないなぁ・・・あ~ハラ減った(泣笑)。

 それじゃ、また明日。

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 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

2015年10月29日 (木)

マセラティシャマルの下回りを、またまた見る

 はい、こんばんは!今朝起きたときは雨がアガっていたので「やりぃ~!!」と云いたくなるよな高揚した気分となりました。気合充実で始めたのですが、今日も、なんとなく忙しない感じで取っ替えひっかえ入れ替えつつの作業でした。

201510290120151029022015102903201510290420151029052015102906 ・・・で、昨晩からリフトアップしておいた「練馬のH」さんの”ニ号サン(笑)”ことマセラティシャマルであります。

 先日のマセラティデイに参加するための鈴鹿までの往還を無事達成して、昨日の朝に御預かりいたしました。

 本日は、ブレーキ回りの清掃を始めとして入念に下回りを仕上げなおしたり、ミッションオイル交換・デファレンシャルギアオイル交換・ブレーキフルード交換など”シルもの”の定期交換を主に行いました。

 当店の車検は、通常車検場にて正面突破の正攻法により突破いたします。よって、現場の検査官から細かいツッコミを入れられない様に、頂戴出来るコストの中で出来る限りの方策を採りつつ、いつも真剣に臨んでおります。「旧いクルマだからこそ」下回りなどは、いつも丁寧にケアしてやりたいものですね。さ、明日も、またもう一丁継続車検だワ。

 それじゃ、また明日。

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 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

2015年10月28日 (水)

結構、段取り替えしてるのヨ、これでも(笑泣)

 はい、こんばんは!今日の東京練馬は9月下旬の気温だったそうで、早朝仕様の着衣のままでは、徐々に暑く感じられる気候でした。こうしてちょっと暖かくて天気が良いのも今シーズン最後なのかなと思いまして、ワタシの方は水仕事中心の一日でしたが・・・

2015102801_22015102802_220151028032015102804 ・・・朝一番で「練馬のH」さん(今日もお土産を有難うございました!)が、ともにマセラティデイから無事帰ってきたマセラティシャマルの継続車検整備のために御来店。リフトの上では、本日エンジン再始動の時を迎えたマセラティ222SR(「湯河原のN」さん号)がホイールも取り付けられて準備万端の着地姿勢に。

 オモテでは、マセラティ222SR(「郡山のA」さん号)の”中身”であるすべてのフロアカーペットとフロアマットの洗浄&乾燥作業が絶賛開催中(笑)。ソレが一段落着いたところに、「横浜のK」さんが御来店。マセラティクアトロポルテⅣV8エボルツィオーネをその場でリフトアップして作業に供するため、無事にエンジンが回ったNさんの222SRをいったんオモテの定置場に移して”段取り替え”を行いました。

20151028052015102806 ・・・闘い済んで、日が暮れて。KさんのビアンコV8エボを送り出したあとは、またまた”段取り替え”です。今度は明日の朝からHさんのシャマルに取り掛かる予定ですが、下回り見たら結構キレイ(そう云えば、ついこの間、下回りの仕上げはやったんだっけ:笑)なままですね。Aさんのカーペットもほとんど乾いたみたいなので、明日の朝からサクサクと作業の続きが出来そうです。・・・えっ?ひょっとすると今晩雨(かもしれない)なの?!う~、夜が明けたらアガってます様に(願)!

 それじゃ、また明日。

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 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

2015年10月27日 (火)

マセラティ222SR、2台を同時上映(笑)な一日

 はい、こんばんは!今日の東京練馬は天気は良かったけれど、気温が急激に上がったり、強い風が巻く様に吹き付けたりとカラダにコタえる一日でした。そのような中でシトロエンDS3の継続車検のために、朝早くからクルマを自走搬送してくださった「国分寺のU」さんの奥様、本日は差し入れを有難うございました!いつもスミマセン。お連れのお友達もさぞや「ヘンな店!」と思われたコトと存じます(笑泣)。

2015102701201510270220151027032015102704 ・・・本日は、朝から2台のマセラティ222SRをこねくり回した(笑)一日でありました。

 なんだか終日暴風の吹き荒れた屋外では「郡山のA」さんライフルグレー号の、二十数年の経年でついに落ちてきてしまった天井アルカンタラを張り直す工作の二日目。詳しくは、また別途記事を設ける予定ですが、ようやく本日の夕刻に天井張りまでイキましたので、張りたてホヤホヤの図で御勘弁を。明日は引き続き周辺トリムの復元や清掃を行いながらの内装組立作業を続行予定。そして場内では「湯河原のN」さんブラックダージリンメタ号に、昨日結晶塗装工程を経た左右カムカバーとインジェクションサージタンクの組み付けやタイミングベルト交換などの作業を行いました。エンジンの再始動まで、あとヒト息であります。

 ・・・あー、と云うワケで、本日はメロメロに”どツカれさん(泣笑)”なので、小ネタで許してください。

 それじゃ、また明日。

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 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

2015年10月26日 (月)

オトナ(ジジイとも云う:笑)限定”おでん会”

 はい、こんばんは!週明けも快調に始まりました、軽やかな”たこちゃん”であります。本日もマセラティ222SR(「郡山のA」さん号)の室内大分解&天井降ろしを朝一番より豪快にコナし、アルカンタラ洗浄(洗濯機でぐるぐる)の後、物干しに掛けたら、今度は査定で、とある場所までマセラティを見にイッてまいりました。

 なんだか気分が爽快なのは、昨日曜日の商談の成果のみならず、ひょっとしてコレのせいか?

2015102601201510260220151026032015102604 ・・・一昨日、土曜日の夜。ワタシなどは、もうメッタなコトでは電車に乗って夜の街へと繰り出すなんてのはありませんのですが、人生の大先達からのお誘いとあってはイカないワケにはまいりません。

 夕方になると「た~こ~ちゃん、あーそーぼ!」ってな雰囲気を漂わせながら、嬉しそうに「町内会のM」さんがデポまでワタシを誘いにわざわざお越しくださいました。二人して、よしなしごとを楽しく語らいつつ、バスやら地下鉄やらその他諸々を乗り継いでまいりますと、いまだ酒は入ってないのにスッカリ時間の感覚はウスれ、あっと云う間に都内のとある閑静な高級住宅街の一角まで到達いたしました。改札を出てほどなく、駅で待ち合わせていた”たこヨメ”があらぬ方向から登場、反対側の出口から回ってきたとの由。とにかく今夜のパラダイス目指して月夜の闇を歩きます。

2015102605201510260620151026072015102608 ・・・で、ジジイ(&ババ・・・”ペシっ!”あーんイタいよぉー:泣笑)限定でお送りする平均年齢55才アッパーの集いがコレでございやす。「ジジイ限定サブカルチャーナイトinおでん屋」

 Mさんがあらかじめ予約していてくださった個室は、御覧の様に落ち着いてユッタリ寛げる空間でしたが、コチラは云わば”天上界”の御席。階下の一般客スペースでは大きなおでん鍋の群れをぐるり取り囲むように立錐の余地無く(とは云っても皆座ってはいるんだけれど)人々が舌鼓をウッテおりました。ソレを横目で見ながら席に通されると既に「調布のU」さんが待ち構えていらっしゃいました。いつもは約束の時間に極めて正確だと評判の「Hでございます」さんのお姿がまだ見えません。そのうちUさんの携帯が鳴り、どうやら、近所で迷っている御様子。迷うハズだよ、ひとりで初めて来たらぜってぇーに分かんないモン、ここ。ほどなくして到着した「Hでございます」さんの「おととい携帯電話を失くしたハナシ」と云う実話なれどもネタかと思う様な完成度を誇る爆笑必至の”一席”から(”ダメ男の集い”か”ホルモン屋の集い”の席でぜひ本人御自身に”再演”して頂きたい:笑)始まりまして・・・途中、ナニを嗅ぎつけたのか”りよたろう先生”からも御電話が(泣笑)。

2015102609_22015102610_2 ・・・一切の勘定書きが無い”豪快極まる”お品書きを眺めつつ、生ビールが来たので、まずは乾杯!

 超絶な一品料理の数々と、ほぼ透明なれどホドよく上品にダシの利いたツユに浮かんだ各種おでんを楽しみながら、「(白子見て)あ、ハカイダー!っつーか、光明寺博士とも云う」などと冗談に興じつつの宴も終盤、「Hでございます」さん渾身の作”マットジャイロ”の現物が初披露されました。「この”スジ彫り”が、”スジ彫り”がぁ・・・」とその工作の精密さ加減を絶賛するMさん、お口あんぐりのUさん。「おもちゃプラモを如何に根性入れて作るか」との命題にひとつの到達点を示した素晴らしいマットジャイロはあくまでも「”ホルモン屋”の白煙煙る中で初飛行に供したい」とは「Hでございます」さんの弁。アッと云う間に閉店時間となりましたので、この品格と味の割りにかなりリーズナブルな勘定を皆で払い、その後はMさん秘匿(笑)の隠れ家での二次会になだれ込み。いよいよディープなプラモ&蔵書コレクションの数々が出て来るわ出てくるわでワタシも”口あんぐり”でした。ホント楽しかったなぁ。久しぶりにハラの底から嬉しかったので、Mさんとワタシら夫婦が光が丘駅から徒歩で家まで帰る道すがら、ワタシの出身幼稚園から大学まで、すべての校歌をソラで歌ってみせる芸(迷惑千万!:泣笑)を御披露しつつ、楽しい夜は更けていきました。また、誘ってくださいまし!!

 それじゃ、また明日。

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2015年10月24日 (土)

マセラティスパイダーザガートは、屋根カッとばしてもカッチョいい!

 はい、こんばんは!今日もスッキリと日本晴れながら、”PM2.5”が降り注ぐ(大泣)東京練馬ではありましたが、朝からマセラティスパイダーザガート後期型を回送するところから始まりました。

201510240120151024022015102403201510240420151024052015102406 ・・・もう、スッカリくるまたちが溢れ返っているのは皆さんに御馴染でございますが、「テツヲタ」さんを煩わして臨機応変にテンポラリーな置き場を確保しつつ凌いでおります(ホント、いつもスミマセンっ!)。

 そのような屋根付ガレージからスパイダーザガートを店舗まで快走して回送(笑)しました。「やっぱりスパイダーザガートは、外から見ててもカッコいいわね」とたこヨメは自画自賛の体でしたが、店の前に並べて幌をキレイに畳んでみますと、より一層良いお味が出ておりますね。
 ちょうどそのようなところに「町内会のM」さんが、いきなり”ホッピー”を携えて御来店。「ええっ?呑むの今晩(そのハナシはまた今度)ぢゃなかったの??」と一瞬思いましたが、フレンチブルーミーティングで手に入れたスペシャルラベルの特注品でした(いつも差し入れを有難うございます!)。そのままシングルカムビトルボを体感して頂きつつ、MさんのクアトロポルテⅣにはラジエターサブタンク交換とドア内張りトリム脱着固定作業を瞬時に(笑)行い、そのあとスパイダーザガートを場内に仕舞いました。明日は遠方よりわざわざ見に来てくださる御客様(Kさん、お気をつけてお越しください!)がいらっしゃるので、コレで準備万端です。さぁ、呑み行こうっ!!

 それじゃ、また来週。今週もたくさんの皆さんからコメントを頂戴いたしました。感謝、感謝!デス。

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2015年10月23日 (金)

ブレーキローターを塗りながら・・・

 はい、こんばんは!今朝起きて空を見上げて、いきなりタメ息が出そう。「あ~あ、今日は夕方、(越谷の)Cさんの”納車の儀”なんだけどなぁ。やっぱ雨降るのかなぁ」・・・天気予報を見ると「ポツポツと小雨がパラつくかもよ」くらいの事を云ってます。ま、いたし方あるまいと出社して、まずは昨日の夕方帰り掛けにいったん拭きあげていたCさんのマセラティクアトロポルテⅣV8の外装をもう一回拭きたおしておきました。もうこの数カ月の間と云うもの、隣の工事現場から得体の知れない粉塵が降ってくるので、毎日何度も場内外のクルマを拭く作業が必要となってしまうんです。

2015102301201510230220151023032015102304 ・・・その後、午前中のワタシは、自動車保険の御契約内容の変更や更新関係の業務でパソコンと電話の前に座りっぱなしとなりましたが、昼メシ明けからは現場作業に復帰。もう一度Cさんのクアトロポルテを拭き上げ(またも新品のウエスは真っ黒、いったい何が降ってるんダロ)たのち、今度はリフト上にあるマセラティ222SR(「湯河原のN」さん号)のブレーキマスターシリンダー交換を三男が行ってる間、ワタシはブレーキローターを”作る”係りに任命され、新品ストックのブレーキローターを使用出来る状態にまで仕上げる作業に励んでおりました。新品と申しましても、この手のイタ旧車のモノですから、国産車や高年式欧州車の様なワケにはまいりません。まずは表面に塗られた防錆油を有機溶剤で何度も拭きたおし、よく脱脂したあとに、今度は防錆と見た目の装飾のために各当たり面以外の部分にエアブラシで色を入れていきます。そしてまた脱脂と錆び取りの繰り返しです。

2015102305201510230620151023072015102308 ・・・「あ、そろそろ御約束の時間だな」と思っていた矢先、15分ほどハヤくCさんが御来店くださいました。「こんちわぁ~、ナニやってんの?」「あ、新品のブレーキローター塗ってんの。」「ふ~ん、何で?」「ま、話すと長くなっちゃうからいいや(笑)。あと少しでコレ終わるから、先に弟から説明聞いててヨ。」・・・で”長くなっちゃう”ところが上項のハナシなのでした。想えばCさんに可愛がって頂いているのは、創業時以来。マセラティ・非マセラティを含めていったい何台納めさせて頂いたコトでありましょう。「Cさんはホント楽でいいや。売る時も納める時も。」「もう、だいたい分かっちゃってるからね。」いつもそうだけど、そんなCさんは、試乗の時も納車の時も、現車を前にして決して舞い上がったり喜びを口にしたりはしてくれません。いつも「ふ~ん(アタリマエ)」ってお顔をしています。でも、コレって究極の信頼関係だと思うんで、もっとジジイになってもそのままで居て欲しいと思ってます。とりあえず安全運転で楽しんでね、Cさん(無事に着いたかなぁ・・・雨はなんとか踏ん張ってくれた様ですね)!

 それじゃ、また明日。

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2015年10月22日 (木)

平凡なれど充実した一日

 はい、こんばんは!東京は本日も爽やかな日本晴れの一日でしたね。昨日のワタシはほとんど一日中出掛けていたので、ソレを挽回すべく本日木曜日は日没まで現場作業に勤しみました。

2015102201201510220220151022032015102204 ・・・本日やってるコトは、ウチでは平凡な作業ばかりです。

 場内ではマセラティ222SR(「湯河原のN」さん号)の下回りに防錆処理したりチッピングガードを吹き付けたり耐熱塗装したりブレーキキャリパーを清掃したりと終日地味な作業ばかりを続けておりました。

 はずしたホイールは裏までキレイに洗いあげ、タイヤもチェックいたします・・・あ、タイヤは交換した方がいいみたい。山は残ってるケド、ひび割れが出始めてるナ。思わず、見た目ツヤツヤに仕上げちゃったけど(笑泣)。明日もブレーキ回りの整備を続行予定です。

 オモテでは、明日の夕方に納車予定のマセラティクアトロポルテⅣV8(「越谷のC」さん号)の内外装最終仕上げを行いました。コチラの方も拭き・磨き・艶出し・各部給油などの地味な作業ばかり。特にどうせ見えなくなっちゃうところに手を入れてやってる間は「ナニやってんダロ、オレ」って思うコトもしばしばですが、そんな作業でも数時間積み重ねてまいりますと俄然周囲が輝きを増してくるモノです。

 そんな作業中、「目黒のH」さんが、スーツ着てネクタイ締めた格好でモトグッツィのツアラーにうち跨って初めて御来店くださいました。色々とお話したり、グルッと各ヤードを御覧に入れたり、御試乗頂いたりした結果、シングルカムビトルボ特有の”ズンドコ振動”をお気に召された御様子でした。そのまま東北方面に御自身が擁する工場へと御出張だと仰られてたケド、15:00の便には間に合ったのかなぁ。・・・と、こうして地道な布教活動にも勤しんでるワケです。「テツヲタ」さん御夫妻、本日は商談に時ならぬ加勢(笑)を賜りまして有難うございました。ナマの体験談が、ビトルボに初めて触れたHさんにも届き易かったと思いますヨ。さぁ、明日も地道に匍匐前進するコトといたしますか。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月21日 (水)

やっぱ、ゴールドって響きはいいねぇ~(笑)

 はい、こんばんは!本日は一日中ドンヨリと曇り空であった東京練馬でしたが、ラジオの天気予報では「ぜってー降らないから、オモテに洗濯もの干して良し!(要旨要約)」との御宣託を云い続けるので、今にも降り出しそうな空を見上げつつ「ホントかぁ?」と訝りつつ過ごしましたが、実際に降りませんでした。天気の予報って奥が深いよな。

20151021012015102102 ・・・午前中には神奈川県のとあるところまで査定に行ってまいりましたが、当然コペンローブをフルオープン状態にして往復いたしました。現地でミッチリと試乗させて頂いたその帰り道・・・ふと見れば助手席にコロがしておいたワタシの携帯電話が鳴動しています。ちょうど環状8号線の陸橋の上で停止中だったんで、電話番号を見ますと、見慣れない(ワタシの携帯電話にも番号登録していない)03始まりの固定電話番号です。出ようか出まいか逡巡いたしましたが、とりあえず出てみたらウチの保険会社の担当チームのねーちゃんでした。「今、大丈夫ですかぁ?」「運転中だっつーの!!何?」「かくかくシカジカで・・・」(・・・けっ!こんな緊急性の低い(しかも面倒なコトを代理店に押しつけてくる)内容の電話、わざわざ携帯に掛けてくるなよ、しかも、このタイミングで。せっかく”夢のゴールド免許”が目前なのに。)と咄嗟に思いながらだったので思わず語気も荒くなると云うモンです。

 想えば、前回のチャンスの時も、更新時期目前で”携帯電話”にヤラれたんでした。前々回は馬鹿ナビに散々降り回された挙句に約束の時間に遅れてレインボーブリッジ周辺で迷い、あせってUターンかましたらソコで御用となり、あえなく撃沈。前々々回はあとヒト月そこそこと云うタイミングでまさかのレッカー移動・・・そもそも、そのまた前の時にヒト月にレッカー2発と保管法違反(結婚直前の引っ越し中に新しいマンションの前にビトルボスパイダーを停車させてたらどこかのバ○が通報、閑静な住宅街で充分な幅を持った杉並区独特の一方通行道路なのに・・・無粋な車庫標章ステッカーを貼ってなかったのと午後10時を回っているからと、なぜか駐車違反ではなくて保管法でキップを切ると譲らない公僕。ちなみに保管法でキラれると6点で一発免停の行政処分)を喰らって同じ月に10点トラれて10万円以上をお上に納金させられた上に、2日間にも及ぶ講習を受けても”30日免停”の実刑(泣笑)を喰らうハメとなったのが、「もう東京はイヤだぁ!」とばかりに現在ワタシが千葉に家を構えている理由(発端)の80%以上を占めてますんで、人生初めてのゴールド免許はワタシにとって値千金なのであります。ホント、かなり昔から安全運転を励行し、車間距離もキッチリと空けつつ遵法速度で走行するのが通例のワタシにこそ相応しい色だ、ゴールド(ハヤく更新にいきたいわぁ:笑)。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月20日 (火)

ランチアイプシロンのヘッドライトレンズで大ハマりの予感する継続車検に敢えて正攻法の正面突破でチャレンジする

 はい、こんばんは!今日も朝から日本晴れな東京練馬、然れどもワタシたちのアタマの中は朝から暗雲タレこめる曇天でした。無いアタマを使うのは、ホントにカラダに良くありません(笑泣)。

20151020012015102002201510200320151020042015102005201510200620151020072015102008 ・・・ま、とにかく、お役所的機関の気まぐれに振り回された一日。

 ハナシの発端は、先週「浜松のU」さんから掛かってきた一本の電話。たまたま出た三男に「あーイプシロンなんですけどねぇー、コッチの知り合いの整備屋で継続車検取ろうと思ったんだけどねぇー、ヘッドライトの検査通すのがコッチの陸事ではま~ず難しいって、他の整備ぜーんぶやり終わってから放り出されたモンで、ほんなコト云われてもねぇー、どーすりゃいいですかね?」「あー、それぢゃコッチに持ってきた方がハナシは早いですヨ、きっとなんとかします。」「んじゃ、そーします。19日の夜に発って、20日の朝に付く様に行きますワ、積載車に乗って」

 で、ワタシもそう云ったヤリトリがあったと報告を受けてはおりましたが「自信無ぇーなぁ~(ま、三男なんとかするダロ:笑)」くらいの穏やかならざる心持ち。無手勝流ではイカんと、”周辺事情”を再度一からチェックし直しました。従来は車検でのヘッドライトの検査はハイビームでのみ行なうものでありましたが、近年にいたって、HIDやLEDのヘッドライト球が主流かつ安価になった事に伴って、やたらめったら対向車を幻惑させる様な(特にあと付けの)ロービームが問題となったらしく、先の9月1日から”ロービームでの検査”と云う事になってしまいました。お陰で、そうでなくても日常的に混んでる東京の陸事では終日敷地のソトまで受検車が並んでしまうくらいに大混乱。なぜなら、国産車を含めてほとんどのクルマがパス出来ない様なレギュレーションになっちまってるから多くのクルマが一旦不合格となり、その再検査のため場内をグチャグチャに受検車が走り回るしかない状態となってしまうためです。

 一応、平成10年8月31日以前の製造車は「従来通りに”ハイビーム合わせ”で良し」と除外対象にされてはいるのですが、このイプシロンは平成16年登録車なので、間違いなく”ロービーム合わせ”の対象車です。

 ムカシのガラス製ヘッドライトレンズ時代は、ディーラー車も並行輸入車も右側通行用光軸の”左向きカット”を持ったレンズに、国内新規登録時にはほとんど例外なく交換対策(でないと、ナンバー付かなかった)されていたので、このあたり大きな問題とはならなかったのですが、樹脂製のレンズ主流になってからと云うものは、レンズ自体にはカットが入っていないのが通例です。よって光の拡散具合や方向は内部にあるリフレクターのカットでキメておりますゆえ、事実上分解が不可能な樹脂製ヘッドライトAssyに於いては、その対策は困難を極めます。

 国道246号線の事故渋滞により、Uさんの到着が予定より2時間半も遅れている間に、急遽”直前作戦会議”を開催。「どのようにリフレクター(の一部分のみ)への照射を遮るか、またその方法は如何?」「レンズはバラせない、となればバルブ穴からでしか勝負出来ないぢゃん」と喧々諤々の”理系的(笑)”議論の末、現地対応用の装備を選定してコトに臨みました。

20151020092015102010 Uさんが積載車の中で仮眠をとっている間、ワタシたちは新車検対応仕様の”実験”に取り掛かりました。作業の比較的楽な右目の方だけに、まずは三男が寝ずに考案した”魔法”を掛けてみました。テスター屋さんの自動検査機を占有(笑)して、テスター社長の御意見を伺いながら少しずつ改装。どうにか満足の出来るモノに到達し得たのはお昼を回った頃でした。左右を同じ理念の仕様とし、勇躍三人で陸事へ。午後のラウンドで無事に継続車検をパスするコトが出来ました(喜)。とりあえずウチの場合、今度はマセラティ3200GTあたりでチャレンジしなけりゃなりませんね。当然”魔法”の中身は企業秘密であります(笑)ヨ。いつもの様にイタ車の神様降臨に感謝する事しきりです。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月19日 (月)

ラ・フェスタミッレミリア La Festa Mille Miglia 2015

 はい、こんばんは! 一昨日の土曜日はクアトロポルテⅣまみれの通常全日営業、昨日の日曜日は午前中に墓参り三連発→練馬アニメーションカーニバル2015(ぶっちゃけ年々パワーダウンしとるゾ:怒泣)へのちょびっと参加→寝る!!であった休日、本日も原則的にクアトロポルテⅣまみれの続き・・・であったワタシにとって、世の中では例年通りに”天上界”の方々が派手なイベントを盛り上げておられました。「豊島区のM」さんから初日(於:代官山蔦屋Tサイト)の模様が送られてきました(いつも、”ネタ提供”有難うございます!)ので、本日はソレをホンの少しだけ御案内です。

201510190120151019022015101903201510190420151019052015101906 ・・・実は14枚もの画像を賜ったんですが、トリミングやモザイク加工でチカラ尽きて(本日も腕がプルプルなんでスミマセン!)、6枚ダケの御紹介となりました。詳しいコトを御覧になりたい方はラ・フェスタミッレミリア La Festa Mille Miglia 2015公式サイトの方を御覧になってくださいましな。

 ワタシ、サイクルフェンダーのクルマは基本的にロータスセブン以外は「あうと・おぶ・がんちゅ~」なのですが、唯一のマセラティ参加車だと云うコトでとりあえず小さい画像を載せておきました。Tipo63バードケージや450Sあたりが走ってくれれば見に行きます(笑)。

 ワタシにとっての白眉はランチアフラミニアザガートだナ。惜しいのは、コレで鉛色だったらと、ソコが悔やまれてなりません。・・・あー、アッピアザガートの方も居る!コレも小さくて可愛いナ。ともあれ、参加車はロッソなのが多いのね。エントリーリストを拝見いたしますと、多数の著名人や同業者諸兄も参加している様子ですが、実際にはフレンチブルーのブガッティ・イヤーであったらしく、世界各地から同社製造車に乗った方々が来ているみたいですね。ソッチの方はいよいよ興味ウスいんで、”オーバー70”の方々にお任せいたします。このイベントも国際的に格上げを図っているらしく、年々本格的に”当時レギュレーションしばり”にコダワリをみせておりますが、アルファ33とか、フェラーリ312とか、ストラトスが走り回る(可能性のある)タルガ・フローリオの方が、ワタシには刺さりますので、ソレの国内リメイク版を所望。1963年生まれのワタシは60年代・70年代に強く惹かれます。本日の午後、「中央区のT」さんが、マセラティギブリⅡのパンク(サイドウオールを画鋲ブスッ!:いたずらヒドい:怒泣)修理のため、人形町の人形焼を携えて(いつもスミマセン!)御来店くださいましたが、ソコで「ジャッカー電撃隊(音出ます、注意!)」の主題歌を歌い合えたのが、本日一番の収穫でありました(オレたちゃ、あくまでも”庶民的レトロ”を追求するんだモンね:笑)。あー、そういえば、もう一年以上前にアップした”懐かしのラジオ音源ねた”の方にも、昨日付けで当該チャンネルのアップ主様御本人より暖かいコメントを賜りました。こちらも庶民的レトロ追求の成果(笑)でありましょうか。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月17日 (土)

マセラティクアトロポルテⅣ後期型のリモコンミラースイッチなどのハナシ

 はい、こんばんは!今朝も雨降りから始まった土曜日、今日は運動会など予定されていた方々もいらっしゃると思われますが、大概順延になっちゃったのではなかろうかと思います。ウチはいつもの通り雨天でも営業でしたケド。まぁ、午後になったらビミョ~に雨雲も踏ん張ってくれました。

201510170120151017022015101703201510170420151017052015101706 ・・・まー、今日も昨日の続きをジクジクと攻めてまいりたいと思います。ワタシに課せられたミッションは左右リモコンドアミラーのミラー角度調整動作がスムーズに行えない症状のシュートです。

 「まっ、とりあえずスイッチをバラしてみようか」と、リモコンミラースイッチをハズしに掛かりました。同じクアトロポルテⅣでも前期型と後期型以降では、スイッチの付いている場所も取り付け方法もぜ~んぜん違います。

 スイッチそれ自体はまったく同じモノを用いているのに、後期型&エボルツィオーネでは、「センターコンソールのロワーウッドパネルに”裏側から”スイッチフェイスだけが顔を出す様に取り付けよ」と云う御無体な指令(笑)がおりており、アトから修理をしようと試みる作業者の意欲を大きく減退(泣)させるホドに凝った作りにしてあります。実は、本日初めの画像が、そのために分解した壮絶な状況(笑)であります。

 ここまで来るのに・・・アッパーウッドパネル(エアコンコントローラーや各個別スイッチが付いている前方方向のパネル)を留めているトルクス頭のタッピングビス2本を取り、相手の皮革に張り付いてしまっているウッドパネルを割らない様(色んなコトしながら)丁寧に引き出しますが、中途半端な体勢のまま”腹筋”の姿勢で個別スイッチ裏のハーネスを9本抜き取り、その下方にあるエアコンコントローラーのハーネスをほぼ手探りでハズしながらの作業となります。アッパーがトレたら今度はようやく本丸のロワーパネルです。アッパーパネルによって隠されていたロワーパネルを留めている精密プラス頭のタッピングビス2本を取り、次に前方からロワーパネルを浮かせたままの状態で中途半端な体勢のまま”腹筋”の姿勢をとりつつ、豪奢な皮革製のシフトセレクターブーツベースをロワーパネルの裏側から留めている4つのナット(7mm頭)を緩めてワッシャーとともにハズします。ハズれたシフトブーツをウッドパネルの大きな穴を知恵の輪の様に潜らせて分離が出来れば、もう少しだけロワーパネルが浮かせられる様になります。今度はセンターコンソールボックスのフタ(ヒジ掛け)を開け、ボックス部を抜き出します。灰皿とその土台もついでに抜き取ります。あ、そうそう、パーキングブレーキのウッドノブも”いもネジ”を緩めて抜き取っておきましょう。あー、そのまた下にある豪奢な皮革製のパーキングブレーキブーツも前述のシフトセレクターブーツと同様にハズします。シガーライター・ATパワーモードスイッチ・ATスノーモードスイッチ・サス現衰力可変スイッチの裏側にある各カプラーと今回の主役リモコンミラースイッチのカプラーのすべてをゴニョゴニョとどうにか抜いたら、ようやくロワーウッドパネルをセンターコンソール本体から分離するコトが出来ます。リモコンミラースイッチそのものをウッドパネルの裏側からハズし(プラス頭のボルトなんダヨ、ここがよりによって・・・六角のナットにしておいてくれれば、こんなにバラさずにイケるかも知れないのに:泣笑)たら、分解して内部をチェック&清掃、各部接点をキレイにして組み立て直し(ソレが残りの画像)ます。

 ・・・すべてを画像で説明すりゃいいんですケド・・・この作業にはそんな撮影の余裕無し(笑泣)!!周囲をヨゴさず、キズ付けずに養生しながら遂行しなければなりませんし、なによりチェックポイントが多過ぎなんですヨ。

20151017072015101708 ・・・で、以上のプロセスを丸っきり反対に遡って(当然組立工程は、各部ハーネスのチェックや再結線、端子の接点復活剤による清掃をしながらなので、一層たいへんにキマっているのですが:泣笑)組み上げたのが左画像の状態です。リモコンミラーの不調もスイッチ内部のビミョーな接触不良が原因であると判明しましたので、もう関連箇所をバラす事も無かろうと、昨日ヤラなかったドアの内張りトリムまでも組み上げました。ミラー根元にある三角トリム内のツイーターの取り付け爪が破損してたので、スピーカーAssyごと交換して取り付けたら無事に目出度く完成!エンジンを始動させて、本日の主役リモコンミラーの動作以外にも、只今分解してしまったスイッチ類の動作とエアコンコントローラーの動作をすべて再チェックし直します。

2015101709_22015101710 ・・・あ~、そんなコトやってる折も折り、昨日の当ブログで御紹介した画像を御覧にになったオーナーのCさんより午前中に御電話を賜りまして「GPSの効きはどーでもいいから左側に付けてヨぉ~」と御指摘を受けましたんで、急遽作戦会議の後、三男が出動、御覧の様に移設を完了いたしました。ところで、左の画像(と本日冒頭の画像)はフラッシュを使用しないで撮影したモノ、右の画像はフラッシュ使用の画像です。こうして見てると同じ色目とは思えないくらいに色が違って見えちゃってます。正真正銘の同個体なんですケドね。さぁ、もう納車まであと少しです。来週も頑張ろう、おー!!

 それじゃ、また来週。今週も皆さんのコメントを楽しませて頂きました。有難うございます!

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2015年10月16日 (金)

練馬アニメカーニバル2015、明日から2Days!

 はい、こんばんは!昨日までの日本晴れとは打って変わって、今朝起きたら、ショボショボと雨降りでイヤになっちゃいます。だいたい今日が一日中雨降りなんて「聞いてないよぉ~!」・・・然れども、事前の約束通りに、早朝から塗装工場のフロント氏が積載車に乗ってやってきて、加修の完成したマセラティクアトロポルテⅣV8(「越谷のC」さん号)を届けてくれましたが、入れ替えにマセラティクアトロポルテⅣV6前期型6MT(「えびしま@おおむら」さん号)を積載車に載せながら「今日、雨だなんて云ってなかったよねぇ」「なんだか、クルマ入れ替える時はいつも雨降りの様な気がするなぁ。どっちか雨男なんじゃないっすかぁ(笑泣)」なんてやりとりをいたしました。あ~あ。

2015101601_2201510160220151016032015101604 ・・・仕方がないので、いったんマセラティ222SR(「湯河原のN」さん号)を最上段までリフトアップして、”親ガメ子ガメ”状態にて作業を実行するコトといたしました。

 場内にクアトロポルテをバックで入れる時、水滴が付いててうしろが見にくかったので、ちょっと運転席のウインドーを開けてみたら、動作はすれども「ごりごりごり」といやぁ~な引き摺り音がいたしますので、「あー、キミもウインドーレギュレータがダメですか・・・」とタメ息交じり(泣笑)にドアトリムの分解が急遽決定。レギュレータを降ろしたり、ドアラッチ金具をハズしたりと一日中ドアの中に手を突っ込んでおりました。夕方までにはレギュレータの洗浄修理給油調整と、ドアラッチの洗浄給油を済ませて、ビニールシートと各リンクをヒーヒー云いながらようやく組立終えました。一方で三男さんは、Cさんからオファーのあった「なんかレーダー探知機だかGPSだかみたいなモン(笑)」の配線取り回しと本体の取り付け加工のため内装をバラバラに分解しておりましたが、やっぱ、アトから始めて先に終わりやんの(泣)。ワタシは続いて、ドアミラーの”ミラー動作不調”シュートに取り組まなければなりません。今度は電動格納機構の方ではなくて、内部ミラーを上下左右に動かす方の問題解決に労力を費やします。あ~あ。

2015101605 ・・・と、そんな”ゲンジツ”を吹きトバすイベントが今年も賑々しく開催されるらしいです。練馬アニメカーニバル2015(10月17日(土)・18日(日)於:練馬駅北口周辺)と練馬まつり(10月18日(日)於:としまえん)です。当ブログを御覧になっている読者様方の中でも、遠方にお住まいの方々は「練馬?何ソレ」って感じかも知れませんが、いや、練馬っていいところですヨ、ホントに。なにしろ”練馬大根・超絶マセラティ・世界に誇る一大アニメーション産業”が三大名物(笑)なんですからね。緑化率も都内ナンバーワンだと云われておりますし、区の税収が良いから、今では全般的に隅々まで手が入っている感じの美しい景観が自慢の都市になりました。生憎と明日の天気予報は雨模様みたいですが、この機会にぜひ練馬にお越しになって、ついでにマイクロ・デポまでハナシを聞きに行くというのもまた一興ではなかろうかと思ふモノであります。(実際にアニメイベントに来たついでに当店まで立ち寄られた方々も今までに何人もいらっしゃいますヨ)。と云ったワケで、明日土曜日(明後日の日曜日は定休日デス)も皆さんのお越しをお待ち申し上げておりま~す!

 それじゃ、また明日。

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2015年10月15日 (木)

”納車の儀”、何度やってもイイ気持ち

 はい、こんばんは!本日も日本晴れの東京練馬、大安でお日柄もヒジョーに良い一日。コレは”納車の儀”に相応しかろうと、一昨日にその旨をお伝えし、今日の午後には「調布のU」さんに御来店頂きました(納車祝いに”紅白醗酵葡萄ジュース:笑”のお差し入れも有難うございました!)。

20151015012015101502201510150320151015042015101505201510150620151015072015101508 ・・・「御約束の時間には、まだ15分ほどあるな」と最後の最後にもう一度やろうと思っていた”ウインドーシールドの内側仕上げ拭き”を行いに階下へと降りましたら、もう「調布のU」さんが喜色満面で写真撮ってました(笑)。

♪いぃーつのーコトーだかーおもいだしてごーらんーあんなコトーこんなことーあったでしょー・・・あんなコト①あんなコト②こんなコト①こんなコト②etc、エトセトラが走馬灯の様に・・・。

 「こんなモンで如何でしょうか、色々と御不満はおありでしょうがお許しください。(いつものワタシの常套句なんです)」「いやぁ、想像以上です。元の状態を知ってるからね、より一層・・・」「(ホッ・・・)有難うございます」

 こうしたやりとりがどんなにか我々を救うものでありましょうか。もう、ホントに納車時”御対面”その瞬間まで、「あーもあろう、こーもあろう」と少しでも喜びのインパクトを増大させて差し上げようと一生懸命に専心努力を傾けましても、御満足頂けるかどうかは御客様の心証ひとつでありますから、いつも真剣勝負です。

 内外装、エンジンルーム、ラゲッジルームの仕上がりをひと通り眺めていただいたら、交換したパーツをすべて御覧に入れながら御説明いたします。続いては、コックピットドリルをしながら、ひとつひとつの機能を御案内がてらに動作させ、その正常作動を御確認頂きます。そして、旧いマセラティ特有の注意点と、当該車輌の個体差についての御説明をいたします。今まで数々の欧州車を所有されてきましたが、左ハンドル車はなぜか初めてだと仰るUさんでしたが、帰路は渋滞も無くノーストレスだったそうで、無事御自宅に到着の報は御電話にてもたらされました。皆さんの歓びがそのままワタシたちのモチベーションとなる納車の儀、創業以来何百回も行ってはまいりましたが、毎回心から感謝するモノです。どうぞ安全運転でお楽しみください。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月14日 (水)

1/43で夢を見よう

 はい、こんばんは!本日も秋晴れの好天に恵まれました東京練馬では、太陽の国イタリアから”ン十年前”にやってまいりましたマセラティたちの再製造(笑)作業ばかりが日々繰り返されております。

2015101401201510140220151014032015101404 ・・・こちらが、たいへんお待たせしております「湯河原のNさん」にお納めするマセラティ222SRでございます。先日、塗装工場より戻ってまいりまして、車庫入れをする時になにげなく窓を開けたら、今度は閉める時に「がらがらがら・・・」といつものレギュレータずっこけ症を引き起こしておりましたので、天気も良いゆえ即分解と相成った次第。

 ジャンボパーツクリーナーを三本も用いて、分解したレギュレータユニットの各構成要素ごとに洗浄してまいります。前にも書きましたが、揮発性有機溶剤ゆえに、手袋をしているとはいえ、とことん”ニギニギ”しながら汚れを吸い出すばかりの作業は真冬にやりますと冗談抜きで凍傷になります。翻って本日は年間を通じても何日も無いよな好天でありましたので、作業はサクサクと・・・なところに、これから鉄道博物館に赴かれるという「テツヲタ」さんがいきなり襲来(笑泣)、御土産を有難うございました(鉄道の日=鉄道記念日の今宵、酒の肴に早速:喜)。

2015101405201510140620151014072015101408 ・・・んな、1/1”ゲンジツ”の世界から、今宵は1/43の旧いマセラティたちを侍らせてユメの世界を机上に再現して楽しむコトといたしました。

 通常マイクロ・デポのゲンジツは、せいぜい80年代90年代のビミョ~な旧さを誇る(笑)マセラティまみれなワケですが、机上のユメの方にはフォーミュラーワンまで交えて60年代70年代の天上界車ばかりを並べてみました。

 先日「練馬のH」さんが、マセラティシャマルのパワーシートスイッチ交換のために御来店になった際、ゾロゾロと引き出しの中から掻き出してテーブルの上に並べて遊んだのをそのまま写真に撮ったと云うワケです。現代のミニチュアカーとは違って、往時の味わい深いモノ(ほぼ40~50年前のモノです)なので、全体のフォルムやディテールにケチをつけては無粋と云うモノ。コレはワタシが中学生の頃から結婚するまでの間に集め、今まで持ち続けているミニカーの一部です。この中では・・・実際に当店で1/1を扱ったコトがあるのはマセラティインディくらいですかね。その他のヤツも一度は手掛けてみたいとは思えども・・・今しばらくは天上(天井?:笑)界に行っておられますんで、どうなりますコトやら。初代のクアトロポルテなんて、ホント自分が乗りたいモンなァ(モノホンじじいになったら:笑)。いいなぁ、旧~いマセラティ。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月13日 (火)

いつもの夕景(笑)

 はい、こんばんは!昨日までの三連休も明けた火曜日、ワタシんところはいつもと変わらずにこんな具合デス。朝からずぅ~っとウェザーストリップの裏側に付着した瞬間接着剤のアトを地道に削り取る作業が続けられました。

20151013012015101302 ・・・エンジンをバラしたり、ミッションを降ろしたり、内装を分解したりと云う作業にはある種の”華”がありましょうが(そうかぁ?:笑)、依然にダレかが行ったテキトーな応急処置の尻拭い(だいたい、ボディにウェザーストリップを接着するのに瞬着なんかツカうなよなぁ~)的な作業は、もんのすごくハードな割に、傍から見てると「なんのこっちゃ(ソレって必要なの?)」ってな感じの地味さなので、ハレがましさなどは微塵もありません。しかしながら、後の完全な作業のためには、どうしても不可欠な工程なのであります。闘い済んで日が暮れて・・・こうして夕景に映えるマセラティたちのフォルムを見ておりますと、なんとか明日も頑張ろうと云う気持ちになるのだから不思議なモンです。相手が旧いマセラティだからこそ堪えられるんダロな、きっと。それにしても、目・指先・ヒジから先・首筋・肩・背中・脚腰と、”トシあるね”を実感する状態ではあります。今日もハヤく寝よ。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月12日 (月)

今日は一日“鉄うた”三昧

 はい、(ちょっとハヤいけど:笑)こんばんは!本日は、朝一番より「八王子のK」さんに、また午後一番には「練馬のH」さんに(マセラティシャマルで)御来店頂きました。お二方ともお休み中と云うのに御足労頂きまして申し訳ございませんでした。

 本日のお題は、”現在進行形”のネタ・・・

 「八王子のK」さんのマセラティクアトロポルテV6後期型の左リアドアの内張りトリムをハズして、その場で両腕をドア内に突っ込んでゴニョゴニョとハーネスを弄っておりましたら・・・

 「テツヲタさんから電話ですよ」「(・・・う~)はいはい、あオカモトです」「NHK-FMって聞こえます?」「(ナニをやぶからぼうに)って、どーゆー意味?」「あ、今日ね、NHK-FMで昼から晩まで”テツ歌”ばっかり流れるんで、ひとつヨロシク。今ね、イルカのなごり雪が流れてますから・・・」「(チューナー動かしながら)なんかよく分からないケド、例の祝日によくやってる”三昧シリーズ”のヤツね」「あ、そうそう、そーです。」「んぢゃ、聞いておきましょう」

 午後から夕方までは、マセラティクアトロポルテV6前期型(「えびしま@おおむら」さんのみどり号)のフロントウインドーレギュレータの脱着分解調整作業の続き。例によって「どーすりゃいーのよ、コレ」状態で8本のアシ(笑)を駆使しつつ作業をしながら、傍らのラジオから流れる”さだまさし”の声色に、遠く長崎への想いを馳せつつ、ちょっとシミジミとしちゃいました。

 と云うワケで、NHK-FMでそういった番組やってます(今晩10時まで)んで、皆さんも休日の夜をお楽しみください。意外と面白い(普段聞かない様な曲ばっかり出てくる)モンですよ。ワタシの方は「今日も一日クアトロポルテのドアに腕を突っこみ三昧」でしたが(泣笑)

 NHKネットラジオらじる☆らじるでも聞ける様ですから、FMチューナー無くても大丈夫デスよ。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月10日 (土)

マセラティスパイダーザガート後期型、入荷!

 はい、こんばんは!え~っ、世の中はまたまた”サンレンキュ~”なんですってね。ワタシら”しもじも”にとりましては、普通に土曜日でしたケド(泣笑)。まっ、”にくたいろーどー”のあとはメシが美味いので、ソレだけが褒美かな。

20151010012015101002201510100320151010042015101005201510100620151010072015101008201510100920151010102015101011201510101220151010132015101014201510101520151010162015101017201510101820151010192015101020201510102120151010222015101023201510102420151010252015101026 ・・・で、マセラティスパイダーザガート後期型の新入荷御案内です。・・・いきなり”超絶”デス(笑)。

 当ブログのヘビーな読者様方であれば、このスパイダーザガートこそ、ワタシが最も愛してやまないビトルボマセラティの一台であるコトを先刻御承知かも知れません。軽い補足説明はウチの公式サイトのコチラのコーナーを御覧ください。

 い~なー。こんなチャンとしたスパイダーザガートに初めから接することの出来る未来のオーナー様がちょっと羨ましい。

 ダークアクアマリンメタの外装色に黒革&ブルーグレーアルカンタラのコンビネーションは”粋”そのものであります。紺色のトップ(幌)もこれまたオシャレさんです。

 ワタシ、このマシンの好きなところは、”ビミョ~な(んでもって、開きもしない:笑)三角窓”であったりもします。この”とってつけた感”がいかにも「ザガート仕事」って感じがするので、このウットリするよなサイドビューに、より一層の魅力を付加している様に思えるのです。・・・もっとも、そーとー”ビョーキ”が進んでいないとこの境地には達しないとは思いますが(笑)。

 ソレにいたしましても、ようやくこのスパイダーザガートにも「そろそろ旧車として認めてやろうではないか」と云った機運が出てきておりますのは、ここ20年近くの間「スパイダーザガート、いいですヨ!ねっ?いいでしょ!!」とシツコク色んなところで訴えてきたワタシといたしましては感慨深いモノがございます。

 兄弟車のマセラティカリフとともに、”ザガートの作品”であると云った部分が、ここにきて少しクローズアップされてきたのも、遅まきながらマニア受けし始めた要因のひとつであるコトも間違いのないところでしょう。ザガート本社のエントランスに陳列されてるらしいですからね。ワタシも一度は訪れてみたいモノではあります。

 今朝もマセラティクアトロポルテⅣV8エボルツィオーネにお乗りの「杉並区のT」さんが別件で御来店になりましたので、強引に御試乗して頂きました。

 「まだ、ちょっと暖気が必要なんで、しばらくゆっくりと走りますね」と路地を徐行走行。そのうち真っ直ぐで見通しの良い広めの都道に出ました。「あ、滑走路に出ましたんで、これから”離陸”いたしまぁ~っす!」「(Tさん)・・・おっ、おっ、お~~~!!ワッハッハ・・・面白いな、コレ!」

 デ・トマソ期ビトルボマセラティのシングルカムユニットには、その後のモデルで洗練されてしまったために削ぎ落とされた”何か(サムスィングエルスってやつ?)”がやっぱり宿っている様な気がいたします。

 世の中にキチンとした個体があまりにも少なかったために、誤解され続けてマニアックな人気を獲得出来なかったビトルボ系マセラティですが、今では中古車市場の中からダメなものはスッカリ淘汰され、ある程度以上のモノしか残れなくなっております。

 マセラティのビトルボ系スパイダーと云えば、のべ50台以上を手掛け、自らも5台の所有歴があるワタシこと”たこちゃん”と語り合い(ホントのところをお話いたします、良くも悪しきも。)ながら商談し、そんな会話のキャッチボールの中で、維持していく楽しみのイメージも生まれ、心積もり(ある種の覚悟?:笑)も出来ます。スパイダーザガートはマイクロ・デポで心行くまで御試乗の上、買ってください。

 それじゃ、また来週。今週も一週間、有難うございました!・・・明後日の体育の日は朝から出てマスよ。

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 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

2015年10月 9日 (金)

マセラティクアトロポルテⅣのドアミラー電動格納機構をとことん分解する

 はい、こんばんは!あー、サワヤカな秋晴れが続いております。まさに食欲の秋、昨日はモツ鍋、一昨日はスキ焼きとディナーの方はゴッテリと頂いております。ワタシ、食欲は旺盛なんだけれども風邪の方は一進一退です。鼻づまりがくるしゅーてくるしゅーて(泣笑)。

2015100901201510090220151009032015100904201510090520151009062015100907201510090820151009092015100910201510091120151009122015100913201510091420151009152015100916201510091720151009182015100919201510092020151009212015100922 ・・・昨日の表題に”軽~く”が入っていたのは、今日のを”重~く”にしようと思っていたからなのですが、この際”とことん”としてみました。さぁ、バラすぞぉ~!

 クアトロポルテⅣやギブリⅡ中期以降用のリモコンミラーには、御存知の様に電動格納機構が装着されておりますが、昨日御案内した工程により外装を分離いたしますと、内部には”冷たいメカトロニクス(笑)”が愛想も無く息づいているコトが分かります。

 ②画像の様に、ミラーの前後左右動作を司るユニットと、電動格納動作を司るユニットに分離出来ます。本日は電動格納機構の方ダケをとことん分解していこうと云う趣向です。

 樹脂のカバーをめくりますと、いきなりシンプルなプリント基板と小さなモーターが顔を覗かせます。もう、この段階で「エラいコトしてしもーたぁー」な気分が我が心の中には横溢してしまうワケですが、こーなったら見えるビスを片っ端からはずしていくしかございません。

 あー、卍状の銅製導通板が、なんとなくプラプラにフローティングマウントされておりやす。「穴がDカットでその周囲にダボが生えてるので、ここの位置決めがキモだな」と想像を働かせながら分解を進めます。

 途中で登場する各樹脂部材はドレもピッチリした嵌め合い精度でハマっておりますので、「絶対にトレる!」と確信していない限り、分解するのが憚られる質感です。

 まるでプラモデル用のマブチモーターみたいなモーターの軸には樹脂製のウォームギアがシッカリと圧入されており、減速機構の初めの部分にメリ込む様に配置されているのが分かります。

 グリスにまみれたギアとソレに貼りついた小さな樹脂のシムをそっと抜き取りながら、失くさない様に洗浄しておきます。

 モーター軸のウォームギアとソレが噛んでいる一枚目のギアは樹脂製ですが、もう少し旧いロットの製品ですと、モーターウォームが金属製で、グリスが切れると一枚目の樹脂ギアをほじくってしまうトラブルもありました。

 すべてのギアを完全に個別となるまで分解し、それぞれを洗浄して、ギアの減り具合を観察いたしますが、コレと云った問題は無い様子です。

 だけど、文句を云うのは簡単ですが、こういった機構の数々を思いつき、積み重ねてきた人類の叡智にはアタマがさがりますね。

 例えば、⑰の軸にハマっている樹脂パーツと、⑳の三つ巴金具が「普段は、(ミラー本体の)開状態の定位置をシッカリと保持しつつ、ブツけたりなどで衝撃が加わった場合には内部の減速機構にソレが伝わらない様に閉状態となる・・・で、何事も無かった様に手動で”強制開”にすれば、元通りに動作する」と云った相反する動作要素を実現しているのです。

 ひとつひとつのパーツには小さな魂が籠っている様です。どのひとつが欠けても正常動作しないのですから・・・このケースでは結局ダイオードの不良である(電気的問題)コトが判明し・・・この工程がまったくのムダ(泣笑)・・・小さな基板ごと交換して解決いたしました。ちなみにミラーAssyで交換すればトータル○○(ものすご)万円です(笑)。同じ症状でも、原因がメカの場合あり、電気の場合ありで、メカトロニクス修理の難しさを感じた一幕でありました。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月 8日 (木)

マセラティクアトロポルテⅣの電動格納リモコンミラーを軽~く分解する

 はい、こんばんは!本日の東京練馬は、どピーカンの青空なれど、北海道を襲っている大型台風の影響か、たいへんに強い風が吹き荒れる一日とはなりました。皆さんのお住まい周辺では如何でありましたでしょうか。

201510080120151008022015100803201510080420151008052015100806201510080720151008082015100809201510081020151008112015100812 ・・・あー、ハッキリ云って、今晩のネタもノーベル賞とはホド遠いチマチマしたものですから、初めに云っておきますケドあんまり面白くないヨ(笑泣)。以前にお届けしたネタの、ある意味続編と云った感じで御覧頂こうと思います。

 もう、ここのところは、各種マセラティクアトロポルテⅣのドアにひっついてるモンばっかりとお戯れな日々(笑)を送っておりますワタシですが、ま~ずまともに動かなくなっちゃうのが多くてコマってしまいます。ちなみに、この一ヶ月間の間に15回くらい、旧いマセラティ用ドアミラーの脱着分解調整修理を行っておりますから、ミョーに”勘”を取り戻していまや熟練工となっております。

 あ~、キモだけ書いておきましょうね、”ひとりごと”として(笑)。

 ②のタッピングビスは長いのと短いのが2本ずつある。

 ⑦の”カエルの足”状バネは片側のみはずす。

 ⑪のビスは隠れて無い一本ダケが長い。

 ホントは内部機構部分まで分解するコトが最初から分かっている場合の手順は、⑩⑪を先にやってから、①~⑨を行えばいいのですが、割れたり欠けたりしたミラーのみを交換する場合には、本日御案内した手順でよろしいかと思います。

 一旦、ドアミラーを誤ってドコかにぶつけ、それ以来、なんとなくミラー本体がグラグラする様になったなどと云った症状の場合には、⑪のビス3本を増し締めするコトにより解決する場合が多いです。もっとも、こうして、ボディからミラーAssyを分離した状態では簡単に締め込むコトが出来ますが、ボディにくっ付いてる状態のままではなかなか力を込めて締め込むのは難しいかも知れませんね。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月 7日 (水)

”理系”のヒト、やっぱスゴイなぁってつくづく思ふ

 はい、こんばんは!今日は強い風もあって肌寒いながら、スカッと晴れわたり気持ちの良い一日を送らせて頂けた東京練馬です。ここのところ「調布のU」さんのクルマに齧り付き(笑)ながら、御当人が数日前のコメントで体調を崩されている様子を書かれておられましたので些かならず心配しておったのですが、昨日「町内会のM」さんより「映画を見に行ったトカ云ってましたヨ」と伺ってホッとしております。この秋の風邪はお腹に入るタイプのヤツとワタシのようにノドとハナとを往ったり来たりで長引くヤツがあるみたいです。とにかく日々朝晩の寒暖差が激しいので、主に”トシあるね関係者”の皆さんはくれぐれも御自愛頂きたいと願うモノであります。

 昨日「風邪の特効薬は無い」なんて嘆いてたら、なんか顆粒状のモンが”旧いフォグランプとともに(笑)”大分方面から送られてきてるんだけど、用法&用量が書いてありません。・・・あ、この方も”理系”だった(ともあれ、有難いコトであります:感謝!)。何故かウチの顧客様には理系の方が多い。

 昨日は大村智先生のノーベル賞受賞ネタでしたが、引き続いて今度は”ニュートリノ”だよ、”ニュートリノ”!・・・って何?って感じの”ニュートリノ”に質量が存在するコトを実証した功績により、東京大学宇宙線研究所の梶田隆章教授(56)がノーベル物理学賞を受賞されたそうです。すでに昨日のコメント欄でも皆さんから触れられておりましたね。ワタシなどは”ニュートリノ”と聞けば自動的に「小柴先生=スーパーカミオカンデ」を想い出すのですが、たこヨメの実家に住んでた頃に、たこヨメ実母が近所のスーパーにあった怪しげな(笑)健康器具販売特設ブースにて小柴先生とお知り合いとなり、「あんなに偉い先生なのに、とぉ~ってもコシの低いイイ方だったワ」と名刺を嬉しそうに貰ってきたコトもありました。その怪しげな健康器具は母も先生も買いまして、ワタシも毎朝の出掛けにその器具(ウチでは”ビリビリ椅子”って呼んでた:笑)に15分ほど座ってましたヨ、そう云えば。

 今朝のニュース報道を見ましたら、果たして梶田先生は小柴先生のお弟子さんだったんですね、やっぱり。小柴先生も嬉しそうにインタビューに答えておられましたが、今回受賞された御本人の梶田先生も、これまた人品卑しからぬ高潔な感じの方で、やはりコシは低い。”超絶理系脳”を持ちながら対人折衝にも長け、高い経営者感覚とかプロデュース能力まで兼ね備えた人物であるところは小柴先生譲りなのでありましょう。なにせ、素人目には何度原理を聞いても理解不能なスーパーカミオカンデ、ソレを維持し続けるダケの膨大なコストを文系の○○役人から毎年引っ張り出さねばならない使命もあろうかと思いますのでね。都内江東区にある日本科学未来館と云う、ワタシが”ハコもの丸出し”と今まで思っていた施設には、このあたりを分かりやすく説明したコーナーが設けてあるらしいです。ちなみに昨日御案内した大村先生の業績を記したコーナーもあるようですから、”文系バ○丸出し”のワタシも向学のために今度イッてみようかなと思っておりますヨ。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月 6日 (火)

実るほど頭を垂れる稲穂かなのココロ

 はい、こんばんは!本日の東京練馬は秋晴れの爽やかな一日ではありましたが、早朝は、寒いくらいでした(あー、さっきアパートに帰ってくる時もサムかったなぁ)。事務所にアガって、もう一枚上に羽織ってくればよかったと思えど、やっぱり”アトのカーニバル”。二の腕をさすりながら屋外作業してたけど、風邪がちっとも良くならないのは、毎日朝からこんなコトばっかりしてるせいなのかも知れません。

 風邪の特効薬は無いケド、昨日来、抗寄生虫薬「イベルメクチン(途上国の寄生虫病<オンコセルカ症>患者に年1、2回使用することで、失明を防ぐ薬らしい・・・年間2億人以上が使用)」のもとになる物質を発見、その新薬開発につなげた業績が高く評価され、ノーベル医学生理学賞が大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授(80)に授与される事が決まったと云うニュースが大々的に報じられておりますね。

 今日は、大村博士へのインタビューの様子が傍らのラジオから何度も流れてまいりましたが、お話を伺うと、本当にお人柄の良さそうな老紳士でありました。ずいぶん前に先立たれた奥さんの仏壇に受賞の報告をしたと仰るくだりでは、なにかシンミリとさせるものがありましたが、とにかく明るく前向きで正直な感じが微笑ましい先生です。山梨大卒業後、都内の夜間高校で教鞭を取っていたと云う異色の来歴もまたステキで、手に油をつけて、学ぶ生徒たちの姿を見て、「もう一度、研究の道に進もう」と決意されたのだそうです。「今、私は80歳ですが、まず81歳まで生きることです。その間に少しでも、特に山梨の郷里のためになることをやりたい」「国は地方再生などといっていますが、いちばん、やらなければいけないのは教育です。それは科学ができるとか、数学ができるとかじゃなくて、人に尊敬される、徳をもった生活をしたり、仕事をしたりできるような人、そういう本当の人間を育てたい」・・・こういう高い徳を備えた先生が、人生の晩節になってから、こうして(日本ではあまり一般的に知られていなかった)業績を認められ称えられるのは素直に素晴らしい事であると感じます。ノーベル賞キメてるヤツもエライ(笑)。久しぶりに心温まる報道に元気を貰いました。大村智 2億人を病魔から守った科学者って本もかなり以前に出版されてたらしいですから機会があれば読んでみたいものです。・・・ところで、”秋風邪”の特効薬もそろそろダレか開発しないか(泣笑)。

 それじゃ、また明日。

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2015年10月 5日 (月)

マセラティクアトロポルテV6エボルツィオーネのドアトリムをハズしてのあれやコレや(その2:ドアラッチAssyの取り出し方法)

 ・・・はひはひ、グシュグシュ・・・はっ、はっ、、、ビェッくしょん!・・・はい、こんばんは。まー、この風邪は予想通りに長引いておりやす。ちょっと良くなったかなぁと思うと、またブリ返しますな。ホントは昨夜2年越しで楽しみにしていたイベント(以前に取り上げた”六大学応援合戦”)を見に行こうと画策しておったのですが、歌舞伎町の人ごみで風邪が悪化してはマズいと自粛して、土曜日の夜から今朝まで、ホトンド布団から出るコト無く過ごした日曜日となりました。ワタシの知らないあいだにラグビー日本代表はサモア戦で圧勝したんですってね、ホントにスゴイわ。

201510050120151005022015100503201510050420151005052015100506201510050720151005082015100509201510051020151005112015100512 ・・・で、本日は、そういった華やかな大舞台とはまったく縁の無い、地道極まる”匍匐前進”作業(泣)の様子を中継録画で御案内するといたしましょう。

 ああ、このネタ、前回は半月以上も前だったんですね。・・・前回は、とりあえずドアトリムをハズすところまでを余すところ無くお伝えいたしましたが、今回は、より具体的に、ドアラッチAssyを交換若しくは給油&調整するためのプロセスで欠かすことの出来ない「取り出し方」にシボっての工程案内となっております。

 ドアラッチAssy内部には、ドアをボディとキッチリ密着させるための”ラッチ機構”はもちろんのコト、”ロック機構(リアはチャイルドロック機構も含む)”(集中)ロックモーターユニットとドア下&室内灯のON/OFFを司るマイクロスイッチがすべて封入内蔵されています。こういった機構部品の数々は、すべて一体ユニット化されておりますので、どのひとつが問題となっておりましても、ユニット丸ごとの交換が必要になってしまうパーツです。

 今回のサンプルカーはマセラティクアトロポルテⅣの中でも最後期のエボルツィオーネ型ですが、リンク棒の線径が細く且つ剛性の高いモノとなっております上に、ドアインナーパネルの作業穴も、後のメンテナンスが容易となる様に種々改良されておりますので、ソレらがまったく考慮されていなかった(泣)最初期型や前期型よりも遥かに作業がし易いです。但し、本日の画像にもありますように、どうしても”手探り”での作業が要求される部分は残されており、「ドコにどのようなネジやボルトナットがどんな角度で入っているか」とか「ハーネスのロックはどの位置でどのような理念でトマっているか(今回も写真の撮影が不可能でした:泣)」など、すでに判っていてやっていても、”根性”を要します(し、実際結構イタいのよ:笑泣)。最難関は⑪のリンクはずしの逆、要は組み立てる時でしょうね。指先でしか勝負出来ないのがココの脱着作業。鈑金塗装屋さんやガラス艤装屋さん、電装屋さんなどがここをバラした場合には、相当な時間を掛けて何度もヤリ直しをさせられるので、多くの場合にイライラしてジャマなインナービニールシートを破いてしま(この画像内では、あらかじめインナーシートをどかしてあります)ったり、最低なのはウインドーレギュレータAssy自体の樹脂チューブをブチ折ってある場合も。ソレくらいに真冬など(で、ソレが前期型以前のモデルの場合は特に)は、ホントにきつい仕事となります。

 それじゃ、また明日!

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2015年10月 3日 (土)

マセラティの委託販売、やっぱり”専門店”で売るのが、結局は早道デス!

 はい、こんばんは!今日の東京練馬は晴天に恵まれて、絶好の御試乗日和となりました。奥様御同伴でわざわざ早朝に御自宅を出て御来店くださいました「Kさん」には心から感謝いたしております。早速のお買い上げ、誠に有難うございました。

 ところで本日は、またまた”そっと皆さんにお願い”したいのです。以前にもこのネタはやりましたが、すべての読者様方が遡って当ブログを御覧になるとも限りませんので、定期的に書いておかねばなりませんね。日々チェックされているマセラティフリークの方々はもちろんのこと、そのような皆さんの周囲にいらっしゃる方々にもドシドシお奨め願います。フェイスブックなどのSNSをやっておられる方々には”拡散希望(笑)”いたしておりますので、ソチラも御願いいたします。

 このところ、円安を背景にした海外バイヤーの”大襲来”により、空冷ポルシェやフェラーリを中心に、日本国内での”ブランド欧州旧車”相場が暴騰しておりますのは、すでに皆さんも感じておられるかも知れません。サイワイなコト(のような、そーでもない様な:泣笑)にマセラティの世界にまでその影響が波及し始めておりまして、並み以下のコンディション車が従来考えられない様に破天荒な落札価格で流通する事態も発生しております。

 こういった高価格は、だからと云って、日本国内で流通させるのは大いにムリのある価格帯であるとワタシ自身は認識しております。・・・だって、内外装&機関&機能を”三立”させ、いわゆる”超絶仕上げ”にもって行くには、あまりにも遠いと云わざるを得ない個体が、業者間オークションに出てしまうとヤケに高いのですから。

 心あるマセラティフリークの方々、お手放しになる際には、マイクロ・デポにも一声掛けてください。専門店ならではの”商品化スキル”により、貴方の愛車を仕上げた上で委託販売に供します。

 特に、修復歴が無く、5万キロ以内までの距離僅少車は、現在は、どのマセラティでありましても委託販売が可能となっております。とりわけ、もはや当店でのみ”完全なる商品化”が可能であると思われるビトルボマセラティであれば、あちらこちらに瑕疵や故障のある個体でも、若干の時間と手間を掛けてしっかりと完動品に仕立てあげ、次のオーナー様には美しく逞しい姿でバトンをお渡し申し上げます。もちろん、当店の現ユーザーさんの案件もお請けいたしますし、距離の多い案件でもまずは御相談くださいませ。ワタシの経験上、「自分のはちょっと程度が悪いのではないか・・・」と思っておられる様なオーナーさんの愛車は、えてしてそれほど(御本人の認識ほどには)アレてはいないモノであると心得ております。

 同じマセラティでありましても製造時期や車種に拠り、現況での市場性の違いなどがございますので、まずは、メールか、出来ましたら直接御電話にて詳細を御照会くださいますようお願い申し上げます。もちろん現車を持ち込んで頂いての直接査定評価も無料で行っております。近県であれば、日曜日に出張査定もいたします。もちろん無料です。

 あ、云うまでも無く60~80年代のオールドマセラティ各車や、フェラーリエンジン搭載の現行型までマセラティと名が付けばすべての御相談に乗りますヨ。但し、時々電話で相場感ダケを執拗に尋ねてくる方がいらっしゃいますが、コレは返答に窮しますんでお控えくださいますようお願い申し上げます。とにかく、マセラティ中古車は、国産車などとは違って、スペックだけでは何も判定出来ないのを御理解ください。現車を拝見しないコトには、本当のところは何も分かりません。究極いたしますと、本当のプロは「ソレが売れるか売れないか」と云う一点でのみ判定するモノです。どのように程度が良くても人気が薄くて売り難い車種や色目には高い査定は付き難く、程度はソコソコでも売れる車種や色目であれば高値となってしまいます。そして何より大切なのは、現車の”商品車としての潜在能力”を見抜く「目」と商品化するために必要な「技」なのであります。

 例えば、エアコン、ミッション、パワステ、パワーウインドー、パワーシートなどなどの不調や、天井落ち、ダッシュボードやメータークラスターの変形、ウッドパネルの退色など通常の業者さん査定やオークションの現場では大減点項目となる”難あり”の個体でも、技術的ノウハウと大量のデッドストック部品在庫を有する当店であれば商品化の段階である程度完全に近い状態まで直せます。もちろん納車までには、より精密な作業で完全に近づけるコトが可能です。さらに走行距離が少なく修復歴が無ければ、上記の様に瑕疵の多い個体でも、通常店の買い取り価格より高く手放せる可能性が大きいです。何時売れるか分からない上に、あとあとクレーム対応をしなければならない可能性のある個人売買など中途半端な方法にチャレンジするよりも、当店で”三ヶ月勝負”の委託販売をされた方が、きっと貴方の愛車であるマセラティも喜ぶと思いますし、御自身もスッキリと、そしてサワヤカにバトンを手渡せるのではなかろうかと愚考するモノです。なにしろ、当店で御購入されるお客様はマセラティをシアワセにしますからね。全国の皆さんからの御照会をお待ち申し上げております。

 只今特に募集しておりますのは、マセラティインディ、マセラティスパイダーザガート(特に後期型)、マセラティクアトロポルテⅣ(各種)、マセラティギブリⅡ(各種)、マセラティシャマル、(マセラティではないですが・・・)デ・トマソパンテーラL、フェラーリ(ディーノ可)308GT4、などなどの車種です。売るチカラも専門店ならではの強み、ワタシが新幹線や飛行機に乗って見に行きたくなる様な個体の情報をお寄せくださいませ。御願いしますっ!!

 それじゃ、また来週。・・・今週も皆さんのコメントに励まされました。有難うございます!

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2015年10月 2日 (金)

ジェンセン541がホントに来ちゃうらしい(泣笑)

 はい、こんばんは!本日は昨夜の爆弾低気圧が過ぎ去って、東京練馬では朝から台風一過の様相でしたが、北海道はたいへんみたいです。道内の皆さまにお見舞いを申し上げます。ワタシも相変わらずに鼻詰まりで頭重状態が続いておりましたが、一日中マセラティクアトロポルテⅣ前期型(「調布のU」さん号)の内外装艤装の組立やら調整やら日没まで頑張りやした。

 「あう~、今日はもー、いよいよブログネタ考え付かないなぁ」と夕暮れ時に車輌の回送をしながらボンヤリと思いを巡らせておりましたが、思いつかないモノは思いつかない。帰ってきてパソコンのメールチェックしてみたら、「おお、ちょうどいい」のがやってきてました。

2015100201201510020220151002032015100204 岡本”たこポン”和久様

 昨日は失礼いたしました。

 ところで、フォグランプ取付の件ですが、参考写真をお送りいたします。
どうかこのようにお願いいたします。
ちなみに、私のにはキバがついていませんので、スペース的には十分であると思います。

年6回、フルカラー46ページの上質紙の会報が送られてくるのですが、毎回よく書くことがあるなぁ、と感心します。
加えてテクニカルガイドも送られてきます。
たこポンのブログも2か月分集めれば相当な量になりますが、マセラティのことだけ、何十年(確かこの倶楽部が始まったのは1974年くらいからだと思いますが…)も続けるには、かなりの根性が必要かと思います。今だにぼちぼち会員数が伸びてるようですし、このまま続いていくのでしょう。

何分、どうかよろしくお願いいたします。

伊藤龍太郎 拝

 ・・・だって。 りゅたろう先生はルーカスの年代物フォグランプセットを先に手に入れて御満悦の様子。コレ上手に付けるのが、今後の我がミッションらしいです。結構カッチョいいものにはなりそうだけど。ともあれ、本体車輌の方は11月上旬には千葉へと上陸するらしいです。「速攻で予備検取って、仮ナンバー付けて一緒に高野山(ヴェトロモンターニャ)行こうヨ!また東京から自走で」なんて、ユメの中で聞いた様な気もいたしますが、きっとワタシ、微熱でボーっとしてたんで、「空耳かな」と思っておりやす。・・・空耳であって欲しい。

 昨日のスカイプは本当に久しぶりでしたが、御自宅での夕餉が「まったけご飯」であるのを思いっきり見せびらかされました。たこちゃんズ家では、ヒジキの煮物と揚げ出し豆腐といった”清貧の植物性タンパク質お精進料理”みたいなディナーでありましたので、「はっはっはっ・・・(勝ったな)」と云う勝ち誇ったお顔をされてました。・・・いいなぁ、マツタケ(この際、N谷園のお吸い物でも買ってみよ:泣笑)。

 それじゃ、また明日。・・・は、もう土曜日かよ(泣笑)。なんか風邪気味(と云うか、ハッキリひいてる:泣)でピリっとしない一週間だったなぁ。やっぱり、ニンゲンは健康が一番です。皆さんも御自愛くださいませ。明日は良き日にと願いを込めつつ、今日もハヤ目に寝ます。

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2015年10月 1日 (木)

スクープ(笑):フィアット500Xを丸の内で発見!

 はい、こんばんは!あれから、昨夜はようやく出そうで出なかった微熱が出て、氷枕して8時半に寝たら、熟睡。朝になって目が覚めますと一面の青空で、ああ、熱も下がってノドの痛みも軽快してるぅっ!「完全復活か?こりゃ」っとウキウキしてたら、やっぱり鼻が詰まり出し、ソレに従ってお空の方も下り坂(泣)。今晩あたりにゃ爆弾低気圧が襲来予定だそーで、強風が吹き荒れる様になった午後からはシャッターを閉めて作業してました。なんだか、また熱っぽい(夕方に掛ってきた”りゅたろうイタ電”のせいか、ひょっとして:泣笑)。

 「今日も、”ネタ”思い浮かばねーなぁー」・・・あ、そーいえば、メール来てたわ、コレコレ。

20151001012015100102 岡本社長殿

 「豊島区のM」でございます。たいへんご無沙汰しております。

 突然ですが、勤務先の目の前の道(丸の内仲通り)にて、発売前のFIAT500Xをみかけ、早速写真を撮りました。ブログネタにでもお使いいただければと思い、お送りいたします。背後に大きなカメラを抱えた方がおられましたので、恐らく撮影だったのだと思います。

cinquecentoのご商売の方は如何ですか?(→筆者注:あ、いや、何のハナシだっけか:笑泣)
またお目にかかれるのを楽しみにしております。(→筆者注:こちらこそ、よろしくお願いしまぁ~す!「豊島区のM」さん、ブログネタの御提供にいつも感謝いたしております。)

 と云うワケで、チンクの方もゾクゾクとニューカマーが押し寄せてまいりますなぁ。この半年ほどほっぽらかしておいた(泣)チンク専用サイト「フィアット500を中古車で」の方も、少しは更新作業しないとイケませんね。ようやく、グーグルさんの方でも、”フィアット500中古”の検索ワードで2ページ目の上の方に出てくる様になってまいりましたが、「チンクのハナシを聞かせてくださ~い!」みたいな元気の良い問い合わせは、いまだかつて一件もございません(キッパリでサッパリ・・・だけど、どーして?)。

 フィアットやアルファロメオだからと云って、手抜きは一切しない(その一例ニ例目・・・音出ます、注意!当店では、この手の(動画にある様な)構造を採ったフィアット系車やルノー車などの場合、ワイパーユニットをいったんハズしてフロントバルクヘッド内を完全に洗浄清掃し、フロントウインドー下部とバルクヘッドカバーの間に堆積したガラス表面の水垢を磨きとったのちに、ワイパーユニットを洗浄給油して、再度バルクヘッドカバーを組み立てなおしたりしております。)マイクロ・デポの姿勢がお若い方々に浸透するには、まだまだ時間が掛かりそうであります。必ず値段以上のモノがあると思うんだけどなぁ。決して敷居は高くありませんので、ハナシだけでも聞きにきてくださいますとオヂサンは嬉しく思います。

 それじゃ、また明日。・・・こそ”全快”を目指すぞぉ!

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