マイクロ・デポ株式会社”公式ウェブサイト”「マセラティに乗りませんか・・・」

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        

カテゴリー

無料ブログはココログ

« ・・・かもネッ!かもネッ!! | トップページ | ”自分さえよければ・・・”では世の中イカんと思ふ様な雑感 »

2016年1月15日 (金)

今日はもう、まかせたヨ・・・新連載シリーズ開始か?

 はい、こんばんは。今朝はスキーバスの起こした惨事のニュースで目を覚まされましたが、本当に痛々しい。操縦していた当事者たちも既に亡く、これから真実の下手人捜しとはなるのでしょうけれど、須らくなんでも安くて便利ならいいという風潮もいい加減にしておかないといけないし、かと云ってバイトで稼いだなけなしのお金でたまのレジャーを突貫日帰りツアーで楽しもうとしていた若者たちの気持ちも慮れるし、65才の些か老齢な運転手が弾丸バス運行のメインを張ってるコト自体にも老齢化社会の歪みを感じるし、原因はいまだ闇の中ですが、なんにしても年始早々心が痛む話ではあります。なんか、もっともっと心温まるハナシを聞きたいものですが、株価はピリっとしなくなってるし、例のヒトたちも事務所内の人間関係の縺れにより解散するらしいし・・・もうホント、日々のニュースには耳を傾けたくありませんね。いやでも傍らのネット情報から目には入ってきちゃうんだけど。

 ここでムリヤリ気分を一新いたしまして・・・先ほどあらためて昨日のコメント欄を拝見いたしましたら、なにやらまた、本文の内容とは一切の関連が無い”池波正太郎が如き不穏な文章(笑)”が。ところが、読み進めていくうちに格調高い(よな、そーでも無いよな)文体に絆されて、グイグイと惹き込まれてまいります。作者の方は何を思ったのでしょうか。あ、いやホントに御本人の著作なのか。真相は闇の中(笑)。

 ・・・

 ・・・

 ・・・

真夏とはいえ早暁のこと、涼しいというほどではないが、昼日中からすればまだしのぎやすい。
浜町河岸に程近い、煤ぼけた仕舞屋の並ぶ裏路地で、一人の初老の男が軒先の朝顔に水を遣っていた。
この辺りは朝が遅く、ちかくに人影はまだない。

男は長年の激務の所為で歯は欠け腰は曲がり、手は始終プルプルプルと震えていたが、その震えっぷり故に水を均等に鉢に振りまくことができているからか、男のところの朝顔は毎夏、町内で一番大きな花をつけた。
殊に、赤いヤツはその大きく丸い姿かたちから、浜町のタコと称されていた。

ふと男は柄杓を動かす手を止めた。
遠くから濃密な機械音が響いている。
男は伸びない腰を精一杯伸ばし、天を仰いで耳を澄ました。貧弱な髻がぷらん、と揺れた。
それはやがて爆音となり、こちらに近づいてくる。

V8か、…。
それは寝静まる善良な市民からすればひたすら迷惑以外の何物でもなかったが、分る者にはわかる類いのそれであった。
男の耳は長年の経験から、その音の主を正しく聞き分けていた。
大きくなってくる音。お、男は眉をピクンとさせた。

シングルプレーンだ。フェラーリか、いや、まさかな。
南蛮商人の到来からこのかた、江戸市中のフェラーリは散々に買い漁られ、今世紀半ばには、すっかり姿を消していた。

と、思う間もなく、音は橋を渡り、路地の入り口のある表通りに入ったようだ。
男はいうことを聞きたがらない全身の関節を無理くり稼働させ、上出来なロボットダンスのような挙措で東を向き、路地の入り口に目をやった。

その刹那、爆音の主は表通りから路地に向けてコーナリングを開始した。
男の目に映るのは、クリッピングのはるか手前からこちらを真っ直ぐ睨む、四角い縁取りのなかの異形のライト。
すっ飛んでくるクルマに高々と蹴り上げられた土煙が、日輪を隠す。

勢い余ったクルマのリアバンパーが、アウト側の軒下に積み上げられたガラクタの山を物凄い音とともに掻っ攫い、その直後にはイン側の天水桶をどかんと爆裂させ、その辺りで漸くグリップを回復したようで建物はどうにか避けたけれど、鼻面はまた外を向いて、細い路地を勢いよく蛇行してくる。
クルマの中では誰が大汗で立て直しに必死のはずだが、こちらからは逆光で運転手は見えない。

タコおどりが、…!
思わず、男は、歯のない口のなかでモグモグと悪態をついた。

 ・・・

 ・・・

 ・・・面白いから続きをどなたかに頼みたいと思います(変形大喜利:笑)。自称「おぐ」さんでもいいですヨ。

 それじゃー、また明日!

 マセラティでイッてみよう!Part2・Part3を通したすべての過去記事への一気到達用ページ(このページが便利ですので”お気に入り”にブックマークしてください)を新設いたしました。

 また、2013年3月4日以前の過去記事のみの閲覧は、「マセラティでイッてみよう!:Part2」で。

« ・・・かもネッ!かもネッ!! | トップページ | ”自分さえよければ・・・”では世の中イカんと思ふ様な雑感 »

コメント

すみません、ワタクシには(到底)無理です。
おぐさま、すごいです。
続きを見守りたいと思います。

震える手で朝顔に水をやるのは、30年後のたこちゃんだよな、歯はないし、無理な体勢での長年の仕事で、手は震えるは腰はいっちゃうわと!!シングルプレーンのV8を聞き分けるなんて、江戸から離れた地で、マセラティをレストアしていた、『魔威黒 出舗』の御主人だった、たこちゃんしかいないし。「かねやすまでは江戸のうち」だから、練馬は、江戸の市外だったのかな?
続きをよろしく!

↑↑&↑「Wさま」さん、「練馬のH」さん(昨日は有難うございましたぁ!)の御両人様、いつもコメントを有難うございます。やっぱ、この続きを書くのはハードなのかな、新聞の連載小説みたいでいい感じなんだけど・・・。

・・・おおっ、なかなか面白いですね。
クルマの音で車種を聞き分ける熟練エンジニアの能力は結構カッコイイと思います。

先般のダメ男の会で、たこ邸の外から響いてきた爆音でグラスポだと確信したら222SRだったって事もありましたが。でも、Hでございますさまが来た後に直ぐ町内会のMさまが現れたから、やっぱりグラスポの音だったのかな?

もうちょいコメントしたいところですが、これから仕事で福島へ向かうのでこれで失礼。
気が向いたらまたコメントいたします。

ああ、あ、このような使われ方をすることになろうとは。
赤くないシャマル情報にアコードインスパイアされただけなのに。

おぐさん、なかなか、面白いですよ!情景が浮かんで来て!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1353420/63484512

この記事へのトラックバック一覧です: 今日はもう、まかせたヨ・・・新連載シリーズ開始か?:

« ・・・かもネッ!かもネッ!! | トップページ | ”自分さえよければ・・・”では世の中イカんと思ふ様な雑感 »